JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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3.3.4 ユーザインベントリ情報の取得の実行

ユーザインベントリ情報は,リモートインストールマネージャから「ユーザインベントリ情報の取得」ジョブ,または「システム情報の取得」ジョブを実行して取得します。

ユーザインベントリ情報の取得」ジョブの実行方法を次に示します。「システム情報の取得」ジョブの実行方法については,「3.1.1 システム情報の取得手順」を参照してください。

<この項の構成>
(1) ジョブの作成と実行
(2) ユーザインベントリ即時反映の設定
(3) 実行結果の確認
(4) 「ユーザインベントリ情報の取得」ジョブを実行する場合の注意事項

(1) ジョブの作成と実行

ユーザインベントリ情報の取得ジョブの作成手順を次に示します。操作および設定内容の詳細については,「8.2 ジョブを作成する」を参照してください。

  1. [あて先],[システム構成]または[ディレクトリ情報]ウィンドウで[実行]−[ジョブの実行]を選択する,または[ジョブ定義]ウィンドウで[ファイル]−[ジョブ定義の新規作成]を選択する。
    [ジョブ定義の新規作成]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [ジョブ定義の新規作成]ダイアログボックスでジョブ種別を指定し,[OK]ボタンをクリックする。
    ジョブ種別は,「ユーザインベントリ情報の取得」を選択してください。
    [ジョブの作成]ダイアログボックスが表示されます。
  3. [ジョブの作成]ダイアログボックスで,各パネルの項目を設定する。
    ダイアログボックス上に表示されるパネルの種類および設定内容は次のとおりです。[スケジュール]パネルでは,クライアントでユーザインベントリ情報が更新された時点で,配布管理システムに情報が反映されるように設定できます。設定方法の詳細については,「(2) ユーザインベントリ即時反映の設定」を参照してください。
    [ジョブ]パネル
    ジョブ名を設定します。
    [あて先]パネル
    ユーザインベントリ情報を取得するホストを設定します。必ず一つ以上設定してください。
    [スケジュール]パネル
    ジョブの登録日時,実行日時,および実行期限を設定します。また,クライアントでジョブを実行する日時を設定できます。
  4. [実行],[保存],または[保存&実行]ボタンをクリックして,ジョブを保存または実行する。

(2) ユーザインベントリ即時反映の設定

[スケジュール]パネルの[詳細設定]ボタンをクリックすると,[実行日時の詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで,「実行間隔を設定する」を選択し,「エンドユーザが変更時,サーバ側に即時に反映する」チェックボックスをオンにすると,クライアントでユーザインベントリ情報が更新された時点で,配布管理システムへも変更内容が反映されます。

図3-56 [実行日時の詳細設定]ダイアログボックス

[図データ]

(3) 実行結果の確認

ジョブの実行状況は,配布管理システムによって一定の間隔で監視され,[ジョブ実行状況]ウィンドウに表示されます。[ジョブ実行状況]ウィンドウにはすべてのジョブの実行状況が表示されますが,ジョブ名の先頭に表示されるアイコンで,ジョブの種別を判断できます。

[ジョブ実行状況]ウィンドウに表示される内容や,ジョブごとの詳細情報の表示方法,ジョブの再実行の方法などについては,「8.4 ジョブの実行状況を確認する」を参照してください。

(4) 「ユーザインベントリ情報の取得」ジョブを実行する場合の注意事項

バージョンが08-10以前のマネージャで「ユーザインベントリ情報の取得」ジョブを実行する場合,取得対象のユーザインベントリ情報に「'」が含まれていると,ジョブは正常終了しますが,ユーザインベントリ情報は取得できません。