インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8
システム共通定義(pdsys)の変更は,HiRDB管理者が,HiRDBを正常終了させたあとに実施します。複数のサーバマシンでHiRDBシステムを構成している場合は,すべてのHiRDBサーバマシンでシステム共通定義を変更します。オペランドの詳細については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。
インナレプリカ関連の定義として,オペランドの追加とオペランドの指定値の見直しをします。
次に,これらのオペランドの指定例を示します。
pd_inner_replica_control = 10 pd_lv_mirror_use = N : pd_max_rdarea_no = 50 pd_max_file_no = 100 : pd_indexlock_mode = NONE
なお,オペランド「pd_inner_replica_control」を追加すると,自動的に,排他制御にインデクスキー値を使用するかどうかを設定するオペランド「pd_indexlock_mode」は,インデクスキー値で排他をしない(NONE)設定になります。オペランド「pd_indexlock_mode」の指定値にかかわらず設定されます。
定義・作成するレプリカRDエリアへ,グローバルバッファを割り当てる必要があります。グローバルバッファの割り当ては,HiRDBのシステム共通定義(pdsys)ファイル内に,オペランド「pdbuffer」で指定します。次に,このオペランドの指定例を示します。
pdbuffer -a gbufrp01 -r RD01_GN1 -n 50 pdbuffer -a gbufrp02 -r RD02_GN1 -n 100
バックエンドサーバまたはシングルサーバの排他制御で使用する(同時実行トランザクション数の排他資源として使用する)共用メモリサイズ(単位:キロバイト)を見直す必要があります。HiRDB/パラレルサーバの場合は,サーバごとに共用メモリサイズを見直します。「2.3(2) 共用メモリサイズの見積もり」で見直した値を,シングルサーバ定義またはバックエンドサーバ定義内のオペランド「pd_lck_pool_size」に指定してください。
pd_lck_pool_size = 2048
シングルサーバ定義またはバックエンドサーバ定義の変更は,HiRDB管理者が,HiRDBを正常終了させたあとに実施します。複数のサーバマシンでHiRDBシステムを構成している場合は,すべてのHiRDBサーバマシンでバックエンドサーバ定義を変更します。オペランドの詳細については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。
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