JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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案件情報入力ファイル(任意)

説明

JP1/IM - Service Supportに登録する案件情報を入力したファイルです。このファイルは,CSV形式で作成する必要があります。このファイルの内容をJP1/IM - Service Supportに登録するには,jssitemimportコマンドを実行する必要があります。

形式

#コメント文(改行)
"プロセスワークボードID","タイトル","重大度","影響度","優先度",・・・(改行)
"プロセスワークボードID","タイトル","重大度","影響度","優先度",・・・(改行)
  :
  :

#で始まる行はコメント扱いとなります。

(凡例)
(改行):改行を示す

ファイル名

任意のファイル名を使用します。

格納先フォルダ

jssitemimportコマンドを実行するホストの任意のフォルダ

定義の反映時期

jssitemimportコマンドを実行すると,このファイルの内容がJP1/IM - Service Supportに反映されます。

記述内容

次の表に示す順序に従って案件情報を指定してください。

表14-6 案件情報入力ファイルで指定する案件情報(行単位)

指定順序 項目名 設定できる文字 設定できるバイト数 指定要否
1 プロセスワークボードID 半角英数字 1〜64バイト
2 タイトル 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 1〜512バイト
3 重大度 コードマッピングファイルで定義された値
4 影響度 コードマッピングファイルで定義された値
5 優先度 コードマッピングファイルで定義された値
6 案件種別 コードマッピングファイルで定義された値
7 問題分野 コードマッピングファイルで定義された値
8 ステータス コードマッピングファイルで定義された値
9 作業状況 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
10 結果 コードマッピングファイルで定義された値
11 更新日時※1 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
12 発生日時 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
13 登録日時 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
14 開始日時 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
15 担当者種別 「USER」または「ROLE」のどちらか
16 担当者 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
17 担当者ID 半角英数字と「_(下線)」 64バイト以内
18 作業期限 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
19 回答責任者種別 「USER」または「ROLE」のどちらか ※3
20 回答責任者 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内 ※3
21 回答責任者ID 半角英数字 64バイト以内 ※3
22 完了日時 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
23 顧客名 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 1,024バイト以内
24 問い合わせ者 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
25 費用(予算) 0〜2147483647の10進整数
26 費用(実績) 0〜2147483647の10進整数
27 影響業務 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
28 概要 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
29 現象種別 コードマッピングファイルで定義された値
30 要因 コードマッピングファイルで定義された値
31 根本原因 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
32 回避策種別 コードマッピングファイルで定義された値
33 回避策 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
34 解決区分 コードマッピングファイルで定義された値
35 解決策 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
36 問題個所とバージョン 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 1,024バイト以内
37 再発防止のための考察 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
38 スケジュール,手順概要 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
39 変更の影響評価 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
40 変更規模 コードマッピングファイルで定義された値
41 リリースタイプ コードマッピングファイルで定義された値
42 審議結果 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
43 フリー記入欄 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
44 重大度の理由 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 512バイト以内
45 影響度の理由 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 512バイト以内
46 優先度の理由 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 512バイト以内
47 プロダクト名 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 1,024バイト以内
48 ジョブネット名 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 1,024バイト以内
49 ジョブ名 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 1,024バイト以内
50 SNMPソース 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 1,024バイト以内
51 監視ノード名 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
52 アラーム名 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
53 拡張テキストデータ01 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
54 拡張テキストデータ02 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
55 拡張テキストデータ03 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
56 拡張テキストデータ04 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
57 拡張テキストデータ05 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 4,096バイト以内
58 拡張テキストデータ06 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
59 拡張テキストデータ07 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
60 拡張テキストデータ08 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
61 拡張テキストデータ09 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
62 拡張テキストデータ10 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
63 拡張テキストデータ11 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
64 拡張テキストデータ12 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
65 拡張テキストデータ13 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
66 拡張テキストデータ14 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
67 拡張テキストデータ15 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 2,048バイト以内
68 拡張テキストデータ16 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 512バイト以内
69 拡張テキストデータ17 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 512バイト以内
70 拡張テキストデータ18 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 512バイト以内
71 拡張テキストデータ19 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 512バイト以内
72 拡張テキストデータ20 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 512バイト以内
73 拡張時刻データ01 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
74 拡張時刻データ02 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
75 拡張時刻データ03 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
76 拡張時刻データ04 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
77 拡張時刻データ05 「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」形式の文字列※2
78 拡張コードデータ01 コードマッピングファイルで定義された値
79 拡張コードデータ02 コードマッピングファイルで定義された値
80 拡張コードデータ03 コードマッピングファイルで定義された値
81 拡張コードデータ04 コードマッピングファイルで定義された値
82 拡張コードデータ05 コードマッピングファイルで定義された値
83 拡張数値データ01 0〜2147483647の10進整数または空白
84 拡張数値データ02 0〜2147483647の10進整数または空白
85 拡張数値データ03 0〜2147483647の10進整数または空白
86 拡張数値データ04 0〜2147483647の10進整数または空白
87 拡張数値データ05 0〜2147483647の10進整数または空白
88 拡張ユーザ情報種別01 「USER」または「ROLE」のどちらか ※4
89 拡張ユーザ情報01 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
90 拡張ユーザ情報ID01 半角英数字 64バイト以内
91 拡張ユーザ情報種別02 「USER」または「ROLE」のどちらか ※4
92 拡張ユーザ情報02 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
93 拡張ユーザ情報ID02 半角英数字 64バイト以内
94 拡張ユーザ情報種別03 「USER」または「ROLE」のどちらか ※4
95 拡張ユーザ情報03 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
96 拡張ユーザ情報ID03 半角英数字 64バイト以内
97 拡張ユーザ情報種別04 「USER」または「ROLE」のどちらか ※4
98 拡張ユーザ情報04 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
99 拡張ユーザ情報ID04 半角英数字 64バイト以内
100 拡張ユーザ情報種別05 「USER」または「ROLE」のどちらか ※4
101 拡張ユーザ情報05 制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外 255バイト以内
102 拡張ユーザ情報ID05 半角英数字 64バイト以内
(凡例)
−:指定できる値が決まっているため,その値が設定できるバイト数となる
○:指定が必要な項目
△:必要に応じて指定する項目
注※1
案件情報入力ファイルで更新日時を指定しても,JP1/IM - Service Supportには,jssitemimportコマンドを実行した時間で登録されます。
注※2
YYYYは年,MMは月,DDは日,hhは時,mmは分,ssは秒を表します。指定できる範囲は1970/01/02 00:00:00〜2036/12/31 23:59:59です。例えば,2007年5月10日の10時30分25秒を設定する場合,「2007/05/10 10:30:25」となります。
注※3
回答責任者に関連する項目を入力する場合,回答責任者種別,回答責任者,回答責任者IDすべてを入力する必要があります。すべて入力されていなかった場合,エラーとなります。
注※4
拡張ユーザ情報IDとの組み合わせによって,存在しないユーザーまたはロールが指定されていた場合は,エラーとなります。

