Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


2.4 永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定(通常版限定)

HMP-PCTOが使用する永続ボリュームの選定について説明します。HMP-PCTOがサポートしている永続ボリュームのストレージ種別と、そのプロビジョニング方法の一覧を次の表に示します。この表を参照して、プロビジョニング方法を選定してください。

表2‒18 HMP-PCTOでサポートしている永続ボリュームのストレージ種別と、そのプロビジョニング方法の一覧

ストレージの種別

Kubernetes環境

マネージドファイルサービス

プロビジョニング方法

説明

静的

動的

ローカル永続ボリューム

規定しません

該当しません

ストレージクラスなどの詳細は用途によって異なります。詳細は「2.6 Kubernetesマニフェスト作成」を参照してください。

NFS

オンプレミス環境

該当しません

ストレージクラスなどの詳細は用途によって異なります。詳細は「2.6 Kubernetesマニフェスト作成」を参照してください。

また、作業の詳細は各システムで異なります。HMP-PCTOとしての作業については、「2.5 共有ファイルシステムでの作業(通常版限定)」を参照してください。

Red Hat OpenShift Container Platform環境

該当しません

Microsoft Azure環境

Azure Files

NFSをサポートしているため、永続ボリュームとして使用できます。プロビジョニングする方法については、Microsoft Azureの公式ドキュメントを参照してください。

HMP-PCTOとして必要な作業は、「2.5 共有ファイルシステムでの作業(通常版限定)」を参照してください。

Azure Blob Storage

Google Cloud Platform環境

Filestore

NFSをサポートしているため、永続ボリュームとして使用できます。プロビジョニングする方法については、Google Cloud Platformの公式ドキュメントを参照してください。

HMP-PCTOとして必要な作業は、「2.5 共有ファイルシステムでの作業(通常版限定)」を参照してください。

(凡例)

○:サポートしています。HMP-PCTOおよびEADSで動作検証が実施済みの構成です。

−:サポートしていません。HMP-PCTOおよびEADSで動作検証が未実施の構成です。この構成を使用する場合は、ユーザ責任で動作検証を実施してください。

注※ 目的によっては使用できない場合があります。詳細な選定方法は「2.6 Kubernetesマニフェスト作成」を参照してください。