Cosminexus 簡易構築・運用ガイド
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ここでは,ホスト単位管理モデルでの,システムのスケールアウトの準備およびスケールアウトで実施する内容について説明します。
- スケールアウトの準備
- システムのスケールアウトの準備とは,複製元のディスクイメージを作成する作業です。システム構築が終わって,運用環境が整ったところで実施します。スケールアウトの準備では次の内容を実施します。
- 複製元アプリケーションサーバでの準備
- スケールアウト用ディスクイメージの作成
- スケールアウト
- 複製したディスクイメージを使用して,スケールアウトをします。スケールアウトでは,次の内容を実施します。
- ディスクイメージのリストア
- スケールアウト用ホスト定義ファイルの作成
- システムの情報モデルの変更(複製先アプリケーションサーバのホスト情報変更)
- 注意
- JP1/AJS2 - SOを使用してシステムのスケールアウトを自動化する場合
- JP1/SC/DPMを使用したシステムのスケールアウトを,JP1/AJS2 - SOを使用して自動化する場合,ディスク複製インストール(リストア)が完了してから運用管理エージェントを自動起動するように設定する必要があります。設定方法については,マニュアル「JP1/ServerConductor/Deployment Manager」を参照してください。また,JP1/AJS2 - SOとの連携については,「15.1.2 JP1/AJS2 - SOを使用したシナリオによるシステムの運用」を参照してください。
ここで使用するJP1/SC/DPMを利用したスケールアウトの例を次の図に示します。
図7-2 JP1/SC/DPMを利用したスケールアウトの例(ホスト単位管理モデルの場合)
![[図データ]](FIGURE/ZU060200.GIF)
この図では,JP1/SC/DPMを使用して,アプリケーションサーバ1のディスクイメージを複製し,そのディスクイメージに従って,新たなアプリケーションサーバにOSやアプリケーションをインストールします。次に,Smart Composer機能のコマンドを使用して,複製先アプリケーションサーバの情報をシステムにスケールアウトします。この例で使用するアプリケーションサーバの設定例を次の表に示します。
表7-13 各アプリケーションサーバの設定例(ホスト単位管理モデルの場合)
設定項目 |
複製元アプリケーションサーバ |
複製先アプリケーションサーバ |
Webシステム |
Webシステム名 |
MyWebSystem1 |
MyWebSystem1※1 |
負荷分散機 |
リクエストの振り分け先を識別するサーバID※2 |
1024-2048 |
2049-3073 |
サービスユニット |
サービスユニット名 |
unit1 |
unit1※1 |
ホスト名 |
apsv1 |
apsv1※1 |
ホスト |
ホスト名 |
apsv1 |
apsv1※1 |
IPアドレス |
192.168.1.11 |
192.168.1.13 |
管理IPアドレス |
192.168.100.11 |
192.168.100.13 |
- 注※1
- アプリケーションサーバ(運用管理ドメイン)ごと複製するため,複製先アプリケーションサーバのWebシステム,サービスユニット,ホストの名称は,複製元と同じになります。
- 注※2
- 同じWebシステム間では,負荷分散機の仮想サーバを共有します。このため,リクエストの振り分け先を識別するサーバID(<server-id-rule>タグ)は,負荷分散機の仮想サーバ内で一意になるように設定してください。
なお,Webシステムの構成を変更するとWebシステムが動作するために必要なリソースも変更する必要があります。Webシステムが動作するために必要なリソースの見積もりについては,「5.1 使用リソースの見積もり」を参照してください。
- 参考
- サーバ管理コマンドの指定値について
- サーバ管理コマンドの引数に指定するサーバ名
- サーバ管理コマンドの引数に指定するサーバ名は実サーバ名です。「6.8 システムの構成定義」で,実サーバ名を設定していない場合,実サーバ名は論理サーバ名と同じです。なお,論理サーバ名の設定を省略している場合,論理サーバ名は「cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番>」となります。論理サーバ名の定義ルールについては,「12.3 コマンドの詳細」の「cmx_build_system」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) 複製元アプリケーションサーバでの準備
- (2) JP1/SC/DPMを使用したスケールアウト用ディスクイメージの作成
- (3) JP1/SC/DPMを使用したディスクイメージのリストア
- (4) スケールアウト用ホスト定義ファイルの作成
- (5) システムの情報モデルの変更(複製先アプリケーションサーバのホスト情報変更)
(1) 複製元アプリケーションサーバでの準備
複製元アプリケーションサーバで,JP1/SC/DPMによるディスクイメージ作成のための準備をします。
- リソースアダプタおよびJ2EEアプリケーションを停止します(必要に応じて)。
複製先アプリケーションサーバで,リソースアダプタおよびJ2EEアプリケーションを自動で開始する場合には,この操作は不要です。
ここでは,次の内容を実施します。
- サーバ管理コマンドを使用して,サービスユニット「unit1」のJ2EEアプリケーションを停止します。
- サーバ管理コマンドを使用して,サービスユニット「unit1」のリソースアダプタを停止します。
- Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\admin\bin\cjstopapp cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.11:900 -name MyApp
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\admin\bin\cjstoprar cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.11:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/CC/admin/bin/cjstopapp cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.11:900 -name MyApp
# /opt/Cosminexus/CC/admin/bin/cjstoprar cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.11:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4
|
- サービスユニット,運用管理エージェント,およびManagement Serverを停止します。
ここでは,次の内容を実施します。
- cmx_stop_targetコマンドを使用して,サービスユニット「unit1」を停止します。
- adminagentctlコマンドを使用して,運用管理エージェントを停止します。
- mngsvrctlコマンドを使用して,Management Serverを停止します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_stop_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem1 -unit unit1
