JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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コードマッピングファイル(jp1imss_itementry_codemap.conf

説明

jssitementryコマンドで指定したオプション情報と選択式の案件の項目に表示される情報を関連づけるための定義ファイルです。なお,このファイルは,デフォルトで定義されている選択式の案件の項目に対応しており,編集できません。

案件の項目やステータス名などをカスタマイズした場合には,そのカスタマイズ内容に合わせ,ファイルを新規に作成してください。

形式

;コメント文
[SEVERITY]
Emergency=1
 :
[IMPACT]
S=1
 :
[PRIORITY]
N=1
 :
[ITEMCATEGORY]
QUE=1
 :
[ISSUECATEGORY]
APP=1
 :
[CITYPE]
HOST=0
 :

「;(セミコロン)」で始まる行はコメント扱いとなります。


ファイル名

格納先フォルダ

IM-SSパス\conf\command\

定義の反映時期

jssitementryコマンドを実行すると,定義がJP1/IM - Service Supportに反映されます。

記述内容

コードマッピングファイルの形式は,次のようになっています。

[セクション]
キー=
キー=
 :

セクションには,案件の項目を表す名称を指定します。これはコードマッピングファイル内で決まった名称となります。キーにはjssitementryコマンドのオプションで指定する値を指定します。には案件フォーム定義ファイルで定義されている選択肢コードの表示順序を指定します。

JP1/IM - Service Supportをデフォルトの案件フォームで運用した場合には,製品が提供するコードマッピングファイルをそのまま使用できます。ファイル内に定義されているセクション,キー,値は次の表のとおりです。

ただし,案件フォームをカスタマイズした場合には,そのカスタマイズに合わせて,内容を編集したコードマッピングファイルを新規に作成する必要があります。

表14-11 コードマッピングファイルに定義されたセクション,キー,値

セクション 説明 キー 案件項目での
選択肢コード
SEVERITY 案件項目「重大度」の選択値を決定するためのセクション Emergency 緊急 1
Alert 警戒 2
Critical 致命的 3
Error エラー 4
Warning 警告 5
Notice 通知 6
Information 情報 7
Debug デバッグ 8
IMPACT 案件項目「影響度」の選択値を決定するためのセクション S 1
M 2
B 3
PRIORITY 案件項目「優先度」の選択値を決定するためのセクション N 通常 1
M 至急 2
H 大至急 3
ITEMCATEGORY 案件項目「案件種別」の選択値を決定するためのセクション QUE 問い合わせ 1
FAL 障害 2
CR 顧客要望 3
ISSUECATEGORY 案件項目「問題分野」の選択値を決定するためのセクション APP アプリケーション 1
MID ミドルウェア 2
OS OS 3
HRD ハードウェア 4
NET ネットワーク 5
PRO プロセス 6
CITYPE 案件項目「資産種別」の選択値を決定するためのセクション HOST ホスト名 0
IP IPアドレス 1
ASSETID 資産番号 2
USERCODE01 ユーザー拡張コード 任意 任意 任意
USERCODE02
USERCODE03
USERCODE04
USERCODE05

注意事項

定義例

デフォルト提供しているコードマッピングファイル(jp1imss_itementry_codemap.conf)の内容を次に示します。

;All Rights Reserved. Copyright (C) 2007, Hitachi, Ltd.
;Licensed Material of Hitachi, Ltd.
 
[SEVERITY]
Emergency=1
Alert=2
Critical=3
Error=4
Warning=5
Notice=6
Information=7
Debug=8
 
[IMPACT]
S=1
M=2
B=3
 
[PRIORITY]
N=1
M=2
H=3
 
[ITEMCATEGORY]
QUE=1
FAL=2
CR=3
 
[ISSUECATEGORY]
APP=1
MID=2
OS=3
HRD=4
NET=5
PRO=6
 
[CITYPE]
HOST=0
IP=1
ASSETID=2
 
[USERCODE01]
 
[USERCODE02]
 
[USERCODE03]
 
[USERCODE04]
 
[USERCODE05]