インストールする前には,Global Link Managerをインストールするサーバで次のことを確認してください。
- AdministratorまたはAdministratorsグループのユーザーでWindowsにログオンしていること
- 次のプログラムがインストールされていないこと
- v8.0より前のバージョンのDevice ManagerおよびTuning Manager
- HiRDB製品(HiRDB/Single Server,HiRDB/Parallel Server,HiRDB/Workgroup Server,HiRDB/Run Time,HiRDB/Developer's Kit,HiRDB SQL Executer)
- ポート番号22620をほかの製品が使用していないこと
Global Link Managerでは,SNMP Trapを受信するポート番号のデフォルト値を22620に設定しています。ほかの製品でこのポート番号を使用している場合,Global Link Managerのインストール時にほかのポート番号を指定してください。ほかの製品とポート番号が重複した場合,Global Link
Managerのインストールが正常終了しても,Global Link Managerを開始できなくなります。この場合は,プロパティファイル(server.properties)で,SNMP Trap受信機能を無効にするか,ポート番号の設定を変更する必要があります。プロパティファイルの設定方法については,「3.5 Global Link Managerの環境設定の変更」を参照してください。
- ポート番号22015,22016,22031,22032,22035,22036,22037,22038,22125,22126,22127,および22128をHitachi Command Suite製品以外の製品が使用していないこと
ほかの製品がこれらのポート番号を使用している場合,Global Link Managerのインストールが正常終了しても,Global Link Managerを開始できなくなります。これらのポートを使用している製品がないことを確認してから,インストールを開始してください。これらのポート番号は,インストール後に変更できます。ポート番号の変更方法については「3.7 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのポート番号の変更」を参照してください。すでにHitachi Command Suite共通コンポーネントがインストールされた環境で,これらのポート番号を変更して運用している場合は,そのポート番号を利用してインストールできます。デフォルトのポート番号に戻す必要はありません。
- ファイアウォールの設定が,ローカルホスト内のソケット通信を遮断しないよう設定されていること
OSにバンドルされているファイアウォール機能の中には,ローカルホスト内のソケット通信も遮断するものがあります。ローカルホスト内のソケット通信が遮断される環境では,Hitachi Command Suite製品のインストールおよび運用ができません。OSが提供しているファイアウォールを設定する場合,ローカルホスト内のソケット通信を遮断しないように設定してください。
- セキュリティ監視プログラムまたはウィルス検出プログラムのインストールの有無
セキュリティ監視プログラムまたはウィルス検出プログラムがインストールされている場合,停止しておいてください。
- プロセス監視プログラムのインストールの有無
プロセス監視プログラムがインストールされている場合,停止するか,または設定を変更して,Hitachi Command Suite共通コンポーネントおよびHitachi Command Suite製品のサービス(プロセス)を監視しないようにしてください。
- リモートデスクトップ機能を使用する場合,コンソールセッションに接続していること
Windows版のHitachi Command Suite製品は,Windowsのリモートデスクトップ機能をサポートしています。リモートデスクトップ機能にはご使用のOSによって次の呼び方があります。
- 管理用リモートデスクトップ
- リモートデスクトップ接続
Hitachi Command Suite製品を操作(インストールおよびアンインストールを含む)する場合にリモートデスクトップ機能を使用するとき,接続先サーバのコンソールセッションに接続する必要があります。ただし,コンソールセッションに接続しても,接続中に別のユーザーがコンソールセッションに接続すると,製品が正しく動作しなくなるおそれがあります。
- Windowsのサービスを操作するウィンドウを表示していないこと(コンピュータの管理,サービスなど)
- すでにHitachi Command Suite製品がインストールされている場合,HiRDB/EmbeddedEdition _HD1が起動していること
Hitachi Command Suite製品は常にHiRDB/EmbeddedEdition _HD1が起動している必要があります。[サービス]ウィンドウの一覧にあるHiRDB/EmbeddedEdition _HD1が起動していることを確認してください。停止していた場合は,HiRDB/EmbeddedEdition _HD1を起動してください。
- インストールするマシンのローカル時間は,現在の日時を設定しておくこと
- 注意事項
-
- Global Link Managerをインストールするマシンに,ほかのHitachi Command Suite製品がインストールされている場合は,Global Link Managerをインストールする前に,Hitachi Command
Suite製品のデータベースのバックアップを取っておいてください。データベースをバックアップする方法は「3.4.1 Global Link Managerのデータベースのバックアップ」を参照してください。
- Hitachi Command Suite共通コンポーネントがドライブ直下(C:\,D:\など)にインストールされている場合,Global Link Managerはインストールできません。
- バージョンが6.3未満のTuning Manager - Agent for SAN SwitchがインストールされているマシンにGlobal Link Managerをインストールする場合は,事前に必ずTuning Manager - Agent
for SAN Switchのサービスを停止してください。Tuning Manager - Agent for SAN Switchのサービスを停止するコマンドを次に示します。
<Tuning Manager - Agent for SAN Switchのインストールフォルダ>\tools\jpcstop agtw
Hitachi Command Suite製品のサービスを停止するコマンド(hcmds64srv /stopコマンド)を実行してもTuning Manager - Agent for SAN Switchのサービスは停止しません。
データ実行防止機能を使用している場合は,次の設定が必要になります。
データ実行防止機能(DEP:Data Execution Prevention)を有効にしている場合,インストールが開始できないことがあります。次の手順でデータ実行防止機能を解除したあと,再度インストールを実行してください。
- [スタート]-[コントロールパネル]-[システム]を選択します。
システムのプロパティダイアログが表示されます。
- [詳細設定]タブの[パフォーマンス]の[設定]ボタンをクリックします。
パフォーマンス オプションダイアログが表示されます。
- [データ実行防止]タブで[次に選択するものを除くすべてのプログラムおよびサービスについてDEPを有効にする]ラジオボタンを選択します。
- [追加]ボタンをクリックし,Global Link Managerのインストーラー(setup.exe)を指定します。
リストにGlobal Link Managerのインストーラー(setup.exe)が追加されます。
- Global Link Managerのインストーラー(setup.exe)の横のチェックボックスをオンにして,[OK]ボタンをクリックします。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2023, Hitachi, Ltd.