Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


5.6.11 プール(pool)

情報検索で取得するプールの属性について説明します。

リソース名

pool

リソースの属性一覧

ストレージシステムのマイクロコードのバージョンが下記の条件を満たす場合、構成変更通知を利用して最新の情報が取得できます(※が付いている属性を除く)。

属性

説明

poolId

int

プールのオブジェクトID

poolStatus

string

プールの状態

  • POLN:正常(Pool Normal)
  • POLF:しきい値を超えたオーバーフロー状態(Pool Full)
  • POLS:しきい値を超えたオーバーフロー状態で閉塞している(Pool Suspend)
  • POLE:障害状態で閉塞している(Pool failure)

    プールの状態がPOLEの場合、プールの情報を取得できません。

usedCapacityRate

int

プールの使用率(%)

論理容量の使用率(%)を示します。

usedPhysicalCapacityRate

int

物理容量の使用率(%)

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。

poolName

string

プール名

availableVolumeCapacity

long

ボリュームデータに使用できる容量(MB)

論理容量の空き容量(MB)を示します。

availablePhysicalVolumeCapacity

long

物理容量の空き容量(MB)

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。

totalPoolCapacity

long

プールの総容量(MB)

論理容量の合計(MB)を示します。

totalPhysicalCapacity

long

物理容量の合計(MB)

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合に表示されます。

firstLdevId

int

プールを構成するLDEVの第1の番号

warningThreshold

int

プールに設定されている警告しきい値

depletionThreshold

int

プールに設定されている枯渇しきい値

virtualVolumeCapacityRate

int

プール容量に対する仮想ボリュームの最大予約率

無制限が設定されている場合、-1 が出力されます。

Thin Imageプールの場合、常に無効な値を示す-1が出力されます。

VSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合、無効な値を示す-1が出力されます。

isMainframe

boolean

プールがメインフレーム用かオープンシステム用かが表示されます。

  • true:メインフレームボリューム用のプール
  • false:オープンボリューム用のプール

isShrinking

boolean

プールが縮小中(シュリンク中)であるかどうかが表示されます。

  • true:プールが縮小中である
  • false:プールが縮小中でない

totalLocatedCapacity

long

プールにマッピングされたすべてのDPボリュームの合計容量(MB)

この属性値は、制御領域を含みません。

blockingMode

string

仮想ボリューム保護機能の設定

DPプールが満杯か、またはDPプールボリュームが閉塞している場合に、対象のDPプールを使用しているDPボリュームを読み書きできるかどうかが表示されます。

  • PF:Pool Full

    DPプールが満杯の場合、読み書きできない

    DPプールボリュームが閉塞している場合、読み書きできる
  • PB:Pool vol Blockade

    DPプールボリュームが閉塞している場合、読み書きできない

    DPプールが満杯の場合、読み書きできる

  • FB:Full or Blockade

    DPプールが満杯またはDPプールボリュームが閉塞している場合、読み書きできない

  • NB:No Blocking

    DPプールが満杯またはDPプールボリュームが閉塞している場合でも、対象のDPボリュームを読み書きできる

totalReservedCapacity

long

DPプールに関連づけられたDPボリュームのページ予約容量の合計(MB)

ページ予約機能をサポートしていない構成の場合は表示されません。

poolActionMode

string

プールの実行モード

  • DEF:REST APIサーバからモニタの開始、終了を指示し、DKC自動計算で階層の範囲設定を行うモード
  • AUT:時刻指定でモニタを開始、終了し、DKC自動計算で階層の範囲設定を行うモード(Storage Navigatorで指定します)

tierOperationStatus

string

性能モニタリングおよび階層再配置の稼働状態を表示

  • STP:性能モニタリングおよび階層再配置が停止状態
  • RLC:性能モニタリングが停止状態、階層再配置は稼働状態
  • MON:性能モニタリングが稼働状態、階層再配置は停止状態
  • RLM:性能モニタリングおよび階層再配置が稼働状態

dat

string

モニタ情報の状態

  • VAL:有効
  • INV:無効
  • PND:計算中

poolType

string

プール種別

  • HDPHDPプール
  • HDTHDTプール
  • RTactive flash用のプール
  • DM:データダイレクトマップ属性のHDPプール

monitoringMode

string

性能モニタリングの実行モード(モニタモード)

  • PM:周期モード(Period Mode)
  • CM:継続モード(Continuous Mode)

dataReductionAccelerateCompCapacity

long

容量削減機能(dedupe and compression)または容量拡張機能によって削減された容量(ブロック単位)

