Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller
ここでは,国庫金の消込SPP用インターフェースの機能および通信形式について説明します。
消込SPPは,次の順序で国庫金消込依頼電文を処理します。
国庫金消込依頼電文の処理の流れを次に示します。
図7-7 国庫金消込依頼電文の処理の流れ
表7-9 DBに更新または設定される項目(消込SPP用インターフェース:国庫金の場合)
項目名 | 内容説明 |
---|---|
消込カウンタ | 該当する収納情報の消込回数です。DBで更新されます。 |
消込情報レコード | 国庫金消込依頼電文の「納付番号」,「確認番号」,「納付区分」,「仕向センタコード」,「仕向処理年月日」および「仕向処理通番」によって特定し,DBへ設定されます。また,該当する収納情報が消込済みであっても,履歴情報として消込情報が設定されます。 |
結果応答の制御ヘッダー部のリターンコード | DBで,該当する消込情報の項目として反映されます。 |
通信形式を次に示します。
int dc_rpc_call_to( struct DCRPC_BINDING_TBL *direction, char *group, char *service, char *in, DCULONG *in_len, char *out, DCULONG *out_len, DCLONG flags ) |
引数には,通信サーバfor Billerが設定する引数と,収納業務プログラムが設定する引数があります。
通信サーバfor Billerが設定する引数を次に示します。
表7-10 通信サーバfor Billerが設定する引数(消込SPP用インターフェース:国庫金の場合)
引数 | 設定値 |
---|---|
direction | サービスの要求先を特定する検索キーを格納するDCRPC_BINDING_TBL構造体のアドレス |
group | 通信サーバシステム定義で指定したサービスグループ名 |
service | 通信サーバシステム定義で指定したサービス名 |
in | 下図の形式で電文を設定 |
in_len | inの形式の電文長 |
out_len | out領域の電文長(10,257バイトを設定) |
flags | DCNOFLAGS |
図7-8 通信サーバが送信する電文の形式(消込SPP用インターフェース:国庫金の場合)
消込処理を正常に実行できなかった場合に,通信サーバfor Billerが設定するリターンコードを次に示します。
表7-11 通信サーバfor Billerが設定するリターンコード(国庫金の場合)
リターンコード | 説明 |
---|---|
HMPNA002 | 設定する場合を次に示します。
|
HMPNA003 | MPN電文のデータ部の納付番号と,データ解析用のユーザーコールバックでOCR情報およびバーコード情報から取得した納付番号が不一致の場合,設定します。 |
HMPNA004 | MPN電文のデータ部の確認番号と,データ解析用のユーザーコールバックでOCR情報およびバーコード情報から取得した確認番号が不一致の場合,設定します。 |
HMPNA010 | 歳入代理店金融機関コード,および店舗コードは一致しているが,チャネル区分が不一致の場合※1,設定します。 |
HMPNA013 | 歳入代理店金融機関コード,および店舗コードは一致しているが,納付区分※2が不一致の場合,設定します。※1 |
HMPNA101 | 入力区分が情報リンク以外で,収納情報がない場合,設定します。 |
収納業務プログラムが設定する引数を次に示します。
表7-12 収納業務プログラムが設定する引数(消込SPP用インターフェース:国庫金の場合)
引数 | 設定値 |
---|---|
out | 下図の形式で電文を設定(通信サーバfor Billerの引数out_lenで設定した電文長(10,257バイト)以上の情報は設定できません) |
out_len | outの形式の電文長 |
図7-9 通信サーバが受信する電文の形式(消込SPP用インターフェース:国庫金の場合)
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