Groupmax Object Server Version 6 　システム管理者ガイド

xodbrstr（データベースのリストア）

形　式

xodbrstr　{　-b　バックアップファイル名　|　-f　バックアップパラメタファイル名}

機　能

オブジェクトサーバのデータベースに障害が発生した場合（ディスク障害，アプリケーションプログラムによるデータ破壊，ディレクトリとディクショナリの不整合など）に，データベースをバックアップ取得時点まで戻します。このコマンドはある時点のバックアップファイル（xodbckupコマンドで取得したファイル）を読み込み，障害が発生したデータベースを回復します。

バックアップを取得したエリア内の特定のエリアをリストアする場合は，バックアップパラメタファイルを作成した後で実行してください。バックアップパラメタファイルについては，「7.9　バックアップパラメタファイル」を参照してください。

オプション

-b　バックアップファイル名

xodbckupコマンドで取得したデータベースバックアップファイルの名称を〈パス名〉で指定します。

-f　バックアップパラメタファイル名

バックアップパラメタファイルの名称を〈パス名〉で指定します。

終了ステータス

コマンドの終了ステータスを示します。

0　　：正常終了

0以外：異常終了

注意事項

• このコマンドを実行できるのは，オブジェクトサーバのシステム管理者だけです。

• オブジェクトサーバのデータベースにディスクの障害が発生した場合には，このコマンドの実行前に障害の発生したファイルを削除しておいてください。

• このコマンドは，データベースのファイルだけ回復します。ファイルシステムのディレクトリは回復できません。

• このコマンドはオブジェクトサーバの停止時にだけ起動できます。

• アプリケーションプログラムごとにデータベースを回復した場合は，OIDインデクスの整合性をとるためにxodbreogコマンドでOIDインデクスの再作成をしてください。

• このコマンド実行中にエラーが発生した場合は，エラー原因に対処して，コマンドをはじめから実行し直してください。

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