Groupmax Object Server Version 6  システム管理者ガイド

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xodbreogデータベースの再編成

形 式

xodbreog -f 再編成パラメタファイル名

機 能

データベースにオブジェクトの追加や削除を繰り返すと,オブジェクトの配置に乱れが生じてきます。データベース再編成コマンドは,データベースを再編成して,この乱れを直し,オブジェクトを適切に配置します。この再編成によって,オブジェクトのアクセス性能が向上し,データベースのスペース効率が最適になります。

データベース再編成コマンドは,再編成パラメタファイルを作成した後で実行してください。再編成パラメタファイルについては,「7.7再編成パラメタファイル」を参照してください。簡単に作成する方法については,「付録D Groupmaxサーバ環境設定コマンドによる環境設定(HI-UX/WE2及びHP-UXを御利用の場合)」を参照してください。

このコマンドによって再編成されるのは,次に示す用途のエリアです。

このコマンドは,再編成パラメタファイルを作成した後で実行してください。

コマンドの処理結果は,オブジェクトサーバのホームディレクトリ下のファイル「xodresult」に出力されます。

このコマンドを実行したときの処理を説明します。

オブジェクトの再編成
再編成パラメタファイルにreorgを指定した場合は,オブジェクトが再編成されます。データベースのオブジェクトは,いったんアンロードファイルに出力されて,再びデータベースに登録されることによって再配置されます。このとき,すべてのオブジェクトが対象となります。
オブジェクトの再編成には,インデクス及びOIDインデクスの再作成も含まれます。再作成では,インデクス及びOIDインデクス中のむだな空き領域をなくします。また,インデクスの再作成時には,その後のインデクスキーの追加を高速にするための予備領域を確保します。

インデクス再作成
再編成パラメタファイルにrecreateを指定した場合は,インデクスの再作成だけが実行されます。これは,タイプ中のオブジェクトデータを物理順に検索して,インデクスの情報を生成し,その情報を基にインデクスを作り直す機能です。インデクス中のむだな領域をなくしたい場合,及び何らかの理由によってインデクスの内容が不正になった場合に実行してください。
なお,インデクスの再作成時には,この後のインデクスキーの追加を高速にするため,インデクスページ内にインデクスキー追加のための予備領域を確保します。

オプション

-f 再編成パラメタファイル名

再編成パラメタファイル名を255バイト以下の〈パス名〉で指定します。

終了ステータス

コマンドの終了ステータスを示します。

0  :正常終了

0以外:異常終了

注意事項

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