Hitachi

Hitachi Microservices Platform - Paxos Commit Transaction Orchestrator ユーザーズガイド


2.1.2 Microsoft Azure環境の場合

Microsoft Azure環境の場合、HMP-PCTOを用いたユーザ責務のKubernetesアプリケーションは次の流れで開発します。スケーリング対応機能を使用する場合は、「4. スケーリング対応機能の運用」も併せて参照してください。

表2‒2 ユーザ責務のKubernetesアプリケーションの開発の流れ(Microsoft Azure環境を使用する場合)

項番

項目

説明

参照先

1

Javaアプリケーションの開発

HMP-PCTOが提供するJavaライブラリを使用してユーザのJavaアプリケーションを開発します。

2.2 Javaアプリケーションの開発

2

コンテナイメージ作成

HMP-PCTOが提供するDockerfileの記述例を基にDockerfileを作成・ビルドします。

2.3 コンテナイメージ作成

3

Azure Container Registryの有効化およびコンテナイメージの登録

Azure Kubernetes Serviceで作成したAKSクラスタから参照可能なコンテナレジストリAzure Container Registryに、コンテナイメージを登録します。

Microsoft Azureの公式ドキュメント

4

永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定

HMP-PCTOで使用する永続ボリュームのストレージ種別と、そのプロビジョニング方法を選定します。通常版の場合だけ実施します。

2.4 永続ボリュームとプロビジョニング方法の選定(通常版限定)

5

Microsoft Azureのマネージドストレージサービスのプロビジョニング

HMP-PCTOおよび関連製品で使用する共有ファイルシステムをプロビジョニングします。通常版の場合だけ実施します。

6

Kubernetesマニフェスト作成

HMP-PCTOが提供するKubernetesマニフェストの記述例を基にKubernetesマニフェストを作成します。

7

永続ボリュームのKubernetesマニフェストの作成

共有ファイルシステムを永続ボリュームとして使用するためのKubernetesマニフェストを作成します。

Microsoft Azureの公式ドキュメント

8

デプロイ

Kubernetesアプリケーションを、ユーザ任意の方法でKubernetesクラスタにデプロイします。

2.7 ユーザ責務のKubernetesアプリケーションのデプロイとアンデプロイ