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\adminagentctl stop
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\bin\mngsvrctl stop
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_stop_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem1 -unit unit1
# /opt/Cosminexus/manager/bin/adminagentctl stop
# /opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrctl stop
|
- 運用管理エージェント,およびManagement Serverのサービスを手動起動に設定します。
ここでは,次の内容を実施します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\mngautorun -d
|
- Linuxの場合
# rm /etc/rc.d/rc2.d/S80AdminAgent
# rm /etc/rc.d/rc2.d/S90MngSvr
|
- デフォルトのJ2EEサーバをアンセットアップします。
インストール時にホスト名で作成されているデフォルトのJ2EEサーバをアンセットアップします。
ここでは,次の内容を実施します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\CC\server\bin\cjsetup -d apsv1
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/CC/server/bin/cjsetup -d apsv1
|
- ログを削除します。
ログファイルを削除します。削除対象ログファイルが格納されているディレクトリについては,「付録C JP1/SC/DPMを利用したスケールアウト時に削除するログファイル」を参照してください。
- 次のファイルを編集します。
編集対象のファイルおよびキーと,指定値を次の表に示します。
表7-14 編集対象のファイルおよびキーと,指定値
ファイル名称 |
キー名称 |
指定値 |
.cmxrc(クライアント設定プロパティファイル) |
cmx.lb |
keepvs |
cmxclient.properties(クライアント共通設定プロパティファイル) |
cmx.lb |
keepvs |
adminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル) |
adminagent.adapter.allowedHosts※ |
mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)のmngsvr.myhost.nameキーを指定しているかどうかで指定値が異なります。
- mngsvr.myhost.nameキーを指定している場合
- mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)のmngsvr.myhost.nameキーと同じ値を指定します。
- mngsvr.myhost.nameキーを指定していない場合
- 複製元アプリケーションサーバマシンおよび複製先アプリケーションサーバマシンの管理IPアドレスの,両方にマッチする正規表現を指定します。
|
- 注
- .cmxrc(クライアント設定プロパティファイル)については,「13.4 .cmxrc(クライアント設定プロパティファイル)」を,cmxclient.properties(クライアント共通設定プロパティファイル)については,「13.5 cmxclient.properties(クライアント共通設定プロパティファイル)」を参照してください。
- また,adminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル)およびmserver.properties(Management Server環境設定ファイル)については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
- 注※
- adminagentcheckコマンドは,このキーで指定したIPアドレスのアプリケーションサーバマシン以外では実行できません。adminagentcheckコマンドについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。
また,次の表に示すキーに,ループバックアドレス以外を指定している場合は,複製元アプリケーションサーバマシンおよび複製先アプリケーションサーバマシンで,共通して使用できる管理IPアドレスとマッチする正規表現に変更してください。ループバックアドレス以外を指定している場合に,IPアドレスを正規表現に変更するキーを次の表に示します。
表7-15 ループバックアドレス以外を指定している場合に,IPアドレスを正規表現に変更するキー
ファイル名称 |
キー名称 |
.mngsvrutilrc(mngsvrutilコマンドのクライアント側定義ファイル) |
mngsvrutil.connect.host |
mngsvrutil.target_name |
mngsvrutilrc.properties(mngsvrutilコマンドのクライアント側共通定義ファイル) |
mngsvrutil.connect.host |
mngsvrutil.target_name |
.cmxrc(クライアント設定プロパティファイル) |
cmx.connect.host |
cmxclient.properties(クライアント共通設定プロパティファイル) |
cmx.connect.host |
なお,各ファイルについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
- 注意
- JP1/SC/DPMを使用してスケールアウトする場合,複製先アプリケーションサーバマシンが複数のIPアドレスで構成されているときは,次の表に示すキーに設定するIPアドレスを正規表現で指定する必要があります。これは,スケールアウトするマシンはIPアドレスが変わり,固定のIPアドレスが指定できないためです。
- 複数のIPアドレス構成時に,IPアドレスを正規表現で指定するキーを次の表に示します。
表7-16 複数のIPアドレス構成時に,IPアドレスを正規表現で指定するキー
ファイル名称 |
キー名称 |
mserver.properties(Management Server環境設定ファイル) |
mngsvr.myhost.name |
webserver.connector.http.bind_host |
adminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル) |
adminagent.adapter.bind_host |
- なお,mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)およびadminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル)については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
