Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


5.3.28 サービス部品呼び出しの通信タイムアウト値を変更する

運用環境では,SOAPアダプタ,およびSessionBeanアダプタのサービス部品呼び出しの通信タイムアウト値を変更できます。

SOAPアダプタ,およびSessionBeanアダプタのサービス部品呼び出しの通信タイムアウト値を変更する前提条件と変更方法について次に説明します。

〈この項の構成〉

(1) 前提条件

SOAPアダプタ,およびSessionBeanアダプタのサービス部品呼び出しの通信タイムアウト値を変更するには,次の条件を満たす必要があります。

(2) 変更方法

通信タイムアウト値を変更する手順を次に示します。

  1. サービスアダプタを停止します。

    csccompostopコマンドに-clusterオプションを指定して,クラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているサービスアダプタを一括して停止します。

    サービスアダプタの停止方法については,「5.3.37 サービスアダプタを停止する」を参照してください。

  2. サービスアダプタを削除します。

    csccompoundeployコマンドに-clusterオプションを指定して,クラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているサービスアダプタを一括して削除します。

    サービスアダプタの削除方法については,「3.3.1 サービスアダプタを削除する」を参照してください。

  3. サービス情報を取得および更新し,サービス呼び出しの通信タイムアウト値を変更します。

    サービス情報の取得および更新方法については,「3.1.6 サービス情報を変更する」を参照してください。

    なお,サービス部品呼び出しの通信タイムアウト値を変更する場合,サービス情報の更新で,サービス情報変更定義ファイルの次のパラメタの値を変更してください。サービス情報変更定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.10 サービス情報変更定義ファイル」を参照してください。

    SOAPアダプタ(SOAP1.1モード)の場合
    <クラスタ名>.<サービスID>.WebService.c4web.application.socket_read_timeout=読み込みタイムアウト値
    <クラスタ名>.<サービスID>.WebService.c4web.application.socket_connect_timeout=接続タイムアウト値
    <クラスタ名>.<サービスID>.WebService.c4web.application.socket_write_timeout=書き込みタイムアウト値
    SOAPアダプタ(SOAP1.1/1.2併用モード)の場合
    <クラスタ名>.<サービスID>.WebService.com.cosminexus.csc.request.timeout=読み込みタイムアウト値
    <クラスタ名>.<サービスID>.WebService.com.cosminexus.csc.connect.timeout=接続タイムアウト値
    SessionBeanアダプタの場合
    <クラスタ名>.<サービスID>.SessionBean.c4web.application.ejb_timeout=呼び出しタイムアウト値
  4. サービスアダプタを配備します。

    csccompodeployコマンドに-clusterオプションを指定して,クラスタ内のすべてのHCSCサーバに,サービスアダプタを一括して配備します。

    サービスアダプタの配備方法については,「3.1.8 サービスアダプタを配備する」を参照してください。

  5. サービスアダプタを開始します。

    csccompostartコマンドに-clusterオプションを指定して,クラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているサービスアダプタを一括して開始します。

    サービスアダプタの開始方法については,「5.3.7 サービスアダプタを開始する」を参照してください。