Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


cjexportapp(J2EEアプリケーションのエクスポート)

〈このページの構成〉

形式

cjexportapp [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
            -f <EARファイルのパス> -name <J2EEアプリケーション名>
            [-raw|-normal]

機能

J2EEサーバ上のJ2EEアプリケーションをEARファイルに出力します。実行時情報をEARファイルに含めることができます。

インポートしたJ2EEアプリケーションにcosminexus.xmlが含まれている場合,cosminexus.xmlを含んだ状態でエクスポートします。

インポートしたJ2EEアプリケーションにapplication.xmlが含まれていない場合は,application.xmlを含まない状態でエクスポートします。ただし,cjsetapppropコマンドまたはcjrenameappコマンドの実行でapplication.xmlが作成された場合は,application.xmlを含んだ状態でエクスポートします。application.xmlが作成される場合の説明については,cjsetapppropコマンドまたはcjrenameappコマンドを参照してください。

引数

<サーバ名称>

接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。

-nameserver <プロバイダURL>

CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。

<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>

指定内容の詳細については,「2.1.2 プロバイダURLについて」を参照してください。

-f <EARファイルのパス>
  • -rawを指定した場合

    エクスポートするJ2EEアプリケーションを含めるEARファイルのパスを指定します。

  • -normalを指定,または省略した場合

    アプリケーションサーバのアプリケーション実行環境情報ファイル(hitachi-runtime.jar(拡張子はzip))の出力先となるファイルのパスを指定します。

-name <J2EEアプリケーション名>

エクスポートするJ2EEアプリケーション名を指定します。

-raw

EARファイルに実行時情報を含めない場合に指定します。この場合,出力EARファイルは,JavaTM 2 Platform, Enterprise Editionに準拠したものになります。

-normal

EARファイルに実行時情報を含める場合に指定します。実行時情報を含んだEARファイルは,実行時情報分だけファイルサイズが大きくなります。-rawオプション,-normalオプションのどちらも指定されていない場合,-normalオプションを指定した場合と同じになります。

入力例

cjexportapp MyServer -f App1.ear -name App1 -raw

戻り値

0:

正常終了しました。

1:

異常終了しました。

2:

排他エラーによってコマンドを実行できません。

3:

タイムアウトが発生しました。

9:

管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windowsの場合)。

注意事項