JP1/IM - Service Support以外のシステムで使用していた案件のデータを，jssitemimportコマンドで移行できます。移行する場合，あらかじめ案件データをCSVファイルに出力し，案件情報入力ファイルの形式に変更する必要があります。

JP1/IM - Service Support以外のシステムから案件データを移行する手順を次に示します。

1. 案件データをCSVファイルに出力する。
   移行する案件データをあらかじめCSVファイルの形式に出力して用意しておいてください。
   
2. 案件データのCSVファイルを，案件情報入力ファイルの形式に変更する。
   移行先の案件管理DBで案件データとして使用できるように，案件データのCSVファイルを，案件情報入力ファイルの形式に変更します。詳細については，「14.　定義ファイル」の「案件情報入力ファイル(任意)」を参照してください。
   
3. コードマッピングファイルを用意する。
   必要に応じて，コードマッピングファイルを使用して，次に示す項目の値をコードに変換します。
   重大度，影響度，優先度，案件種別，問題分野，現象種別，要因，結果，解決区分，回避策種別，変更規模
   案件フォームをカスタマイズしていない場合は，JP1/IM - Service Supportが用意しているコードマッピングファイルをそのまま使用できます。カスタマイズしている場合は，専用のコードマッピングファイルを用意してください。コードマッピングファイルについては，「14.　定義ファイル」の「コードマッピングファイル（jp1imss_itemimport_codemap.conf）」を参照してください。
   
4. JP1/Service Support - DB Serverサービス以外のJP1/IM - Service Supportのサービスを停止する。
   次の順番でサービスを停止します。
   1.　JP1/Service Support - Task Serviceサービス
   2.　JP1/Service Support - Web Serviceサービス
   3.　JP1/Service Supportサービス
   JP1/Service Support - DB Serverサービスは起動しておいてください。
   
5. jssitemimportコマンドを実行する。
   jssitemimportコマンドを実行して，案件データを移行します。コマンドの実行中は，案件管理DBをメンテナンスするコマンドやJP1/IM - Service Supportのサービスを起動しないでください。jssitemimportコマンドの詳細については，「13.　コマンド」の「jssitemimport（案件情報インポート）」を参照してください。
   
6. JP1/IM - Service Supportのサービスを起動する。
   次の順番でサービスを起動します。
   1.　JP1/Service Supportサービス
   2.　JP1/Service Support - Web Serviceサービス
   3.　JP1/Service Support - Task Serviceサービス