4.1.14 運用管理機能を構築する
Management Serverをセットアップして,運用管理機能を構築する手順について説明します。運用管理機能の構築時に使用する情報については,「4.1.15 Management Serverを使用するために設定する情報」および「4.1.16 運用管理エージェントを使用するために設定する情報」を参照してください。この設定は,Management Serverを配置するホストで実施します。ここでは,Management Serverは,J2EEサーバを配置するホストに配置しています。また,ホストの起動と同時にManagement Serverおよび運用管理エージェントを起動するように設定しています。
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J2EEサーバを配置するホストでコマンドプロンプトを起動します。
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mngsvrctlコマンドのサブコマンド「setup」を実行し,Management Serverをセットアップします。
コマンドの実行例を次に示します。ここでは,管理ユーザIDに「admin」,管理ユーザパスワードに「admin」を設定するとします。
mngsvrctl setup -u admin -p admin
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mngautorunコマンドを実行し,ホストの起動と同時にManagement Serverおよび運用管理エージェントを起動するように設定します。
コマンドの実行例を次に示します。
mngautorun both -sync
- 参考
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Management Serverおよび運用管理エージェントを障害発生時に自動再起動させる設定もできます。また,UNIXの場合は,ホストの停止と同時にManagement Serverおよび運用管理エージェントを停止するように設定できます。Management Serverおよび運用管理エージェントの自動再起動および自動停止の設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の次の個所を参照してください。
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Management Serverの環境を設定します。
Management Serverを使用するために設定する情報には,次のようなものがあります。「4.1.15 Management Serverを使用するために設定する情報」を参照して,設定します。
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Management Serverが使用するポート番号
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Management Serverへのアクセスを許可するホスト
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Management Serverを使用するユーザアカウント
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Management Serverが出力するログに関する情報
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運用管理エージェントの環境を設定します。
運用管理エージェントを使用するために設定する情報には,次のようなものがあります。「4.1.16 運用管理エージェントを使用するために設定する情報」を参照して,設定します。
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運用管理エージェントが使用するポート番号
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運用管理エージェントによる論理サーバの監視に関する情報(動作確認レベルや,動作確認間隔など)
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HTTP Serverの動作確認に関する情報
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