Hitachi

Hitachi Command Suite Configuration Manager REST API リファレンスガイド


3.5 ストレージシステムの情報を変更する

REST APIサーバに登録されているストレージシステムのユーザ情報やそれ以外の情報を変更します。

このAPIは、操作の目的に応じて次のように実行してください。

ユーザ情報を変更する場合
Authorizationヘッダに変更後のユーザIDとパスワードを指定し、リクエストボディなしでAPIを実行してください。Authorizationヘッダに指定したユーザ情報が、ストレージシステムのユーザ情報に反映されます。リクエストボディに属性を指定するリクエストとは別のリクエストとして実行してください。
ユーザ情報以外の情報を変更する場合

リクエストボディに属性を指定して実行します。指定した情報だけが変更され、ストレージシステムのユーザ情報は更新されません。

リクエストボディにtargetCtl属性を指定する場合(REST API が操作対象とするコントローラを変更する場合)、AuthorizationヘッダにユーザIDとパスワードを指定してAPIを実行する必要があります。

重要
  • 次に示す情報を変更をする場合、REST APIサーバからストレージシステムの情報を削除してから、対象となるストレージシステムの設定を変更したあとで、再度ストレージシステムの情報を登録します。

    • ストレージシステムのIPアドレスやポート番号などを変更する場合

    • VSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900で、SVPとの連携についての設定を変更する場合

  • REST APIサーバにストレージシステムを登録したあとに、登録したユーザのパスワードをREST APIやStorage Navigatorなどで変更した場合、REST APIサーバに登録されているストレージシステムの情報には変更内容が反映されません。このAPIで、変更後のパスワードをREST APIサーバにも登録してください。

実行権限

セキュリティ管理者(参照)またはセキュリティ管理者(参照・編集)

リクエストライン

PUT <ベースURL>/v1/objects/storages/<ストレージデバイスID

このAPIはPATCHメソッドでも実行できます。

リクエストメッセージ

オブジェクトID

ストレージシステムの情報取得で取得したstorageDeviceIdの値を指定します。

属性

説明

storageDeviceId

string

(必須)ストレージデバイスID

クエリパラメータ

なし。

ボディ
{
  "isSecure": true
}

属性

説明

isSecure

boolean

(任意)REST APIサーバとストレージシステム間のSSL通信の設定

REST APIサーバの通信モードがproxyModeの場合は指定できません。

  • true:SSL通信を有効にする
  • false:SSL通信を無効にする

VSP 5000 シリーズVSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合、falseは指定できません。

VSP G1000VSP G1500またはVSP F1500の場合、ストレージシステムのマイクロコードのバージョンは、80-05-2X-XX/XX以降を使用することを推奨します。

mappWebServerHttpsPort

int

(任意)SVPがHTTPS通信で使用するポート番号

ポート番号をデフォルト値の443から変更しているとき、変更後の値を指定します。

VSP G100、G200、G400、G600、G800VSP F400、F600、F800(マイクロコードのバージョンが83-04-44-XX/XX以降)の場合

REST APIサーバとストレージシステム間でSSL通信をする場合に使用します。

この値を変更した場合、ストレージシステムの構成変更の通知先を登録するときに設定するmappWebServerHttpsPort属性にも同じ値を設定してください。

VSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合

SVPと連携する構成の場合に指定します。

targetCtl

string

(任意)REST APIが操作対象とするコントローラ

VSP E シリーズVSP G150、G350、G370、G700、G900VSP F350、F370、F700、F900の場合に使用できます。

次の値を指定します。

  • CTL1:コントローラ1
  • CTL2:コントローラ2

注※ 管理サーバのOSがLinuxの場合、一般ユーザでREST APIをインストールしたときは、指定できる値が制限されます。詳細については、一般ユーザでREST APIをインストールした環境での運用の説明を参照してください。

レスポンスメッセージ

ボディ
{
  "storageDeviceId" : "834000123456",
  "model" : "VSP G400",
  "serialNumber" : 123456
}

属性

説明

storageDeviceId

string

情報を変更したストレージシステムのストレージデバイスID

model

string

情報を変更したストレージシステムのモデル名

serialNumber

int

情報を変更したストレージシステムのシリアル番号

Actionテンプレート

なし。

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -u rest-test:rest-api -X PUT https://192.0.2.100:23451/ConfigurationManager/v1/objects/storages/834000123456