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 システム管理者 クイックリファレンス


3.1.6 SVPのハードウェア条件

表3‒2 SVPのハードウェア条件

項目

仕様

プロセッサ(CPU)

Celeron P4505 1.87GHz(2Core)相当以上※1※2

推奨

Celeron G1820 2.7GHz(2Core)相当以上※2

メモリ(RAM)

構成に依存※3

HDDまたはSSD

120GB以上※4

ネットワークカード(LAN)

1ポート(1000Base-T)※5

電源

冗長電源を推奨

ディスプレイ

True Color 32bit 以上

解像度:1280×1024 ピクセル以上※6

DVDドライブ

1台※6

キーボードとマウス

1セット※6

注※1

CPUベンダ、およびプロセッサ・ファミリには依存しません。

注※2

1台のSVPに最大8台のストレージシステムを登録できます。

1台のSVPに登録されている複数のストレージシステムを同時に起動する場合は、1台のストレージシステムにつき1 Core分のCPUが必要です。Hyper Thread対応のCPUであれば、1Thread分必要となります。

注※3

SVPに必要なメモリ容量は、OSの種類、SMI-Sの使用/未使用、および管理するストレージシステムの台数により異なります。

Microsoft社が公開しているシステム要件を参照して、OSの動作に必要な最小メモリ容量を確認してください。

例:Windows 10(64bit版)の場合

OSの動作に必要な最小メモリ容量=2GB

例:Windows Server 2016の場合

OSの動作に必要な最小メモリ容量=512MB

例:Windows Server 2016(デスクトップ エクスペリエンス搭載サーバー オプションを使用)の場合

OSの動作に必要な最小メモリ容量=2GB

SVPに登録するストレージシステムでSMI-S機能を使用しない場合は、SMI-Sプロバイダサービスを停止することで、SVPが使用するメモリ容量を低減できます。サービスを停止する手順は「付録N.7 SMI-Sプロバイダのスタートアップ設定をする」を参照してください。

SMI-S機能を使用する場合に必要なメモリ容量と、使用しない場合に必要なメモリ容量は、次のとおりです。

SMI-S機能を使用する場合:

SVPに必要なメモリ容量=OSの動作に必要な最小メモリ容量+1.1GB+ストレージシステム1台あたり1.8GB(推奨値)×管理するストレージシステムの台数

例:Windows 10(64bit版)で3台のストレージシステムを管理する場合(1台以上のストレージシステムでSMI-S機能を使用)

SVPに必要なメモリ容量=2GB+1.1GB+1.8GB×3=8.5GB

SMI-S機能を使用しない場合:

SVPに必要なメモリ容量=OSの動作に必要な最小メモリ容量+1GB+ストレージシステム1台あたり1.5GB(推奨値)×管理するストレージシステムの台数

例:Windows 10(64bit版)で3台のストレージシステムを管理する場合(3台のストレージシステムともにSMI-S機能は未使用)

SVPに必要なメモリ容量=2GB+1GB+1.5GB×3=7.5GB

注※4

1台のストレージシステムを管理するために必要なHDD容量です。

複数台のストレージシステムを同時に管理する場合に必要なHDD容量は、次のとおりです。

必要なHDD容量=100GB(基本)+ストレージシステム1台あたり20GB×管理するストレージシステムの台数

基本には、OSが使用するHDD容量を含みません。

例:3台のストレージシステムを管理する場合

必要なHDD容量=100GB(基本)+20GB×3=160GB

注※5

管理LANと保守LANを分離して運用する場合等、複数LAN環境で運用する場合は、別途必要な数のポートを準備してください。

SVPは、管理対象としているストレージシステムから下記のモニタデータを受信し、HDDまたはSSDに格納します。

  • 定常モニタデータ:約276KB/5秒

  • PerformanceMonitorデータ:約400KB/モニタ間隔

    (モニタ間隔は1分から15分までの時間を1分単位で指定可)

転送速度が上記より下回ると、SVPの処理時間に遅延が生じる可能性があります。モニタデータを上回る転送速度のネットワーク環境に接続してください。

注※6

管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、ストレージシステムとSVPのネットワーク設定、SVPの初期設定、およびSVPで動作するソフトウェアのインストールを行う場合は不要です。