1行で1案件の情報となります。案件情報の各項目は「"(ダブルクォーテーション)」で囲み,「,(コンマ)」で区切ります。プロセスワークボードIDタイトル,ステータス担当者種別担当者,および担当者ID以外は任意指定ですが,項目は省略できません。指定しない場合でも「"(ダブルクォーテーション)」で該当項目を囲んでください。また,各項目の指定順序も決まっています。

「重大度」を省略した場合の例を次に示します。

"プロセスワークボードID","タイトル","","影響度","優先度",...(改行)

注意事項

定義例

プロセスワークボードID「AWebSystem」に複数の案件情報を登録する場合の定義例を次に示します。

"AWebSystem","システム障害","緊急","小","標準","障害","アプリケーション","受付","作業着手前","未確認","登録","2006/10/30 10:15:30","2006/10/29 23:55:40","2006/10/30 10:15:30"・・・(改行)
"AWebSystem","システム障害","警告","中","標準","障害","ミドルウェア","受付","作業着手前","未確認","登録","2006/10/30 10:15:30","2006/10/30 08:30:30","2006/10/30 10:15:30"・・・(改行)
"AWebSystem","プロセス異常終了","致命的","大","至急","障害","アプリケーション","受付","作業着手前","未確認","登録","2006/10/30 10:15:30","2006/10/30 09:14:40","2006/10/30 10:15:30"・・・(改行)
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