JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド
キューイング中,実行中,正常終了のルールインスタンスなど,すべての状態のルールインスタンスをルール運用グループ単位に監視できます。[ルール監視]画面は,一つだけ起動できます。
[ルール監視]画面には,開始時刻が新しいものから最大1,020件のルールインスタンスが表示されます。なお,削除したルールのルールインスタンスは[ルール監視]画面に表示されません。
[ルール監視]画面を表示する手順を次に示します。
- メイン画面の[ルール運用]ページで,ルールまたはルール運用グループを選択する。
- [表示]−[ルール監視]を選択する。
[ルール監視]画面が表示されます。選択したルールまたはルール運用グループに関連するすべてのルールインスタンスが表示されます。
[ルール監視]画面の詳細については,「JP1/Integrated Management - Rule Operation GUIリファレンス」を参照してください。
操作権限を次の表に示します。
表7-3 [ルール監視]画面の操作権限
操作 JP1_Rule_Admin JP1_Rule_Manager JP1_Rule_Editor JP1_Rule_Operator JP1_Rule_User ルールインスタンスの一覧参照 ○ ○ ○ ○ ○ [ルールモニタ]画面の表示 ○ ○※ ○※ ○※ ○※ ルールインスタンスの強制終了 ○ ○※ − ○※ − 表示フィルターの使用 ○ ○ ○ ○ ○ ルールインスタンスの再実行 ○ ○※ − ○※ − 終了したルールインスタンスの削除 ○ ○※ − ○※ −
- (凡例)
- ○:操作できる
- −:操作できない
注※ ルールにJP1資源グループが設定されている場合は,設定されたJP1資源グループに対する権限を持つJP1ユーザーしか操作できません。
[ルール監視]画面での操作について次に説明します。
- <この項の構成>
- (1) [ルールモニタ]画面を表示する
- (2) 表示フィルターを使用する
- (3) 表示内容を更新する
- (4) ルールインスタンスを強制終了する
- (5) 終了したルールインスタンスを再実行する
- (6) 終了したルールインスタンスを削除する
ルールインスタンスから[ルールモニタ]画面を表示して,ルールエレメントの処理の進ちょくや実行結果を確認できます。[ルールモニタ]画面を表示する手順を次に示します。
- ルールインスタンスをダブルクリックする。または,右クリックして表示されるポップアップメニューから[ルールモニタ]を選択する。
[ルールモニタ]画面が表示されます。
なお,複数のルールインスタンスを選択して[ルールモニタ]画面を起動することはできません。
[ルールモニタ]画面の操作については,「7.5.6 ルールエレメントの実行状況を監視する」を参照してください。
表示フィルターを使用することで,[ルール監視]画面に表示するルールインスタンスを絞り込めます。表示フィルターを設定する手順を次に示します。
- [ルール監視]画面の[表示設定]ボタンをクリックする。
[表示設定]画面が表示されます。
- [表示設定]画面で表示条件を指定する。
表示条件に次の項目を指定できます。
条件を設定したい項目をチェックし,表示条件を指定します。指定する値の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Rule Operation GUIリファレンス」を参照してください。
- グループ名称
- ルール名称
- 実行状態
- 開始時刻
- 終了時刻
- 運用状態
- テスト実行
グループ名やルール名には,正規表現を使用できます。正規表現の詳細については,「付録F 正規表現」を参照してください。
- [OK]ボタンをクリックする。
[表示設定]画面が閉じ,表示フィルターが有効になります。
表示フィルターを無効にしたい場合は,[表示設定]画面の項目のチェックを外してください。
[ルール監視]画面のルールインスタンスは,[ルール監視]画面を表示した時点の情報です。[最新情報に更新]ボタンをクリックすると,表示内容が更新されます。
ルールインスタンスを強制終了する手順を次に示します。
- 強制終了したいルールインスタンスを選択する。
[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながら選択することで,複数選択できます。
- 右クリックして表示されるポップアップメニューから[キャンセル]を選択する。
キャンセルを確認するダイアログボックスが表示されます。
- [はい]ボタンをクリックする。
ルールインスタンスが強制終了します。ルールインスタンスの状態は,強制終了中から強制終了となります。
終了したルールインスタンスを再実行する手順を次に示します。
- 再実行したいルールインスタンスを選択する。
複数のルールインスタンスを選択して再実行することはできません。
- 右クリックして表示されるポップアップメニューから,[再実行]を選択する。
再実行を確認するダイアログボックスが表示されます。
- [はい]ボタンをクリックする。
ルールインスタンスが再実行されます。ルール起動条件ルールエレメントの次のルールエレメントから処理が開始されます。
終了したルールインスタンス(正常終了・異常終了・終了状態不明)を削除できます。終了していないルールインスタンス(キューイング中・実行中・判断待ち・強制終了中)は,削除できません。
なお,JP1/IM - ViewとJP1/IM - RLのバージョンが08-01以降の場合だけ削除できます。
- 注意事項
- 削除対象とするルールインスタンスは,システムに対する実行履歴としてふさわしくないものに限定してください。例えば,運用テストで異常終了したルールインスタンスが,これに相当します。
終了したルールインスタンスを削除する手順を次に示します。
- 削除したいルールインスタンスを選択する。
[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながら選択することで,複数選択できます。
- 右クリックして表示されるポップアップメニューから[削除]を選択する。
削除を確認するダイアログボックスが表示されます。
- [はい]ボタンをクリックする。
ルールインスタンスが削除されます。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.