削減後の容量には、ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータは含まれません。

dataReductionCapacity

long

容量削減機能(圧縮および重複排除)によって削減された容量(ブロック単位)

削減後の容量には、ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータは含まれません。

dataReductionBeforeCapacity

long

容量削減機能(圧縮および重複排除)によって削減される前の容量(ブロック単位)

dataReductionAccelerateCompRate

int

容量削減機能(圧縮および重複排除)または容量拡張機能によって削減された容量の割合(%)

削減後の容量には、ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータは含まれません。

duplicationRate

int

重複排除機能によって削減された容量の割合(%)

compressionRate

int

圧縮機能または容量拡張機能によって削減された容量の割合(%)

dataReductionRate

int

容量削減機能(圧縮および重複排除)によって削減された容量の割合(%)

削減後の容量には、ストレージシステムが生成するメタデータやガベージデータは含まれません。

snapshotUsedCapacity

long

プールにマッピングされたすべてのスナップショットデータの使用量(MB)

suspendSnapshot

boolean

枯渇しきい値を超過した場合に、Thin Imageペアを中断するかどうか

  • true:枯渇しきい値超過時にThin Imageペアを中断する
  • false:枯渇しきい値超過時にThin Imageペアを中断しない

tiers

object[]

HDTプールの階層に関する次の属性が階層ごとに表示されます。

  • tierNumber(int)

    階層の番号

  • tierLevelRange(string)

    階層の下限値

    1時間当たりのI/O数(IOPH)で表示されます。

  • tierDeltaRange(string)

    階層のデルタ値

    1時間当たりのI/O数(IOPH)で表示されます。

  • tierUsedPhysicalCapacity(long)

    階層の物理容量の使用量(MB)

  • tierTotalPhysicalCapacity(long)

    階層の物理容量の合計(MB)

  • tierUsedCapacity(long)

    階層の論理容量の使用量(MB)

  • tierTotalCapacity(long)

    階層の論理容量の合計(MB)

  • tablespaceRate(int)

    新規割り当て用の空き領域率

  • performanceRate(int)

    性能稼働率

  • progressOfReplacing(int)

    階層再配置の進捗率

    次に示す階層再配置の稼働状態の進捗率が099の値で表示されます。

    • tierOperationStatus属性の値がRLCまたはRLMの場合:再配置(実行中)の進捗率
    • tierOperationStatus属性の値がSTPまたはMONの場合:再配置(中断中)の進捗率

    階層再配置が実行されていない状態、または階層再配置が終了した状態の場合、100が表示されます。

  • bufferRate(int)

    再配置用バッファ領域率

dataReductionAccelerateCompIncludingSystemData

object

容量削減機能(圧縮および重複排除)または容量拡張機能によって削減された容量に関する属性が表示されます。

これらの属性は、削減後の容量にユーザデータのほかにストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータを含んだ値で算出されます。

  • isReductionCapacityAvailable(boolean)

    容量の削減効果があるかどうか

    • true:ある

      trueの場合、reductionCapacity属性に削減された容量が表示されます。

    • false:ない(削減後に容量が増加している場合など)

  • reductionCapacity(long)

    削減された容量(ブロック単位)

    isReductionCapacityAvailable属性がtrueの場合に表示されます。

  • isReductionRateAvailable(boolean)

    容量の削減効果があるかどうか

    • true:ある

      trueの場合、reductionRate属性に削減された容量の割合が表示されます。

    • false:ない(削減後に容量が増加している場合など)

  • reductionRate(int)

    削減された容量の割合(%)

    isReductionRateAvailable属性がtrueの場合に表示されます。

dataReductionIncludingSystemData

object

容量削減機能(圧縮および重複排除)によって削減された容量に関する属性が表示されます。

これらの属性は、削減後の容量にユーザデータのほかにストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータを含んだ値で算出されます。

  • isReductionCapacityAvailable(boolean)

    容量の削減効果があるかどうか

    • true:ある

      trueの場合、reductionCapacity属性に削減された容量が表示されます。

    • false:ない(削減後に容量が増加している場合など)

  • reductionCapacity(long)

    削減された容量(ブロック単位)

    isReductionCapacityAvailable属性がtrueの場合に表示されます。

  • isReductionRateAvailable(boolean)

