Hitachi

 システム管理者 クイックリファレンス


3.22.6 ストレージ管理ソフトウェアおよびSVPソフトウェア インストール時のトラブルシューティング

項番

障害内容

対処方法

1

インストールが失敗し、メッセージが表示された。

表3‒2 SVPのハードウェア条件」および「./0132.HTM#d70e48103」を満たす機器にインストールしてください。

2

インストールの成功が表示されたが、Storage Device Listが起動しない、またはストレージシステムを登録できない。

3.22.29 バックグラウンドサービスログを使用したトラブルシューティング」を参照して、 ストレージ管理ソフトウェアのバックグラウンドサービスの状態を確認して対処してください。

3.19.18 手動によるダンプファイルの採取」を参照して、ダンプファイルを採取してください。

ダンプツールを使用して採取することはできません。

3

ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのファイルをWindowsエクスプローラーなどから直接フォルダ (例:C:\Mapp)を削除して、再度インストールができなくなった。

次の手順でストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアを再度インストールしてください。

  1. インストールされていたストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのバージョンを確認し、同一バージョンのSVPファームウェアメディアを用意してください。

  2. 上記メディアで、ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアを再度インストールしてください(「3.2.38 管理サーバ(SVP)に必要なソフトウェアをインストールする」参照)。

4

インストール中に”(21443-200014)”が発生した。

Windowsを最新版にUpdateした後、Hitachi Device Manager-Storage Navigatorユーザガイドの「Adobe Flash Playerを使用可能にする」の「Adobe Flash Playerをインストールまたはアップデートする」を参照し、Adobe Flash Playerをインストールしてください。

インストール後に「3.2.38 管理サーバ(SVP)に必要なソフトウェアをインストールする」を実施してください。

5

インストール中に“(21443-200026)”が発生した。

ポート番号キー名「RestAPIServerStop」のポート番号が、他のアプリケーションのポート番号と重複している可能性があります。

次の手順を実施して、再度インストールしてください。

1. 「RestAPIServerStop」のポート番号が、他のアプリケーションのポート番号と重複していないか確認してください(「3.18.12 ポート番号を使用しているアプリケーションを確認する」を参照)。

2. ポート番号が重複している場合、「RestAPIServerStop」のポート番号、または重複しているアプリケーションのポート番号を変更してください(「RestAPIServerStop」のポート番号を変更する場合は、「3.18.15 SVPで使用するポート番号を変更する」を参照)。

3. 再度インストールしてください。

6

インストールが“(21443-200027)エラー”により失敗し、エラー詳細コードが“1060”または“1072”と表示された。

  • ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアを一旦アンインストールして、再度インストールしてください(「3.2.38 管理サーバ(SVP)に必要なソフトウェアをインストールする」参照)。

  • 繰り返し発生する場合は、SVPを再起動したあと、ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアを一旦アンインストールして、再度インストールしてください。

  • 上記を実施しても問題が解決しない場合は、以下の情報を弊社保守員へ送付してください。

    • SVPのWindowsイベントログ(システムとApplication)※1

    • SVPのサービスの一覧※2

    • C:\SetupTraceフォルダ内の全ファイル

7

SVPソフトウェアの更新時に“(21542-005016)エラー”が発生した。

イベントビューアーが起動している場合は、イベントビューアーを終了したのちに、再度SVPソフトウェアを更新してください。

それでも解決しない場合、下記の方法で"BackSvc.exe"、もしくは"FrontSvc.exe"のプロセスが存在するか確認してください。

  • Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019の場合

    タスクマネージャを起動して詳細タブ画面で表示項目(例:名前)を右クリックして「列の選択」をクリックする。列の選択ウィンドウで「イメージパス名」にチェックをつけて[OK]ボタンをクリックし、「イメージパス名」を確認してください。

存在する場合、Windowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動して下記を実行してください。

sc△stop△HtBack

sc△stop△HtFront

△:半角スペース

上記を実行したのちに、再度SVPソフトウェアを更新してください。上記を実行した場合は、必ずWindowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動して下記を実行してください。

sc△start△HtFront

sc△start△HtBack

△:半角スペース

それでも解決しない場合は、下記の方法で"Astcmd.exe"、もしくは"Astnet.exe"のプロセスが存在するか確認してください。

  • Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019の場合

    タスクマネージャを起動して詳細タブ画面で「名前」を確認してください。

存在する場合、当該プロセスを強制終了したのちに、再度SVPソフトウェアを更新してください。

それでも解決しない場合は、下記の方法でSVPソフトウェアのインストール先フォルダ(例:C:\Mapp)を含むプロセスが存在するか確認してください。

  • Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019の場合

    タスクマネージャを起動して詳細タブ画面で表示項目(例:名前)を右クリックして「列の選択」をクリックする。列の選択ウィンドウで「イメージパス名」にチェックをつけて[OK]ボタンをクリックし、「イメージパス名」を確認する。

