Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


2.1.3 Google Cloud Platform環境の場合

Google Cloud Platform環境の場合、HMP-PCTOを用いたユーザ責務のKubernetesアプリケーションは次の流れで開発します。

表2‒3 ユーザ責務のKubernetesアプリケーションの開発の流れ(Google Cloud Platform環境を使用する場合)

項番

項目

説明

参照先

1

Javaアプリケーションの開発

HMP-PCTOが提供するJavaライブラリを使用してユーザのJavaアプリケーションを開発します。

2.2 Javaアプリケーションの開発

2

コンテナイメージ作成

HMP-PCTOが提供するDockerfileの記述例を基にDockerfileを作成・ビルドします。

2.3 コンテナイメージ作成

3

Artifact Registryの有効化およびコンテナイメージの登録

Google Kubernetes Engineで作成したGKEクラスタから参照可能なコンテナレジストリArtifact Registryにコンテナイメージを登録します。

Google Cloud Platformの公式ドキュメント

4

永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定

HMP-PCTOで使用する永続ボリュームのストレージ種別と、そのプロビジョニング方法を選定します。通常版の場合だけ実施します。

2.4 永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定(通常版限定)

5

Google Cloud Platformのマネージドストレージサービスのプロビジョニング

HMP-PCTOおよび関連製品で使用する共有ファイルシステムをプロビジョニングします。

6

Kubernetesマニフェスト作成

HMP-PCTOが提供するKubernetesマニフェストの記述例を基にKubernetesマニフェストを作成します。

2.6 Kubernetesマニフェスト作成

7

永続ボリュームのKubernetesマニフェストの作成

共有ファイルシステムを永続ボリュームとして使用するためのKubernetesマニフェストを作成します。

Google Cloud Platformの公式ドキュメント

8

Cloud Traceを出力する権限の付与

HMP-PCTOの分散トレースを収集するため、Cloud Traceを出力する権限を付与します。

2.6 Kubernetesマニフェスト作成」で作成した、各Podが使用するサービスアカウントに対して、cloudtrace.agentロールを付与してください。

Google Cloud Platformの公式ドキュメント

9

デプロイ

Kubernetesアプリケーションを、ユーザ任意の方法でKubernetesクラスタにデプロイします。

2.7 ユーザ責務のKubernetesアプリケーションのデプロイとアンデプロイ