JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
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クライアントのコンポーネントをインストールしたシステムでは,[スタート]メニューに,次のプログラムフォルダが作成されます。
- [JP1_NETM_DM Client]または[JP1_NETM_DM Manager]フォルダ
- [NETM_DM_Pスタートアップ]フォルダ
[NETM_DM_Pスタートアップ]フォルダは,インストール時に[オプションの設定]ダイアログボックスで,「NETM_DM_Pスタートアップフォルダを作成する」を選択した場合だけ作成されます。また,クライアントセットアップの[スタートアップ関連]パネルで,同様の設定をした場合も作成できます。
ここでは,それぞれのプログラムフォルダおよびメニューの役割について説明します。
- <この項の構成>
- (1) [JP1_NETM_DM Client]または[JP1_NETM_DM Manager]フォルダ
- (2) [NETM_DM_Pスタートアップ]フォルダ
ユーザがJP1/NETM/DMの機能を実行するときに使用するメニューが格納されています。このプログラムフォルダに格納されているメニューについて,次に説明します。
(a) クライアントの機能で使用するメニュー
[JP1_NETM_DM Client]または[JP1_NETM_DM Manager]フォルダに格納されているメニューのうち,クライアントの機能で使用するメニューについて次に説明します。
- セットアップ
クライアントの動作環境を変更するメニューです。動作環境は,通常インストール時にセンタ管理者が設定します。動作環境を変更する場合はセンタ管理者と相談してください。各プログラムのセットアップ項目の詳細については,マニュアル「構築ガイド」の「4. JP1/NETM/DM Managerをセットアップする」,「5. JP1/NETM/DM Client(中継システム)をセットアップする」,または「6. JP1/NETM/DM Client(クライアント)をセットアップする」を参照してください。
変更した動作環境は,PCを再起動したあと(または[クライアントマネージャ]メニューからクライアントを再起動したあと),有効になります。
- パッケージセットアップマネージャ
配布管理システムから配布されたソフトウェアを,クライアント側からの指示でリモートインストールするための,パッケージセットアップマネージャを起動します。パッケージセットアップマネージャには,次の機能があります。
- クライアント側でソフトウェアを選択してインストールを実行する。
- クライアントにインストールされているソフトウェアを確認する。
パッケージセットアップマネージャを使用したインストールの方法については,「11.4 パッケージセットアップマネージャを操作する」を参照してください。
- ローカルシステムビューア
クライアントの情報を閲覧するためのローカルシステムビューアを起動します。ローカルシステムビューアでは,クライアントの次に示す情報を確認できます。
- システム監視の状態(ハードディスクおよびメモリの使用状況)
- アラート履歴
- システム情報
- インストールソフトウェア
ローカルシステムビューアを使用したクライアントの情報の確認方法については,「11.7 ローカルシステムビューアを操作する」を参照してください。
- IDへの登録
クライアントをIDに登録するメニューです。IDへの登録方法については,「11.2.1 IDへの登録」を参照してください。
- クライアントマネージャ
クライアントのプロセスを手動で起動・停止するメニューです。クライアントで,配布管理システムからのジョブ実行要求を受けたくない場合などに,クライアントの機能を停止することができます。クライアントマネージャの使用方法については,「11.1.2 クライアントの起動状態とジョブの実行」を参照してください。
- ジョブ実行(JP1/NETM/DM Client(クライアント)だけ)
配布管理システムから実行されたジョブを,クライアント側の任意のタイミングで実行するメニューです。[ジョブ実行]アイコンの使用方法については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.13.1(2)(b) 任意のタイミングでジョブを実行する」を参照してください。
- ユーザ情報設定
配布管理システムから要求された形式に従って,ユーザインベントリ情報を入力するためのダイアログボックスを表示します。配布管理システムからユーザインベントリ情報の入力要求が来ていない場合は起動されません。ユーザインベントリ情報の入力方法については,「11.5 ユーザインベントリ情報を入力する」を参照してください。
- サーバへの通知
クライアントからサーバに,クライアントの削除を通知するメニューです。次に示す場合に,このメニューを使用してクライアントの削除を通知してください。
- JP1/NETM/DM Client(クライアント)をアンインストールしないまま,サーバのネットワーク外へPCを撤去したり移動したりする場合
- サーバのネットワーク内でのクライアントの移動に伴って,PCのIPアドレスやホスト名などの運用キーが変更になる場合
サーバのネットワーク内での移動でも,クライアントの運用キーが変更される場合は,移動の前に一度クライアントの削除が必要です。
このメニューは,JP1/NETM/DM Client(クライアント)のほかにも,JP1/NETM/DM Manager(中継マネージャ)またはJP1/NETM/DM Client(中継システム)をインストールした場合にも表示されます。
[サーバへの通知]メニューを起動すると次に示すダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで[通知]ボタンをクリックするとサーバへクライアントの削除が通知されます。
図11-2 [サーバへの通知]ダイアログボックス
![[図データ]](FIGURE/CLT0020.GIF)
[サーバへの通知]メニューは,Administrator権限を持たない一般ユーザの権限で実行できます。また,セットアップでの「システム構成の自動登録」の設定に関係なく,このアイコンを実行できます。
なお,アンインストールとは異なり,ネットワークからの削除ではクライアント側のホスト識別子は削除されません。
(b) クライアントの機能以外で使用するメニュー
[JP1_NETM_DM Client]または[JP1_NETM_DM Manager]フォルダに格納されているメニューのうち,クライアントの機能以外で使用するメニューについて次に説明します。
- パッケージャ
リモートインストールするソフトウェアを配布管理システムに登録(パッケージング)するための,パッケージャを起動するメニューです。パッケージャの機能については,「2. ソフトウェアをリモートインストールする」を参照してください。
- パッケージャユティリティ
パッケージャユティリティを起動するメニューです。パッケージャユティリティは,あらかじめハードディスクにGroupmax Integrated Desktopを分割コピーして,分割してパッケージングするための機能です。このユティリティはGroupmax Integrated Desktopについてだけ使用可能で,それ以外の製品については使用できません。
パッケージャユティリティの使用方法については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.1.4 Groupmax Integrated Desktopの分割パッケージング機能」を参照してください。
- リモートコントロールエージェント
リモートコントロールエージェントを起動するメニューです。リモートコントロールエージェントを起動すると,コントローラ(リモートコントロールマネージャをインストールしたPC)からの,リモート操作の対象となります。リモートコントロールエージェントについては,マニュアル「JP1/NETM/Remote Control」を参照してください。
[NETM_DM_Pスタートアップ]フォルダは,スタートアッププログラムの起動のタイミングをずらし,JP1/NETM/DMを使用したリモートインストールと重ならないようにするためのフォルダです。
Windowsの[スタートアップ]グループに登録されたプログラムは,Windowsの起動と同時に起動するため,「システム起動時インストール」を使用したバージョンアップができません。リモートインストールでバージョンアップする可能性があるスタートアッププログラムは,[NETM_DM_Pスタートアップ]フォルダに移動させておいてください。
ただし,Microsoft Officeショートカットバーのように,[NETM_DM_Pスタートアップ]フォルダにショートカットが移動されているとアンインストールが失敗するアプリケーションがあります。このようなアプリケーションの場合,ショートカットを[NETM_DM_Pスタートアップ]フォルダへ移動しないでおくこともできます。
スタートアッププログラムの移動の詳細については,「11.2.2 システム起動時インストールのための準備」を参照してください。
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