分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引
構成定義で,次の値を指定します。
なお,ASP.NETではWebアプリケーションごとにアプリケーションドメインが生成されるため,最大コネクションプール数,最大同時使用コネクション数,およびプロファイル単位の最大占有コネクション数は,アプリケーションごとに見積もってください。
OpenTP1のリモートAPI機能でスタティックコネクションスケジュールモードを使用する場合,全ノードの全アプリケーションで設定する最大同時コネクション数(connection要素のactive属性)の合計がrapサーバの数以下となるようにしてください。コネクションの合計数がrapサーバの数より多い場合は,サービス要求時に待ち状態となるときがあります。
リモートAPI機能のダイナミックコネクションスケジュールモードを使用する場合は,最大同時コネクション数の指定には特に制限はありません。
リモートAPI機能の詳細については,マニュアル「OpenTP1 解説」を参照してください。
構成定義で指定する項目を,次の図に示します。
図1-24 構成定義の指定(コネクションプーリング機能)
コネクションの総数が最大同時使用コネクション数の指定値を超えた場合,TP1ConnectionクラスのDisposeメソッドが呼び出されて,ほかのコネクションが解放されるまでは,新たにコネクションを生成できません。また,最大コネクションプール数の指定値を超えてコネクションがプーリングされたときは,TP1ClientクラスのCloseRpcメソッドが呼び出され,古いTP1Clientクラスのインスタンスから破棄されます。
構成定義の詳細については,「2. 構成定義」の「connection」および「occupation」を参照してください。
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