分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引
Connector .NETは,Client .NETが提供するTP1Clientクラスのインスタンスにハンドルを関連づけて管理します。TP1Clientクラスのインスタンスに関連づけられたハンドルのことを,コネクションと呼びます。
コネクションの生成の概要を,次の図に示します。
図1-21 コネクションの生成
Connector .NETでは,資源を効率的に使用するために,一度生成されたコネクションをプーリングできます。この領域を,コネクションプールと呼びます。コネクションプールは,最初にアプリケーションからGetConnectionメソッド(またはGetTcpipConnectionメソッド)が呼び出されたときにアプリケーションドメインごとに生成され,コネクションが解放されるとTP1Clientクラスのインスタンスがプーリングされます。
コネクションプーリング機能の概要を,次の図に示します。
図1-22 コネクションのプーリング
GetConnectionメソッド(またはGetTcpipConnectionメソッド)が呼び出された時に,コネクションプール内に同じプロファイルID(Client .NET構成定義のプロファイルID)のコネクションが存在する場合は,新たにTP1Clientクラスのインスタンスを生成しないで,コネクションプール内のコネクションを取得します。
図1-23 コネクションプールからのコネクションの取得
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