JP1/Cm2/Network Element Configuration CLI運用ガイド
構成パラメーター定義ファイルは,複数の名前空間を使用して定義します。
次の表に示す名前空間は,構成パラメーター定義ファイルで定義できる内容をすべて包括する名前空間のルートです。構成パラメーター定義ファイルを作成するときには必ず定義します。
表4-1 構成パラメーター定義ファイルの名前空間(ルート)
名前空間名 説明 略称※1 http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/jp1cm2nc/ncvcl/namespaces/nc-x.x※2 構成パラメーター定義ファイルのルートです。
全コマンドに関するパラメーターを包括します。nc-x.x※2
- 注※1
- 以降,マニュアル内では名前空間(ルート)の総称としてこの略称を使用します。
- 注※2
- 「x.x」には,名前空間のバージョンが入ります。バージョンは,1.0および2.0があります。
この名前空間nc-x.xの中に,ncvclcmdコマンドで実行したいコマンドの内容を定義していきます。
名前空間nc-x.xの内容について次に示します。
- <この項の構成>
- (1) 名前空間nc-x.xの形式(概要)
名前空間nc-x.xの形式の概要を次に示します。
名前空間nc-x.xは,各バージョンによって使用できるパラメーターが一部異なります。nc-2.0でだけサポートしているパラメーターを使用したいときは,名前空間(ルート)をnc-2.0にする必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <ncvcl_nc xmlns="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/jp1cm2nc/ncvcl/namespaces/nc-2.0※1"> <CommandList> <NC>※2 <SyncSwitchConf>※2 SyncSwitchConfの定義内容 </SyncSwitchConf> </NC> <VLAN> <SetVlanDef> : SetVlanDefの定義内容 : </SetVlanDef> <SetVlanConf> : SetVlanConfの定義内容 : </SetVlanConf> </VLAN> <SLB> <SetV-ServerConf> : SetV-ServerConfの定義内容 : </SetV-ServerConf> <SetR-ServerConf> : SetR-ServerConfの定義内容 : </SetR-ServerConf> <SetBindConf> : SetBindConfの定義内容 : </SetBindConf> </SLB> </CommandList> </ncvcl_nc>
- 注※1
- 使用するパラメーターをすべてサポートしているバージョンを指定します。
- 注※2
- nc-2.0(バージョン2.0の名前空間nc-x.x)でだけ使用できるパラメーターです。
名前空間nc-x.xを構成する各パラメーターについて,次の表に説明します。
パラメーター 説明 区分 ncvcl_nc 名前空間nc-x.xのルートです。XML宣言の次に指定します。
構成パラメーター定義ファイルの全設定内容を包括します。
この要素および配下の要素は,指定したバージョンの名前空間(nc-1.0またはnc-2.0)で定義されています。※必須 CommandList ncvcl_ncの配下に指定します。
ncvclcmdコマンドで実行するすべてのコマンドに関するパラメーターを包括します。必須 NC JP1/Cm2/NC全体に関連するコマンドの内容を設定する場合に,CommandListの配下に指定します。
JP1/Cm2/NC全体に関連するコマンドに関するパラメーターを包括する要素です。任意 SyncSwitchConf SyncSwitchConfコマンド(スイッチの構成情報の同期を取る)をncvclcmdコマンドで実行する場合に必要なパラメーターを包括する要素です。
SyncSwitchConfコマンドの内容を設定する場合に,NCの配下に指定します。
SyncSwitchConfの設定内容については,「4.2.1 スイッチの構成情報の同期を取る(SyncSwitchConf)」を参照してください。任意 VLAN VLAN関連のコマンドの内容を設定する場合に,CommandListの配下に指定します。
VLAN関連のコマンドに関するパラメーターを包括する要素です。任意 SetVlanDef SetVlanDefコマンド(VLAN定義情報を設定する)をncvclcmdコマンドで実行する場合に必要なパラメーターを包括する要素です。
SetVlanDefコマンドの内容を設定する場合に,VLANの配下に指定します。
SetVlanDefの設定内容については,「4.3.1 VLAN定義情報を設定する(SetVlanDef)」を参照してください。任意 SetVlanConf SetVlanConfコマンド(VLAN構成情報を設定する)をncvclcmdコマンドで実行する場合に必要なパラメーターを包括する要素です。
SetVlanConfコマンドの内容を設定する場合に,VLANの配下に指定します。
SetVlanConfの設定内容については,「4.3.2 VLAN構成情報を設定する(SetVlanConf)」を参照してください。任意 SLB SLB関連のコマンドの内容を設定する場合に,CommandListの配下に指定します。
SLB関連のコマンドに関するパラメーターを包括する要素です。任意 SetV-ServerConf SetV-ServerConfコマンド(論理サーバ構成情報を設定する)をncvclcmdコマンドで実行する場合に必要なパラメーターを包括する要素です。
SetV-ServerConfコマンドの内容を設定する場合に,SLBの配下に指定します。
SetV-ServerConfの設定内容については,「4.4.1 論理サーバ構成情報を設定する(SetV-ServerConf)」を参照してください。任意 SetR-ServerConf SetR-ServerConfコマンド(物理サーバ構成情報を設定する)をncvclcmdコマンドで実行する場合に必要なパラメーターを包括する要素です。
SetR-ServerConfコマンドの内容を設定する場合に,SLBの配下に指定します。
SetR-ServerConfの設定内容については,「4.4.2 物理サーバ構成情報を設定する(SetR-ServerConf)」を参照してください。任意 SetBindConf SetBindConfコマンド(バインド構成情報の設定を実行する)をncvclcmdコマンドで実行する場合に必要なパラメーターを包括する要素です。
SetBindConfコマンドの内容を設定する場合に,SLBの配下に指定します。
SetBindConfの設定内容については,「4.4.3 バインド構成情報を設定する(SetBindConf)」を参照してください。任意
- (凡例)
- 必須:必ず指定する。
- 任意:任意に指定する。
- 注※
- 名前空間nc-x.xは次のように定義します(nc-1.0の場合)。
- <ncvcl_nc xmlns="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/jp1cm2nc/ncvcl/namespaces/nc-1.0">
「図4-1 構成パラメーター定義ファイルの構成概要」の(2)は,SetVlanConfコマンドについて定義した例です。
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