インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8

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3.3 レプリカの定義

レプリカを定義する前に,オリジナルとレプリカの格納領域を割り当てるボリュームを,ミラーリング機能を使って二重化しておきます(ペアボリュームの生成)。ボリュームの二重化によって,オリジナルとレプリカの内容の矛盾を防ぎます。ハードウェアのミラーリング機能を使用する場合はディスク管理機能で,ソフトウェアのミラーリング機能を使用する場合はミラーファイル管理ソフトウェアで,二重化します。二重化(ペアボリュームの生成)については,使用するミラーリング機能のマニュアルを参照してください。なお,日立ディスクアレイサブシステムを使用している場合は,まず「付録A.3 日立ディスクアレイサブシステム使用時の注意事項および操作手順」を参照してください。

ペアボリュームが生成されたあと,次の手順でレプリカの定義を実施します。

  1. システム共通定義およびサーバ定義の変更
  2. HiRDBファイルシステム領域の世代番号の登録
  3. レプリカRDエリアの定義

この節では,これらの定義方法について説明します。

<この節の構成>
3.3.1 システム共通定義およびサーバ定義の変更
3.3.2 HiRDBファイルシステム領域の世代番号の登録
3.3.3 レプリカRDエリアの定義