JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
配布管理システムのサーバの機能は,OSの起動時に自動的に起動され,OSの終了時に自動的に終了されます。
ただし,リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用している場合,次の手順でJP1/NETM/DMおよびEmbedded RDBを停止してから,OSを終了してください。
- JP1/NETM/DMのデータベースにアクセスしている製品を停止する。
- リモートインストールマネージャを停止する。
- JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\binに格納されているnetmdb_stop.batコマンドを実行してデータベースを停止する。
netmdb_stop.batコマンドを実行してデータベースを停止したあとに,データベースを再起動する場合は,netmdb_start.batコマンドを実行してください。
netmdb_stop.batコマンドおよびnetmdb_start.batコマンドについて説明します。
クラスタシステム環境の配布管理システムの起動と停止については,マニュアル「運用ガイド2」の「5.4.1 クラスタシステム環境での配布管理システムの起動と停止」を参照してください。
- <この節の構成>
- (1) netmdb_stop.batコマンド
- (2) netmdb_start.batコマンド
(1) netmdb_stop.batコマンド
リレーショナルデータベースがEmbedded RDBの場合に,データベースを停止するコマンドです。このコマンドは,JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\bin下に格納されています。
このコマンドを実行するときは,あらかじめ,[コントロールパネル]の[管理ツール]−[サービス]で,JP1/NETM/DM Managerの「Remote Install Server」サービスを停止してください。
また,「Asset Information Manager Limited」を使用している場合は,「Asset Information Manager Limited」のサービスを次に示す順番で停止してください。
- World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
- Asset Information Synchronous Service,「Asset Information Manager Limited」のコマンドおよびタスク
- JP1/NETM/Client Security Control - Manager(JP1/NETM/CSCと連携している場合)
なお,ODBCデータソースで,接続プールが設定されていると,「Asset Information Manager Limited」の業務を停止させてから,接続プールで設定されているタイムアウトの時間が経過するまで接続状態が継続されます。そのため,接続状態が解除されるまで待ってから,コマンドを実行してください。
- 機能
- データベースを停止します。
- 形式
netmdb_stop.bat [/nopause] [/force]
- 引数
- /nopause
コマンド終了時のキー入力を省略する場合に指定します。
- /force
「Asset Information Manager Limited」,「リモートインストールマネージャ」,「Remote Install Server」サービスなどの,JP1/NETM/DMのデータベースにアクセスしている,プログラムとの接続状態が解除されるまで待たないで,データベースを強制的に停止する場合に指定します。
- リターンコード
- netmdb_stop.batコマンド実行時のリターンコードを次の表に示します。
リターンコード |
内容 |
0 |
正常終了 |
-1 |
異常終了 |
- 注意事項
- 「/force」を指定してコマンドを実行すると,データベースを強制的に停止し,再起動してから,再度停止します。ジョブ実行によって,データベースへの更新アクセスが多発している時間にコマンドを実行すると,再起動に時間が掛かるおそれがあります。これを防ぐため,業務終了後や夜間などに実行してください。
- このコマンドのBATファイルの内容を変更しないでください。変更した場合,コマンドが実行できなくなるおそれがあります。
- Administrator権限を持ったユーザでコマンドを実行してください。
- 実行例
- コマンド終了時のキー入力を省略して,データベースを停止する例を示します。
netmdb_stop.bat /nopause
(2) netmdb_start.batコマンド
リレーショナルデータベースがEmbedded RDBの場合に,データベースを起動するコマンドです。このコマンドは,JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\bin下に格納されています。
- 機能
- データベースを起動します。
- 形式
netmdb_start.bat [/nopause]
- 引数
- /nopause
コマンド終了時のキー入力を省略する場合に指定します。
- 注意事項
- このコマンドのBATファイルの内容を変更しないでください。変更した場合,コマンドが実行できなくなるおそれがあります。
- Administrator権限を持ったユーザでコマンドを実行してください。
- 実行例
- コマンド終了時のキー入力を省略して,データベースを起動する例を示します。
netmdb_start.bat /nopause
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2013, Hitachi, Ltd.
Copyright, patent, trademark, and other intellectual property rights related to the "TMEng.dll" file are owned exclusively by Trend Micro Incorporated.