(2) JP1/SC/DPMを使用したスケールアウト用ディスクイメージの作成
JP1/SC/DPMを使用して複製元アプリケーションサーバからディスクイメージを作成します。なお,複製元アプリケーションサーバは,ディスクイメージの作成後,業務を再開します。
- スケールアウト用ディスクイメージを作成します。
複製元アプリケーションサーバから,スケールアウト用のディスクイメージを作成します。なお,詳細については,マニュアル「JP1/ServerConductor/Deployment Manager」のディスク複製OSインストール機能の説明を参照してください。
- 複製元アプリケーションサーバの運用管理エージェント,およびManagement Serverを開始します。
ここでは,次の内容を実施します。
- adminagentctlコマンドを使用して,複製元アプリケーションサーバの運用管理エージェントを開始します。
- mngsvrctlコマンドを使用して,複製元アプリケーションサーバのManagement Serverを開始します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\adminagentctl start
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\bin\mngsvrctl start
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/adminagentctl start
# /opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrctl start
|
なお,必要に応じて,運用管理エージェントおよびManagement Serverの自動起動を再設定してください。運用管理エージェントの設定方法については,「6.5.3(2) 運用管理エージェントの自動起動の設定」を,Management Serverの設定方法については,「6.6.2(3) Management Serverの自動起動の設定」を参照してください。
- 複製元アプリケーションサーバのリソースアダプタおよびJ2EEアプリケーションを開始します(必要に応じて)。
リソースアダプタおよびJ2EEアプリケーションを自動で開始する場合,この操作は不要です。
ここでは,次の内容を実施します。
- cmx_start_targetコマンドを使用して,複製元アプリケーションサーバのサービスユニット「unit1」を準備状態で起動します。準備状態にするには,-modeオプションに「READY」を指定します。
- サーバ管理コマンドを使用して,複製元アプリケーションサーバのサービスユニット「unit1」のリソースアダプタを開始します。
- サーバ管理コマンドを使用して,複製元アプリケーションサーバのサービスユニット「unit1」のJ2EEアプリケーションを開始します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode READY -s MyWebSystem1 -unit unit1
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\admin\bin\cjstartrar cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.11:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\admin\bin\cjstartapp cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.11:900 -name MyApp
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode READY -s MyWebSystem1 -unit unit1
# /opt/Cosminexus/CC/admin/bin/cjstartrar cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.11:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4
# /opt/Cosminexus/CC/admin/bin/cjstartapp cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.11:900 -name MyApp
|
- 複製元アプリケーションサーバのサービスユニットを開始します。
cmx_start_targetコマンドを使用して,複製元アプリケーションサーバのサービスユニット「unit1」を稼働状態で起動します。稼働状態にするには,-modeオプションに「ALL」を指定します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem1 -unit unit1
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem1 -unit unit1
|
(3) JP1/SC/DPMを使用したディスクイメージのリストア
作成したディスクイメージを,複製先アプリケーションサーバにリストアします。なお,リストアの操作手順については,マニュアル「JP1/ServerConductor/Deployment Manager」を参照してください。
また,複製先アプリケーションサーバの運用管理エージェント,およびManagement Serverを起動する場合は,ここで実施します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\adminagentctl start
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\bin\mngsvrctl start
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/adminagentctl start
# /opt/Cosminexus/manager/bin/mngsvrctl start
|
なお,必要に応じて,運用管理エージェントおよびManagement Serverの自動起動を再設定してください。運用管理エージェントの自動起動の設定については,「6.5.3(2) 運用管理エージェントの自動起動の設定」を,Management Serverの自動起動の設定については,「6.6.2(3) Management Serverの自動起動の設定」を参照してください。
スケールアウト用ホスト定義ファイルを任意の場所にコピーして,ファイルの内容を編集します。
- スケールアウト用ホスト定義ファイルを作成します。
スケールアウト用ホスト定義ファイル(cmxscaleouthostdef.xmlファイル)は,次の場所に提供されています。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\config\templates\
- Linuxの場合
/opt/Cosminexus/manager/config/templates/
このファイルをコピーし,名称を変更して,任意の場所に格納します。なお,ここではファイル名を「MyWebSystemHostScaleout.xml」に変更しています。
- コピーしたスケールアウト用ホスト定義ファイルを編集します。
