5.2 REST APIサーバのデータベースを最新にする方法
- ストレージシステムの構成変更通知を利用したデータベースの更新
次のストレージシステムの場合、ストレージシステムの構成変更を通知する機能が利用できます。ストレージシステムの構成が変更されたときは、ストレージシステムからREST APIサーバに構成変更が通知されます。通知された情報をもとに、REST APIサーバのデータベースが自動的に更新されます。
- VSP 5000 シリーズ
- VSP E シリーズ
- VSP G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900
- マイクロコードのバージョンが83-04-XX-XX/XX 以降のVSP G100、G200、G400、G600、G800、VSP F400、F600、F800
- マイクロコードのバージョンが80-05-XX-XX/XX 以降のVSP G1000
- VSP G1500またはVSP F1500
対象のストレージシステムについて、構成変更の通知を受信できるかどうかを、ストレージシステムの構成変更の通知先の一覧を取得して確認してください。ストレージシステムの構成変更の通知先が登録されていない場合は、ストレージシステムの構成変更の通知先を登録するAPIを実行してください。
構成変更通知を利用して最新の情報を取得できるストレージシステムのマイクロコードのバージョンは、ストレージシステムのリソースごとに異なります。詳細については、情報検索で取得するストレージシステムの各リソースの説明を参照してください。
- ストレージシステムの構成情報を更新するAPIを利用したデータベースの更新
ストレージシステムの構成情報を更新するAPIを実行すると、対象となるストレージシステムから構成情報を取得して、REST APIサーバに保持しているストレージシステムの構成情報を更新できます。
構成変更通知を利用できないストレージシステムの場合、REST API以外からストレージシステムの構成が変更されたときは、REST APIサーバのデータベ ースに構成変更の情報が反映されません。情報検索のAPIを実行する前に、ストレージシステムの構成情報を更新するAPIを実行して、ストレージシステムの構成情報を最新の状態にしておくことをお勧めします。
- メモ
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- 保守員によるストレージシステムの構成変更が行われた場合、REST APIサーバのデータベースに構成変更の情報が反映されません。情報検索のAPI を実行する前に、ストレージシステムの構成情報を更新するAPI を実行してください。
- 構成変更の通知を受信していても、次のようなリソースの状態を取得する場合、REST
APIサーバのデータベースの情報がストレージシステムの最新の情報と一致しないことがあります。情報検索のAPI を実行する前に、ストレージシステムの構成情報を更新するAPI
を実行してください。
- 容量や使用率など、リソースの使用状況によって値が変動する情報
- プールの状態など、ユーザの操作に関わらず自動的に変動する情報
- メモ
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REST APIからストレージシステムのリソースの構成を変更した場合、自動でREST APIサーバのデータベースに構成変更の情報が反映されます。ただし、次の操作はREST APIサーバのデータベースに構成変更の情報が反映されません。情報検索のAPIを実行する前に、ストレージシステムの構成情報を更新するAPIを実行してください。
- コピーペアまたはスナップショットに対する操作
- 容量削減機能(dedupe and compression)が有効なボリュームの削除
- プールに対して重複排除機能を有効または無効にする操作
- 重複排除機能が有効なプールの削除
- パリティグループに対する操作
- 外部パリティグループに対する操作
- Storage Navigatorからのホスト編集におけるiSCSIネームまたはiSCSIニックネームの変更