Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編

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vmx_start_unit管理ユニットの一括起動

形式

vmx_start_unit [共通引数] -unit <管理ユニット名>

機能

仮想サーバマネージャに登録している管理ユニットを起動します。

このコマンドでは,管理ユニット運用ルールの一括起動時に起動する仮想サーバ数(unit.rule.start.num)だけ仮想サーバを起動します。“unit.rule.start.num”に指定した数の仮想サーバを起動できた場合,このコマンドは正常終了します。

起動する仮想サーバは,コマンド実行時のカレントバージョンの管理ユニットでデプロイされたものだけが対象となります。管理対象マシンにデプロイされている仮想サーバがカレントバージョンの管理ユニットでデプロイされたものでない場合は起動対象となりません。

同じ管理ユニットに属する仮想サーバがすでに一つ以上起動している場合は,次のような処理を行います。ただし,すでに起動している仮想サーバがカレントバージョンの管理ユニットでデプロイされたものでないときは,警告終了します。

仮想サーバを一つも起動できない場合はエラー終了します。起動できなかった仮想サーバが幾つかある場合は,警告終了します。管理ユニット運用ルールで,総デプロイ数が一括起動時の起動数に満たない場合は,デプロイされたすべての仮想サーバが起動できても警告終了します。起動できなかった仮想サーバは,vmx_list_virtualserver_statusコマンドでは「fault(starting)」,仮想サーバマネージャGUIでは「障害(起動中)」と表示されます。

引数

-unit <管理ユニット名>
起動する管理ユニット名を指定します。

入力例

管理ユニット(UNIT001)を起動する場合
vmx_start_unit -m HOST001 -u admin -p admin -unit UNIT001

戻り値

0:
正常終了しました。

1:
警告終了しました。

2:
排他エラーが発生しました。

64:
異常終了しました。