インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8

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3.4 レプリカの実体の作成(ペアボリュームの分離)

3.3 レプリカの定義」の操作の完了後,レプリカの実体を作成し,物理的にレプリカRDエリアへアクセスできるようにします。レプリカの実体の作成とは,あらかじめディスク管理機能やOSのLVLogical Volume)管理機能を使用して二重化(ペアボリューム化)したボリュームを分離することを指しています。ペアボリュームを分離することによって,レプリカRDエリアが格納されているボリュームへ物理的にアクセスできるようになります。

レプリカの実体は,レプリカRDエリアを利用する直前に作成します。レプリカの実体を作成するには,次の操作を実行します。

  1. オリジナルRDエリアの静止化(バックアップ閉塞化)
  2. ミラーリング機能によるレプリカ実体の作成
  3. オリジナルRDエリアの閉塞解除およびレプリカRDエリアのオープン
  4. バックアップファイルの取得

この節では,これらの操作方法について説明します。

<この節の構成>
3.4.1 オリジナルRDエリアの静止化(バックアップ閉塞化)
3.4.2 ミラーリング機能によるレプリカ実体の作成(ペアボリュームの分離)
3.4.3 オリジナルRDエリアの閉塞解除およびレプリカRDエリアのオープン
3.4.4 バックアップファイルの取得