JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド
実行が終了したルールインスタンスは,[ルール実行履歴]画面で確認できます。削除したルールに関連するルールインスタンスの実行履歴も,[ルール実行履歴]画面に表示されます。
[ルール実行履歴]画面には,次に示す状態のルールインスタンスが表示されます。
- 正常終了
- 異常終了
- 強制終了
- 終了状態不明
上記以外の状態のルールインスタンスを確認したい場合は,[ルール監視]画面で確認してください。
[ルール実行履歴]画面を表示する手順を次に示します。
- メイン画面の[ルール運用]ページで,ルールまたはルール運用グループを選択する。
- [表示]−[ルール実行履歴]を選択する。
[ルール実行履歴]画面が表示されます。選択したルールまたはルール運用グループに関連するルールインスタンスが表示されます。
[ルール実行履歴]画面の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Rule Operation GUIリファレンス」を参照してください。
操作権限を次の表に示します。
表7-4 [ルール実行履歴]画面の操作権限
操作 JP1_Rule_Admin JP1_Rule_Manager JP1_Rule_Editor JP1_Rule_Operator JP1_Rule_User ルールインスタンスの一覧参照 ○ ○ ○ ○ ○ [ルールモニタ]画面の表示 ○ ○※ ○※ ○※ ○※ 表示フィルターの使用 ○ ○ ○ ○ ○ ルールインスタンスの再実行 ○ ○※ − ○※ − 終了したルールインスタンスの削除 ○ ○※ − ○※ −
- (凡例)
- ○:操作できる
- −:操作できない
注※ ルールにJP1資源グループが設定されている場合は,設定されたJP1資源グループに対する権限を持つJP1ユーザーしか操作できません。
[ルール実行履歴]画面での操作について説明します。
- <この項の構成>
- (1) [ルールモニタ]画面を表示する
- (2) 表示フィルターを使用する
- (3) 表示内容を更新する
- (4) 終了したルールインスタンスを再実行する
- (5) 終了したルールインスタンスを削除する
ルールインスタンスから[ルールモニタ]画面を表示して,ルールエレメントの実行結果を確認できます。[ルールモニタ]画面を表示する手順を次に示します。
- ルールインスタンスをダブルクリックする。または,右クリックして表示されるポップアップメニューから[ルールモニタ]を選択する。
[ルールモニタ]画面が表示されます。
なお,複数のルールインスタンスを選択して[ルールモニタ]画面を起動することはできません。
[ルールモニタ]画面の詳細については,「7.5.6 ルールエレメントの実行状況を監視する」を参照してください。
表示フィルターを使用することで,[ルール実行履歴]画面に表示するルールインスタンスを絞り込めます。表示フィルターを設定する手順を次に示します。
- [ルール実行履歴]画面の[表示設定]ボタンをクリックする。
[表示設定]画面が表示されます。
- [表示設定]画面で表示条件を指定する。
表示条件に次の項目を指定できます。
条件を設定したい項目をチェックし,表示条件を指定します。入力値については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Rule Operation GUIリファレンス」を参照してください。
- ルール名称
- 実行状態
- 開始時刻
- 終了時刻
- 運用状態
- テスト実行
ルール名には,正規表現を使用できます。正規表現の詳細については,「付録F 正規表現」を参照してください。
- [OK]ボタンをクリックする。
[表示設定]画面が閉じ,表示フィルターが有効になります。
表示フィルターを無効にしたい場合は,[表示設定]画面の項目のチェックを外してください。
[ルール実行履歴]画面のルールインスタンスは,[ルール実行履歴]画面を表示した時点の情報です。[最新情報に更新]ボタンをクリックすると,表示内容が更新されます。
メイン画面の[ルール運用]ページから削除されたルールのルールインスタンス(運用状態が「−」のルールインスタンス)は再実行できません。
終了したルールインスタンスを再実行する手順を次に示します。
- 再実行したいルールインスタンスを選択する。
運用状態が「登録中」のルールインスタンスを選択します。複数のルールインスタンスを選択して再実行することはできません。
- 右クリックして表示されるポップアップメニューから,[再実行]を選択する。
再実行を確認するダイアログボックスが表示されます。
- [はい]ボタンをクリックする。
ルールインスタンスが再実行されます。ルール起動条件エレメントの次のルールエレメントから処理が開始されます。
(5) 終了したルールインスタンスを削除する
ルールインスタンスの削除は,JP1/IM - ViewとJP1/IM - RLのバージョンが08-01以降の場合に実行できます。
- 注意事項
- 削除対象とするルールインスタンスは,システムに対する実行履歴としてふさわしくないものに限定してください。例えば,運用テストで異常終了したルールインスタンスが,これに相当します。
終了したルールインスタンスを削除する手順を次に示します。
- 削除したいルールインスタンスを選択する。
[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながら選択することで,複数選択できます。
- 右クリックして表示されるポップアップメニューから[削除]を選択する。
削除を確認するダイアログボックスが表示されます。
- [はい]ボタンをクリックする。
ルールインスタンスが削除されます。
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