配布管理システムの機能を使用するには，［スタート］メニューからJP1/NETM/DMのプログラムフォルダを選択し，各機能のメニューを選択します。これらのメニューは，JP1/NETM/DM Managerの「サーバ」またはJP1/NETM/DM Client（中継システム）の「中継システム」コンポーネントを，「リモートインストールマネージャ」サブコンポーネントを選択した状態でインストールすると作成されます。

配布管理システムの各機能のメニューについて次に説明します。

• リモートインストールマネージャ
  ソフトウェアの配布，インベントリ情報の管理，ファイルの収集など，配布管理システムの主な機能を実行するリモートインストールマネージャを起動するメニューです。
  リモートインストールマネージャの操作方法については，「1.3　リモートインストールマネージャの起動と終了」および「1.4　ウィンドウの構成と基本操作」を参照してください。
  
• データベースマネージャ（JP1/NETM/DM Managerだけ）
  リレーショナルデータベースを作成したり，メンテナンスしたりするための，データベースマネージャを起動するメニューです。このメニューは，「サーバ」の「データベースマネージャ」サブコンポーネントをインストールした場合に作成されます。
  データベースマネージャの操作方法については，マニュアル「構築ガイド」の「7.4　データベースマネージャの操作方法（Embedded RDBの場合）」または「7.5　データベースマネージャの操作方法（Microsoft SQL ServerまたはOracleの場合）」を参照してください。
  
• アンアーカイバ
  圧縮またはアーカイブされたファイルを元の形式に復元するためのアンアーカイバを起動するメニューです。クライアントからリモートコレクトしたファイルは，アーカイブまたは圧縮された形式で配布管理システムに格納されるため，配布管理システムで扱えるようにするには，アンアーカイバを使用して復元する必要があります。
  アンアーカイバの操作方法については，「5.1.2　収集ファイルの復元」を参照してください。
  
• CSV出力ユティリティ
  インベントリ情報など，配布管理システムでの管理情報をCSV形式のファイルへ出力するための，CSV出力ユティリティを起動するメニューです。CSV形式のファイルに出力した管理情報は表計算ソフトウェアなどに入力して使用できるため，情報のソートや管理帳票の作成が容易になります。
  CSV出力ユティリティの操作方法については，「9.1　CSV出力ユティリティでファイルを出力する」を参照してください。
  
• セットアップ
  JP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM Client（中継システム）の動作環境を変更するメニューです。通常，動作環境はインストール時に設定しますが，このメニューからセットアップを起動して変更することもできます。変更した動作環境は，PCを再起動したあと，有効になります。
  JP1/NETM/DM Managerのセットアップ方法についてはマニュアル「構築ガイド」の「4.　JP1/NETM/DM Managerをセットアップする」を，JP1/NETM/DM Client（中継システム）のセットアップ方法についてはマニュアル「構築ガイド」の「5.　JP1/NETM/DM Client（中継システム）をセットアップする」を，それぞれ参照してください。
  
• インベントリビューア（JP1/NETM/DM Managerだけ）
  クライアントから取得したインベントリ情報を，表示，集計，およびグラフ表示できるウィンドウを起動するメニューです。インベントリビューアの詳細については，「4.　インベントリ情報を管理する」を参照してください。
  
• Asset Information Manager（JP1/NETM/DM Managerだけ）
  「Asset Information Manager Limited」コンポーネントを使用する場合に，Asset Information Manager Limitedの動作環境を設定・変更するメニューです。設定・変更した動作環境は，PCを再起動したあと，有効になります。
  Asset Information Manager Limitedのセットアップ方法については，マニュアル「構築ガイド」の「10.1　Asset Information Manager Limitedをセットアップする」を参照してください。
  なお，このメニューは，「Asset Information Manager Limited」コンポーネントをインストールした場合に作成されます。