MyWebSystemHostScaleout.xmlファイルを編集します。ここでは,複製先アプリケーションサーバのWebシステムの内容と,ホストの定義をします。
設定後のMyWebSystemHostScaleout.xmlファイルを次に示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<host-scaleout xmlns="http://www.cosminexus.com/mngsvr/schema/HostScaleOut-2.5">
<!-- 複製先のWebシステムの定義 -->
<web-system>
<name>MyWebSystem1</name>
<!-- 複製先のWebシステムで使用する負荷分散機の定義 -->
<load-balancer>
<!-- cookieスイッチングの定義 -->
<cookie-switching>
<server-id-rule>2049-3073</server-id-rule>
</cookie-switching>
</load-balancer>
</web-system>
<!-- 複製先のホストの定義 -->
<host>
<host-name>192.168.1.13</host-name>
<agent-host>192.168.100.13</agent-host>
</host>
</host-scaleout>
|
- 注 太字の部分が編集部分です。
作成したスケールアウト用ホスト定義ファイルの内容を,複製先アプリケーションサーバのManagement Serverの,システムの情報モデルに反映します。また,変更したシステムの情報モデルを実システムに適用して,複製先アプリケーションサーバのホスト情報を変更します。
- システムの情報モデルを変更します。
cmx_scaleout_hostコマンドに,(4)で作成したスケールアウト用ホスト定義ファイルを指定して,複製先アプリケーションサーバのManagement Serverの,システムの情報モデルを変更します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_scaleout_host -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -f <任意のディレクトリ>\MyWebSystemHostScaleout.xml
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_scaleout_host -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -f <任意のディレクトリ>/MyWebSystemHostScaleout.xml
|
- 変更したシステムの情報モデルを実システムに展開します。
cmx_build_systemコマンドを使用して,手順1.で変更したシステムの情報モデルを実システムに適用します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_build_system -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem1
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_build_system -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem1
|
- 負荷分散機からのリクエストの振り分けを抑止した状態で,複製先アプリケーションサーバのサービスユニットを一括起動します。
ここでは次の内容を実施しています。
- cmx_start_targetコマンドを使用して,複製先アプリケーションサーバのサービスユニット「unit1」を準備状態で起動することで,負荷分散機からのリクエストの振り分けを抑止します。準備状態にするには,-modeオプションに「READY」を指定します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode READY -s MyWebSystem1 -unit unit1
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode READY -s MyWebSystem1 -unit unit1
|
- 複製先アプリケーションサーバのリソースアダプタおよびJ2EEアプリケーションを開始します(必要に応じて)。
リソースアダプタおよびJ2EEアプリケーションが自動で開始しない場合は,最初に,リソースアダプタおよびJ2EEアプリケーションを開始します。JP1/SC/DPMを使用してディスクイメージを作成するときに,複製元アプリケーションサーバでリソースアダプタおよびJ2EEアプリケーションを一括停止しなかった場合,この操作は必要ありません。
ここでは次の内容を実施しています。
- サーバ管理コマンドを使用して,複製先アプリケーションサーバのサービスユニット「unit1」のリソースアダプタを開始します。
- サーバ管理コマンドを使用して,複製先アプリケーションサーバのサービスユニット「unit1」のJ2EEアプリケーションを開始します。
- Windowsの場合
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\admin\bin\cjstartrar cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.13:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\admin\bin\cjstartapp cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.13:900 -name MyApp
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/CC/admin/bin/cjstartrar cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.13:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4
# /opt/Cosminexus/CC/admin/bin/cjstartapp cmx_MyWebSystem_unit1_J2EE_01 -nameserver corbaname::192.168.1.13:900 -name MyApp
|
- 複製先アプリケーションサーバのサービスユニットを一括起動します。
cmx_start_targetコマンドを使用して,複製先アプリケーションサーバのサービスユニット「unit1」を一括起動します。このとき,コマンドの-modeオプションに「ALL」を指定して,稼働状態で起動します。
- Windowsの場合
<Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem1 -unit unit1
|
- Linuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m 192.168.100.100 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem1 -unit unit1
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