3.3.1 リソースへの接続方法
アプリケーションサーバでは,リソースの種類によって,接続にリソースアダプタを使用するものと,リソースアダプタを使用しないものがあります。それぞれのリソースへの接続方法の概要を,リソースの種類ごとに説明します。
(1) 接続にリソースアダプタを使用するリソース
接続にリソースアダプタを使用するリソースを次に示します。
- データベース
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データベースと接続できます。データベースと接続するためには,リソースアダプタとしてDB Connectorを使用します。
DB Connectorで接続できるのは,次のデータベースです。
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HiRDB
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Oracle
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SQL Server※
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XDM/RD E2
注※ SQL Serverと接続できるのはWindowsの場合だけです。
データベースとの接続については,「3.6.1 DB Connectorによる接続の概要」を参照してください。
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- データベース上のキュー
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Reliable Messagingで使用するデータベース上のキューと接続できます。データベース上のキューと接続するためには,リソースアダプタとしてDB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingを使用します。
DB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingで接続できるのは,次のデータベースです。
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HiRDB
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Oracle
データベース上のキューとの接続については,「3.7.1 DB Connector for Reliable MessagingとReliable Messagingによる接続の概要」を参照してください。
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- OpenTP1
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OpenTP1のSPP,TP1/Message QueueとOutboundで接続できます。OpenTP1のSPPとOutboundで接続するには,リソースアダプタとしてTP1 Connectorを使用します。TP1/Message Queueと接続するには,リソースアダプタとしてTP1/Message Queue - Accessを使用します。
また,OpenTP1のSUPからアプリケーションサーバにInboundで接続することもできます。OpenTP1のSUPからInboundで接続するには,リソースアダプタとしてTP1インバウンドアダプタを使用します。
OpenTP1との接続の詳細については,接続に使用するリソースアダプタごとに説明しています。参照先を次の表に示します。
表3‒3 OpenTP1との接続の詳細説明の参照先 接続方法
参照先
TP1 Connectorを使用した接続
TP1/Message Queue - Accessを使用した接続
TP1インバウンドアダプタを使用した接続
- CJMSPブローカー
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CJMSプロバイダの機能を使用する場合,CJMSPブローカーと接続できます。CJMSPブローカーと接続するためには,リソースアダプタとしてCJMSPリソースアダプタを使用します。
CJMSPリソースアダプタを使用したCJMSPブローカーとの接続については,「7. CJMSプロバイダ」を参照してください。
- そのほかのリソース
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リソースの種類に関係なく,Connector 1.0仕様またはConnector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタで接続できるリソースに接続できます。
使用できるリソースアダプタについては,「3.13 そのほかのリソースとの接続」を参照してください。また,Connector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタを使用する場合に,アプリケーションサーバで使用できる機能については,「3.16 そのほかのリソースアダプタの機能(Connector 1.5仕様に準拠するリソースアダプタの場合)」を参照してください。
(2) 接続にリソースアダプタを使用しないリソース
接続にリソースアダプタを使用しないリソースについて次に示します。
- SMTPサーバ
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SMTPサーバと接続できます。SMTPサーバとの接続については,「3.11 SMTPサーバとの接続」を参照してください。
- JavaBeans
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リソースとしてJavaBeansリソースを利用できます。JavaBeansリソースの利用については,「3.12 JavaBeansリソースの利用」を参照してください。