JP1/Automatic Job Management System 2 解説
JP1/AJS2で業務を自動化するためのジョブネット定義の流れは,次のとおりです。
- 必要に応じて,ジョブグループを作成する
- ジョブネットを作成する
- ジョブを作成する
- 必要に応じて,作成したジョブを順序づけする
- 必要に応じて,ジョブネットの起動条件を設定する
起動条件の設定については,「3.5 起動条件の定義」を参照してください。
JP1/AJS2では,業務単位,つまりジョブネット(ルートジョブネット)単位でスケジュールの設定や実行,管理を行います。したがって,業務をジョブネット化する際には,ある程度の基準を持って構築した方が,ジョブネット全体が管理しやすくなります。
どのような単位でジョブネット化するか,幾つかの例を紹介します。
- 業務ごとに管理する例
業務単位でジョブネットを構築する例です。業務単位でジョブネットを構築すると,業務ジョブが追加になったり,変更や削除などが発生したりした場合でも容易に対応できます。
図3-12 業務ごとに管理する例
- 部署単位で管理する例
部署単位でジョブネットを構築する例です。部署単位でジョブネットを構築すると,ジョブネット全体が管理しやすく,また,他の部署のユーザーによる誤操作などを防止できます。
図3-13 部署単位で管理する例
- 処理単位で管理する例
処理単位でジョブネットを構築する例です。処理単位でジョブネットを構築すれば,複雑なスケジュール設定や階層化の必要がなくなります。
図3-14 処理単位で管理する例
なお,コマンドで操作するなどの場合には,正規表現を使用することを考えて半角英数字で名称設定すると便利です。
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