JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
リモートコレクトしたファイルを復元するために,アンアーカイバを使用します。アンアーカイバを使用することで,リモートコレクト時にアーカイブまたは圧縮されたファイルが,元の形式に復元されます。
アンアーカイバを起動するには,[JP1_NETM_DM Manager]または[JP1_NETM_DM Client]グループの[アンアーカイバ]メニューを選択します。
JP1/Baseと連携してJP1/NETM/DMのユーザを管理している場合,[JP1/NETM/DM ログオン]ダイアログボックスが表示されます。アンアーカイバを操作できる権限を持つJP1ユーザのユーザ名とパスワードを入力してください。
アンアーカイバを起動すると,[JP1/NETM/DMアンアーカイバ]ウィンドウが表示されます。
図5-4 [JP1/NETM/DMアンアーカイバ]ウィンドウ
アンアーカイバの右側の画面は,ディレクトリ別・ファイル別にソートされて表示されます。ただし,そのドライブがFATファイルシステムの場合はソートされません。
復元するファイルがどのディレクトリにあるのかを,ファイルを復元する前に[ジョブ実行状況]ウィンドウで確認しておいてください。
復元するファイルは,ディレクトリに格納されている必要があります。ドライブの直下に格納されているファイルは,復元できません。
リモートコレクトしたファイルを復元する方法を次に示します。
図5-5 [復元]ダイアログボックス
「復元先ディレクトリ」+「作成ディレクトリ」+「復元後のファイル名またはディレクトリ名」 |
「アーカイブファイル名」+「_」+「アーカイブファイルの格納先ディレクトリ」 |
なお,上記の方法以外に,エクスプローラから[JP1/NETM/DMアンアーカイバ]ウィンドウまたはアンアーカイバのアイコンに,復元するファイルをドラッグ&ドロップしてもファイルを復元できます。
アーカイブファイルを一つだけ復元する場合,復元されたファイルは,[復元]ダイアログボックスの「復元先ディレクトリ」で指定されたディレクトリの直下に格納されます。しかし,一度に複数のアーカイブファイルを復元する場合,別々のアーカイブファイル内に同じ名称のファイルが存在することがあります。このため,複数のアーカイブファイルを復元する場合は,「復元先ディレクトリ」で指定されたディレクトリの下に,次に示す名称のディレクトリを作成し,その下にファイルを格納します。
アーカイブされたファイル名(拡張子を除く)_上位ディレクトリ名
復元先ディレクトリ「C:\TEMP\DATA」に,複数のアーカイブファイルを復元する場合の例を次に示します。
アーカイブファイル名 | ファイルの内容 |
---|---|
C:\user\PC0001\ED0001.dmz | E10.txt,E11.txt |
C:\user\PC0001\ED0002.dmz | E20.dat,E21.dat |
C:\user\PC0002\ED0001.dmz | E10.txt,E11.txt |
C:\user\PC0002\ED0002.dmz | E20.dat,E21.dat |
図5-6 復元先ディレクトリの構成
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