存在する場合、当該プロセスを強制終了したのちに、再度SVPソフトウェアを更新してください。

8

ストレージシステムの登録、もしくは、SVPソフトウェアの更新時に、“(21542-005024)エラー”または“(21542-005040)エラー”が発生した。

ソフトウェアインストール用ファイルが壊れている可能性があります。

メディアからコピーしたファイルで実行している場合、正しくコピーされていない可能性があります。コピーしたファイルがコピー元と相違がないかを確認してから、再操作してください。この問題が再発するときは、直接ソフトウェアインストール用メディアを使用し、再操作してください。

9

ストレージシステムの登録、もしくは、SVPソフトウェアの更新時に、“(21542-005012)エラー”が発生した。

表3‒2 SVPのハードウェア条件」および「./0132.HTM#d70e48103」を満たしていることを確認してください。

条件を満たしている場合、インストールしている機器に一時的もしくは継続的になんらかの問題が起きている可能性があります。インストールしている機器に問題が起きていないか、イベントログ等にて確認し、問題を解決した後に再度操作してください。

10

ストレージ管理ソフトウェアの削除時に“(21443-005017)エラー”が発生した。

イベントビューアーが起動している場合は、イベントビューアーを終了したのちに、再度ストレージ管理ソフトウェアを削除してください。

それでも解決しない場合、下記の方法で"BackSvc.exe"、もしくは"FrontSvc.exe"のプロセスが存在するか確認してください。

  • Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019の場合

    タスクマネージャを起動して詳細タブ画面で「名前」を確認してください。

存在する場合、Windowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動して下記を実行してください。

sc△stop△HtBack

sc△stop△HtFront

△:半角スペース

上記を実行したのちに、再度ストレージ管理ソフトウェアを削除してください。上記を実行した場合は、必ずWindowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動して下記を実行してください。

sc△start△HtFront

sc△start△HtBack

△:半角スペース

それでも解決しない場合は、下記の方法で"Astcmd.exe"、もしくは"Astnet.exe"のプロセスが存在するか確認してください。

  • Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019の場合

    タスクマネージャを起動して詳細タブ画面で「名前」を確認してください。

存在する場合、当該プロセスを強制終了したのちに、再度ストレージ管理ソフトウェアを削除してください。

それでも解決しない場合は、下記の方法でストレージ管理ソフトウェアのインストール先フォルダ(例:C:\Mapp)を含むプロセスが存在するか確認してください。

  • Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016、Windows Server 2019の場合

    タスクマネージャを起動して詳細タブ画面で表示項目(例:名前)を右クリックして「列の選択」をクリックする。列の選択ウィンドウで「イメージパス名」にチェックをつけて[OK]ボタンをクリックし、「イメージパス名」を確認する。

存在する場合、当該プロセスを強制終了したのちに、再度ストレージ管理ソフトウェアを削除してください。

11

ストレージ管理ソフトウェアの削除時に“(21443-200017)エラー”が発生した。

コマンドプロンプトが起動中、かつコマンドプロンプトのカレントディレクトリのフォルダが削除対象の場合に発生します。

コマンドプロンプトのカレントディレクトリを削除対象外のフォルダに移動するか、もしくはコマンドプロンプトを閉じてください。その後、再度ストレージ管理ソフトウェアを削除してください。

注※1

コントロールパネルの[管理ツール]-[イベントビューアー]で、[Windowsログ]の[システム]を選択し、メニューの[操作]-[すべてのイベントを名前をつけて保存]を選択してください(OS種類によって操作が異なることがあります)。

次に[Windowsログ]の[Application]を選択し、メニューの[操作]-[すべてのイベントを名前をつけて保存]を選択してください。

注※2

コントロールパネルの[管理ツール]-[サービス]で、[サービス]画面を起動してください(OS種類によって操作が異なることがあります)。[操作(A)]-[一覧のエクスポート(L)...]でサービスの一覧を出力してください。