Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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付録B 制御ヘッダー部のフォーマット

制御ヘッダー部のフォーマットについて説明します。

制御ヘッダー部はリターンコードと電文ID,お客様番号(納付番号),確認番号,および納付区分から構成されています。リターンコードは,通信サーバfor Billerと収納業務プログラムとの間での,障害の有無を通知します。電文IDは,送受信する電文を識別する通番として使用します。なお,電文ID,お客様番号(納付番号),確認番号,および納付区分は通信サーバfor Billerが設定し,リターンコードは収納業務プログラムが設定します。

制御ヘッダー部のフォーマットを次に示します。

表B-1 制御ヘッダー部のフォーマット

項目名 内容 属性 サイズ(単位:バイト)
リターンコード 収納業務プログラムからのリターンコード(初期値はALL0)※1 char 8
電文ID※2 自センタコード 自センタコード char 10
通番 プロセスごとの通番(0〜99999999) char 8
日時 処理日時 char 14
プロセスID 処理した電文受信CUPのプロセスID(16進数) char 8
ユーザサーバ名 処理する業務系SPPのユーザサーバ名 char 8
お客様番号(納付番号) 受信した電文のお客様番号(納付番号)※3 char 20
確認番号 受信した電文の確認番号※4 char 6
納付区分 受信した電文の納付区分※5 char 16
合計 98

注※1
収納業務プログラムでは,「HMPN」で始まるリターンコードを使用できません。

注※2
電文IDはプロセス単位に設定されるため,通番がラップアラウンドした場合,およびプロセスが再起動したときに使用されていたプロセスIDが振り当てられた場合には,同一の電文IDが設定されることがあります。

注※3
照会依頼電文,取消依頼電文(国庫金の場合,国庫金取消依頼電文),消込依頼電文(国庫金の場合,国庫金消込依頼電文),および再送確認通知電文(国庫金の場合,国庫金再送確認通知電文)の場合で,入力区分がOCR,バーコード情報のとき,ユーザーコールバックのデータ解析で取得したお客様番号(納付番号)が設定されます。

注※4
照会依頼電文および照会応答電文の場合で,入力区分がOCRまたはバーコード情報のとき,ユーザーコールバックのデータ解析で取得した確認番号が設定されます。
消込依頼電文(国庫金の場合,国庫金消込依頼電文),および再送確認通知電文(国庫金の場合,国庫金再送確認通知電文)の場合は,お客様番号(納付番号),請求番号(識別番号),および納付区分から特定した確認番号が設定されます。
なお,確認番号を特定できない場合は,次の項目または値が設定されます。
・入力区分が情報リンク方式の場合:依頼電文中の確認番号(bit6)
・入力区分が情報リンク方式以外の場合:NULL

注※5
一般料金の場合,および国庫金で収納機関コードが国税庁(00200000)以外の場合は,納付区分にはNULLが設定されます。