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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


4.1.16 運用管理エージェントを使用するために設定する情報

運用管理エージェントを使用するために設定する情報について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 運用管理エージェントのプロパティの設定

運用管理エージェントのプロパティファイル(adminagent.properties)で,運用管理エージェントが使用するポート番号などを指定できます。

また,このほかにsnapshotログの収集先も設定できます。snapshotログの収集先の設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の次の個所を参照してください。

(2) 運用管理エージェントによる論理サーバの監視に関する設定

システムを運用する場合には,Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して論理サーバのステータスを確認することで,論理サーバの起動/停止状態がわかります。Management Serverで論理サーバを管理する場合には,運用管理エージェントが定期的に論理サーバのプロセス監視および動作確認を実施し,論理サーバのステータスをManagement Serverに通知します。運用管理エージェントが論理サーバの動作確認をするときのレベルや間隔の設定は変更できます。必要に応じて,論理サーバの動作確認に関する項目をadminagent.propertiesで設定してください。なお,障害発生時の論理サーバの自動再起動については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「2.4.3 論理サーバの自動再起動」を参照してください。

参考

Management ServerでWebサーバの動作確認をする場合,動作確認用のログを通常のログ(エラーログ,アクセスログ,リクエストログなど)と別に出力できます。設定方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「3.3.8 Webサーバのログ取得の設定」を参照してください。

(3) HTTP Serverの動作確認の設定

Management Serverでは,WebサーバとしてHTTP Serverを管理できます。HTTP Serverの動作確認は,Webサーバ定義ファイル(httpsd.conf)の最後のListenディレクティブのポート番号に対して,httpでリクエストを送信することで実施します。そのため,最後のListenディレクティブでSSLが有効になっている場合は動作確認できません。最後のListenディレクティブはSSLを無効にしてください。また,Webサーバ定義ファイル(httpsd.conf)内のすべてのListenディレクティブでSSLが有効になっている場合は,HTTP ServerへのアクセスでHTTP Serverの動作確認を実施しないで,プロセスの存在確認だけを実施します。WebサーバがSSL有効・無効を判定できなかった場合,Webサーバの起動監視はしないで,タイムアウトによって停止処理をします。タイムアウトするまでの間,Webサーバは稼働状態の可能性があります。

ここでは,動作確認用HTTPメソッドの設定,およびHTTP Serverの動作確認用URLの設定について説明します。ただし,HTTP Server動作確認用URLは,動作確認用HTTPメソッドの設定で「HEAD」を指定している場合にだけ設定できます。