5.3.27 流量制御値を変更する
運用環境では,標準受付(同期受付(Webサービス))およびユーザ定義受付の流量制御値を変更できます。
標準受付(同期受付(Webサービス))およびユーザ定義受付の流量制御値を変更する前提条件と変更方法について次に説明します。
(1) 前提条件
標準受付(同期受付(Webサービス))およびユーザ定義受付の流量制御値を変更するには,次の条件を満たす必要があります。
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Management Serverが起動状態であること
Management Serverの状態の確認方法については,「5.3.14 Managerの状態を確認する」を参照してください。
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運用管理エージェントが起動状態であること
運用管理エージェントの状態の確認方法については,「5.3.14 Managerの状態を確認する」を参照してください。
(2) 変更方法
標準受付(同期受付(Webサービス))およびユーザ定義受付の流量制御値を変更する手順を次に示します。
(a) 標準受付(同期受付(Webサービス))の流量制御値を変更する場合
標準受付(同期受付(Webサービス))の流量制御値を変更する手順を次に示します。
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HCSCサーバランタイム定義ファイルを更新し,流量制御値を変更します。
流量制御値を変更する場合,HCSCサーバランタイム定義ファイルの次のプロパティの値を変更してください。HCSCサーバランタイム定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.6 HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。
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SOAP1.1の場合
request-soap.instance.maximum=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の最大同時実行数 request-soap.exclusive.threads=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の占有スレッド数 request-soap.queue-size=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.1)の実行待ちキューのサイズ
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SOAP1.2の場合
request-soap1_2.instance.maximum=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の最大同時実行数 request-soap1_2.exclusive.threads=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の占有スレッド数 request-soap1_2.queue-size=標準の同期受付(Webサービス・SOAP1.2)の実行待ちキューのサイズ
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HCSCサーバランタイム定義ファイルを設定します。
HCSCサーバランタイム定義ファイルの設定方法については,「3.1.4 HCSCサーバの定義情報を設定する」を参照してください。
- 注意事項
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設定した情報は,標準受付の開始時に反映されます。
(b) ユーザ定義受付の流量制御値を変更する場合
ユーザ定義受付の流量制御値の変更は,ユーザ定義受付の定義情報の変更と同じです。ユーザ定義受付の定義情報の変更方法については,「5.3.24 ユーザ定義受付の定義情報を変更する」を参照してください。
なお,流量制御値を変更する場合,ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルの次のパラメタの値を変更してください。ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.6.2 ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル」を参照してください。
user-defined-reception-soap.threads.maximum=最大同時実行数 user-defined-reception-soap.exclusive.threads=占有スレッド数 user-defined-reception-soap.queue-size=実行待ちキューサイズ
- 注意事項
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設定した情報は,ユーザ定義受付の開始時に反映されます。