    容量の削減効果があるかどうか

    • true:ある

      trueの場合、reductionRate属性に削減された容量の割合が表示されます。

    • false:ない(削減後に容量が増加している場合など)

  • reductionRate(int)

    削減された容量の割合(%)

    isReductionRateAvailable属性がtrueの場合に表示されます。

capacitiesExcludingSystemData

object

容量削減機能(dedupe and compression)によって削減された容量に関する属性が表示されます。

  • usedVirtualVolumeCapacity(long)

    仮想ボリュームの使用量(ブロック単位)

    重複排除用システムデータボリュームの使用量は含まれません。

  • compressedCapacity(long)

    圧縮によって削減された容量(ブロック単位)

    ストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータの容量は含まれません。

  • dedupedCapacity(long)

    重複排除によって削減された容量(ブロック単位)

    ストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータの容量は含まれません。

  • reclaimedCapacity(long)

    固定パターン排除によって削減された容量(ブロック単位)

    ストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータの容量は含まれません。

  • systemDataCapacity(long)

    システムデータ消費量(ブロック単位)

    ストレージシステムが生成するメタデータおよびガベージデータの容量が含まれます。

  • preUsedCapacity(long)

    容量削減対象データの削減前の容量(ブロック単位)

  • preCompressedCapacity(long)

    圧縮対象データの圧縮前の容量(ブロック単位)

  • preDedupredCapacity(long)

    重複排除対象データの重複排除前の容量(ブロック単位)

storageDeviceId

string

ストレージデバイスID

注※ ストレージシステムの構成変更の通知を受信していても、最新の情報を取得できない場合があります。

プールを構成するプールボリュームのドライブタイプがSSD(FMC)のとき、次の情報も取得できます。

属性

説明

usedPhysicalCapacityRate

int

物理容量の使用率(%)

totalPhysicalCapacityに対するusedPhysicalCapacityの割合が%で表示されます。

VSP G100、G200、G400、G600、G800VSP G1000VSP G1500VSP F400、F600、F800VSP F1500の場合に表示されます。

availablePhysicalVolumeCapacity

long

物理容量の空き容量(MB)

totalPhysicalCapacityから、usedPhysicalCapacityを差し引いた容量が表示されます。

VSP G100、G200、G400、G600、G800VSP G1000VSP G1500VSP F400、F600、F800VSP F1500の場合に表示されます。

usedPhysicalCapacity

long

物理容量の使用量(MB)

容量拡張機能が有効なプールボリュームから構成されるプールの場合、圧縮されたデータ容量が使用量に含まれます。

totalPhysicalCapacity

long

物理容量の合計(MB)

プールで書き込みが保証されている合計容量が表示されます。

VSP G100、G200、G400、G600、G800VSP G1000VSP G1500VSP F400、F600、F800VSP F1500の場合に表示されます。

availablePhysicalFMCPoolVolumesCapacity

long

容量拡張機能が有効なプールボリュームの物理容量の合計(MB)

プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームで書き込みが保証されている容量の合計が表示されます。

usedPhysicalFMCPoolVolumesCapacity

long

容量拡張機能が有効なプールボリュームの物理容量の使用量(MB)

プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームの圧縮後の使用量が表示されます。

availableFMCPoolVolumesCapacity

long

容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量の合計(MB)

プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量の合計が表示されます。

usedFMCPoolVolumesCapacity

long

容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量の使用量(MB)

プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームの使用量が表示されます。

fmcPoolVolumesCapacitySaving

long

容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量のデータ削減量(MB)

プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームでデータが圧縮によって削減された容量が表示されます。

fmcPoolVolumesCapacitySavingRate

int

容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量のデータ削減率(%)

プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームについてusedFMCPoolVolumesCapacityに対するfmcPoolVolumesCapacitySavingの割合が%で表示されます。

fmcPoolVolumesCapacityExpansionRate

int

容量拡張機能が有効なプールボリュームの容量の拡張率(%)

availablePhysicalFMCPoolVolumesCapacityに対するavailableFMCPoolVolumesCapacityの割合が%で表示されます。

usedFMCLogicalPoolVolumesCapacity

long

容量拡張機能が有効なプールボリュームの論理容量の使用量(MB)

プールを構成するボリュームのうち、容量拡張機能が有効なプールボリュームの圧縮後の使用量が表示されます。

注※ ストレージシステムの構成変更の通知を受信していても、最新の情報を取得できない場合があります。