Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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cmx_build_system

形式

機能

Webシステムを構築します。また,構築済みのシステムのパラメタを変更します。

 

Webシステムの構築時に,論理サーバ名および実サーバ名を簡易構築定義ファイルで定義していない場合,Management Server上に論理サーバ名,および実サーバ名が定義されます。なお,登録済みの情報モデルに従ってWebシステムを構築する場合,論理サーバ名はcmx_build_modelコマンド実行時に定義されます。Management Server上に論理サーバ名,および実サーバ名が定義されるときのルールを次に示します。

論理サーバ名の定義ルール
論理サーバ名は次の形式で定義されます。
形式
cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番>
 
<種別>は,論理サーバの種類によって異なります。論理サーバの種類と<種別>との対応を次の表に示します。

表12-7 論理サーバの種類と<種別>との対応

論理サーバの種類 <種別>
論理Webサーバ HTTP
論理J2EEサーバ J2EE
論理パフォーマンストレーサ PRF
論理SFOサーバ SFO
論理CTMドメインマネジャ CTMDM
論理CTM CTM
論理スマートエージェント SA
論理ユーザサーバ USER
<通番>は,基本的に「01」が設定されます。ただし,CTMを使用するシステムのように論理サーバを複数配置する場合は,重複しない番号が割り振られます。

実サーバ名の定義ルール
負荷分散機にLoadflowbalを使用する場合だけ,負荷分散機に作成する実サーバの名称が必要となります。実サーバの名称はSmart Composer機能で自動的に設定されます。負荷分散機に作成する実サーバの名称の定義ルールを次に示します。
形式
cmx_rs_<WebサーバマシンのIPアドレス>

引数

-s <Webシステム名>
Webシステム名を指定します。
登録済みの情報モデルから,指定したWebシステムが構築されます。
このオプションを省略した場合は,.cmxrcファイルまたはcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーで設定した値が仮定されます。なお,.cmxrcファイルおよびcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーを省略している場合に,このオプションを省略してコマンドを実行したときは,エラーになります。
-fオプションを指定している場合には指定が無効になります。

-f <簡易構築定義ファイル>
簡易構築定義ファイルのパスを指定します。
簡易構築定義ファイルの内容に従って,Webシステムの情報モデルが生成されます。さらに,その情報モデルを基にしてWebシステムが構築されます。

-change
パラメタを変更する場合に指定します。
-fオプションで指定した簡易構築定義ファイルの内容に従って,Webシステムの情報モデルが再生成されます。さらに,その情報モデルを基にしてWebシステムが再構築されます。

-ns
登録済みの情報モデルから,Webシステムに関連づいていない論理サーバを含むシステムを構築する場合に指定します。
このオプションを指定する場合,cmx_build_modelコマンドを使用して,情報モデルを登録しておく必要があります。cmx_build_modelコマンドについては,「12.3 コマンドの詳細」の「cmx_build_model」を参照してください。

入力例

戻り値

0:
正常終了しました。

1:
警告終了しました。

64:
異常終了しました。

注意事項

-changeオプションを指定する場合,次のことに注意してください。