Hitachi Global Link Manager 導入・設定ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


2.1 Global Link Managerのインストールの種類

この節ではGlobal Link Managerサーバのインストールについて説明します。インストールには次の種類があります。

注※
サイレントインストールでインストールすることもできます。サイレントインストールとは,Global Link Managerのインストール時に,応答処理を省略できるインストール方法です。

2.1.1 Global Link Managerのインストールの準備」を実施したあと,それぞれのインストール手順に従ってください。

なお,Global Link Manager v8.2.1以降をインストールするマシンのHitachi Command Suite製品のバージョンは,v8.2.1以降にしてください。

注意事項
新規インストール,またはアップグレードインストールする場合の注意事項を次に示します。
  • バージョンが8.2.1未満のGlobal Link Managerは,最新バージョンにアップグレードインストールできません。いったんバージョン8.2.1~8.8.0にアップグレードインストールしてから,最新バージョンに再度アップグレードインストールしてください。
  • OSをアップグレードする場合,OSをアップグレードする前にHitachi Command Suiteをアンインストールしてください。例えば,Windows Server 2012からWindows Server 2012 R2にアップグレードする場合も,Hitachi Command Suiteをいったんアンインストールする必要があります。
    OSをアップグレードしたあと,アップグレードしたOSに対応するHitachi Command Suiteを新規インストールして,Hitachi Command Suiteのデータベースを移行してください。
  • バージョンがv8より前のGlobal Link Managerをv8以降にアップグレードインストールする場合は,32ビットのプログラムを64ビットのプログラムにデータ移行するため,データが退避されます。退避されたデータは,Global Link Manager以外の製品でも使用するため,次の製品をすべてv8以降にアップグレードするまで削除しないでください。
    • Device Manager
    • Tiered Storage Manager
    • Replication Manager
    • Tuning Manager
    • Compute Systems Manager
    すべてv8以降にアップグレードしたあとは,退避されたデータを削除しても問題ありません。
  • バージョンがv8より前のGlobal Link Managerをv8以降にアップグレードインストールする場合は,Windowsの[サービス]ウィンドウに次に示すサービスがある場合,そのサービスが起動していることを確認し,起動していない場合は起動してください。
    • HiRDB/EmbeddedEdition _HD0
    • HiRDB/EmbeddedEdition _HD1
  • v8.7.1以前のGlobal Link Managerをインストールすると,Microsoft Visual C++ 2008再頒布可能パッケージ(Microsoft Visual C++ 2008 Redistributable Package (x86)およびMicrosoft Visual C++ 2008 Redistributable Package (x64))が一緒にインストールされます。
  • v8.7.2以降のGlobal Link Managerをインストールすると,Microsoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージ(Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package (x86)およびMicrosoft Visual C++ 2013 Redistributable Package (x64))が一緒にインストールされます。
  • v8.8.3以降のGlobal Link Managerをインストールすると,Microsoft Visual C++ 2015再頒布可能パッケージ(Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable Package (x86)およびMicrosoft Visual C++ 2015 Redistributable Package (x64))が一緒にインストールされます。

参考:
  • Global Link Managerでは修正プログラム(サービスパック)が提供されることがあります。サービスパックのインストールについては,サービスパックと一緒に提供されるドキュメントを参照してください。
  • ダウングレードインストール(バージョンをさかのぼるインストール)はできません。

注意事項
アンインストールする場合の注意事項を次に示します。
  • Global Link Managerのアンインストール時に,Microsoft Visual C++ 2008再頒布可能パッケージ(Microsoft Visual C++ 2008 Redistributable Package (x86)およびMicrosoft Visual C++ 2008 Redistributable Package (x64))は,アンインストールされません。 ほかの製品がMicrosoft Visual C++ 2008再頒布可能パッケージを使用していない場合は,コントロールパネルの[プログラムと機能]からアンインストールすることができます。
  • Global Link Managerのアンインストール時に,Microsoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージ(Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package (x86)およびMicrosoft Visual C++ 2013 Redistributable Package (x64))は,アンインストールされません。 ほかの製品がMicrosoft Visual C++ 2013再頒布可能パッケージを使用していない場合は,コントロールパネルの[プログラムと機能]からアンインストールすることができます。
  • Global Link Managerのアンインストール時に,Microsoft Visual C++ 2015再頒布可能パッケージ(Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable Package (x86)およびMicrosoft Visual C++ 2015 Redistributable Package (x64))は,アンインストールされません。 ほかの製品がMicrosoft Visual C++ 2015再頒布可能パッケージを使用していない場合は,コントロールパネルの[プログラムと機能]からアンインストールすることができます。
この節の構成
2.1.1 Global Link Managerのインストールの準備
2.1.2 Global Link Managerの新規インストール
2.1.3 Global Link Managerの再インストール
2.1.4 Global Link Managerのアップグレードインストール
2.1.5 Global Link Managerのサイレントインストール
2.1.6 Global Link Managerのアンインストール