Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller
ここでは,取消SPPの機能および通信形式について説明します。
なお,国庫金の場合は,取消依頼電文を国庫金取消依頼電文,国庫金の取消応答電文を国庫金取消応答電文と読み替えてください。
取消SPPは,次の順序で取消依頼電文を処理します。
取消依頼電文の処理の流れを次に示します。
図7-10 取消依頼電文の処理の流れ
表7-13 DBで設定または更新される項目(取消SPP用インターフェース)
項目名 | 内容説明 |
---|---|
取消フラグ | DBで,該当する消込情報の項目として設定されます。なお,該当する消込情報は,「お客様番号」,「確認番号」,「納付区分」,「仕向センタコード」,「仕向処理年月日」および「仕向処理通番」によって特定されます。 |
取消カウンタ | 該当する収納情報の取消に対する履歴情報の項目です。DBで更新されます。また,消込情報レコードが複数ある場合は,該当するすべてのレコードに反映されます。 |
通信形式を次に示します。
int dc_rpc_call_to( struct DCRPC_BINDING_TBL *direction, char *group, char *service, char *in, DCULONG *in_len, char *out, DCULONG *out_len, DCLONG flags ) |
引数には,通信サーバfor Billerが設定する引数と,収納業務プログラムが設定する引数があります。
通信サーバfor Billerが設定する引数を次に示します。
表7-14 通信サーバfor Billerが設定する引数(取消SPP用インターフェース)
引数 | 設定値 |
---|---|
direction | サービスの要求先を特定する検索キーを格納するDCRPC_BINDING_TBL構造体のアドレス |
group | 通信サーバシステム定義で指定したサービスグループ名 |
service | 通信サーバシステム定義で指定したサービス名 |
in | 下図の形式で電文を設定 |
in_len | inの形式の電文長 |
out_len | out領域の電文長(10,257バイトを設定) |
flags | DCNOFLAGS |
図7-11 通信サーバが送信する電文の形式(取消SPP用インターフェース)
収納業務プログラムが設定する引数を次に示します。
表7-15 収納業務プログラムが設定する引数(取消SPP用インターフェース)
引数 | 設定値 |
---|---|
out | 下図の形式で電文を設定(通信サーバfor Billerの引数out_lenで設定した電文長(10,257バイト)以上の情報は設定できません) |
out_len | outの形式の電文長 |
図7-12 通信サーバが受信する電文の形式(取消SPP用インターフェース)
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