付録A.14 08-00での主な機能変更
(1) 開発生産性の向上
開発生産性の向上を目的として変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
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ほかのアプリケーションサーバ製品からの移行容易化 |
ほかのアプリケーションサーバ製品からの移行を円滑に実施するため,次の機能を使用できるようになりました。
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機能解説 基本・開発編(Webコンテナ) |
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cosminexus.xmlの提供 |
アプリケーションサーバ独自の属性をcosminexus.xmlに記載することによって,J2EEアプリケーションをJ2EEサーバにインポート後,プロパティの設定をしないで開始できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
(2) 標準機能への対応
標準機能への対応を目的として変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
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Servlet 2.5への対応 |
Servlet 2.5に対応しました。 |
機能解説 基本・開発編(Webコンテナ) |
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JSP 2.1への対応 |
JSP 2.1に対応しました。 |
機能解説 基本・開発編(Webコンテナ) |
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JSPデバッグ |
MyEclipseを使用した開発環境でJSPデバッグができるようになりました。※ |
機能解説 基本・開発編(Webコンテナ) |
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タグライブラリのライブラリJARへの格納とTLDのマッピング |
タグライブラリをライブラリJARに格納した場合に,Webアプリケーション開始時にWebコンテナによってライブラリJAR内のTLDファイルを検索し,自動的にマッピングできるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(Webコンテナ) |
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application.xmlの省略 |
J2EEアプリケーションでapplication.xmlが省略できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
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アノテーションとDDの併用 |
アノテーションとDDを併用できるようになり,アノテーションで指定した内容をDDで更新できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
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アノテーションのJava EE 5標準準拠(デフォルトインターセプタ) |
デフォルトインターセプタをライブラリJARに格納できるようになりました。また,デフォルトインターセプタからDIできるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
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@Resourceの参照解決 |
@Resourceでリソースの参照解決ができるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
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JPAへの対応 |
JPA仕様に対応しました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
(3) 信頼性の維持・向上
信頼性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
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セッション情報の永続化 |
HTTPセッションのセッション情報をデータベースに保存して引き継げるようになりました。 |
このマニュアル |
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FullGCの抑止 |
FullGCの要因となるオブジェクトをJavaヒープ外に配置することで,FullGC発生を抑止できるようになりました。 |
このマニュアル |
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クライアント性能モニタ |
クライアント処理に掛かった時間を調査・分析できるようになりました。 |
− |
− |
(4) 運用性の維持・向上
運用性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
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運用管理ポータルでのアプリケーション操作性向上 |
アプリケーションおよびリソースの操作について,サーバ管理コマンドと運用管理ポータルの相互運用ができるようになりました。 |
運用管理ポータル操作ガイド |
(5) そのほかの目的
そのほかの目的で変更した項目を次の表に示します。
項目 |
変更の概要 |
参照先マニュアル |
参照個所 |
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無効なHTTP Cookieの削除 |
無効なHTTP Cookieを削除できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(Webコンテナ) |
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ネーミングサービスの障害検知 |
ネーミングサービスの障害が発生した場合に,EJBクライアントが,より早くエラーを検知できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
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コネクション障害検知タイムアウト |
コネクション障害検知タイムアウトのタイムアウト時間を指定できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
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Oracle11gへの対応 |
データベースとしてOracle11gが使用できるようになりました。 |
機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能) |
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バッチ処理のスケジューリング |
バッチアプリケーションの実行をCTMによってスケジューリングできるようになりました。 |
このマニュアル |
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バッチ処理のログ |
バッチ実行コマンドのログファイルのサイズ,面数,ログの排他処理失敗時のリトライ回数とリトライ間隔を指定できるようになりました。 |
リファレンス 定義編(サーバ定義) |
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snapshotログ |
snapshotログの収集内容が変更されました。 |
機能解説 保守/移行編 |
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メソッドキャンセルの保護区公開 |
メソッドキャンセルの対象外となる保護区リストの内容を公開しました。 |
機能解説 運用/監視/連携編 |
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統計前のガーベージコレクション選択機能 |
クラス別統計情報を出力する前に,ガーベージコレクションを実行するかどうかを選択できるようになりました。 |
機能解説 保守/移行編 |
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Survivor領域の年齢分布情報出力機能 |
Survivor領域のJavaオブジェクトの年齢分布情報をJavaVMログファイルに出力できるようになりました。 |
機能解説 保守/移行編 |
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ファイナライズ滞留解消機能 |
JavaVMのファイナライズ処理の状態を監視して,処理の滞留を解消できるようになりました。 |
− |
− |
サーバ管理コマンドの最大ヒープサイズの変更 |
サーバ管理コマンドが使用する最大ヒープサイズが変更されました。 |
リファレンス 定義編(サーバ定義) |
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推奨しない表示名を指定された場合の対応 |
J2EEアプリケーションで推奨しない表示名を指定された場合にメッセージが出力されるようになりました。 |
メッセージ(構築/運用/開発用) |