Compute Systems Manager 導入・設定ガイド

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2.4.6 32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品とのユーザーアカウントの共有を有効にする

Compute Systems Managerがインストールされているホストに,32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品をインストールした場合,両方の製品でユーザーアカウントの共有を有効にするには,hcmdsprmsetコマンドを実行します。

重要
32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品がインストールされているホストに,Compute Systems Managerをインストールした場合は,Compute Systems Managerのインストール時に自動的にユーザーアカウントの共有が有効になるため,このトピックで説明している手順は不要です。

ユーザーアカウントの共有を有効にする手順を次に示します。

  1. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite共通コンポーネントの設定を変更します。
    Windows:
    Hitachi Command Suite製品(32ビット)のインストールディレクトリ\Base\bin\hcmdsprmset /host インストール先ホストのIPアドレス /port 非SSL通信用のポート番号
    Linux:
    Hitachi Command Suite製品(32ビット)のインストールディレクトリ/Base/bin/hcmdsprmset -host インストール先ホストのIPアドレス -port 非SSL通信用のポート番号

    host
    Compute Systems ManagerをインストールしたホストのIPアドレスを指定します。ただし,127.0.0.1は指定しないでください。
    インストール環境が非SSL通信,または非SSL通信とSSL通信の両方で構成されている場合で,Hitachi Command Suite共通コンポーネントの内部通信をネットワーク経由からサーバ内通信に変更するときは,hostsファイルで任意のホスト名を127.0.0.1に定義したあと,hostオプションにそのホスト名を指定して実行してください。
    外部から管理サーバへの非SSL通信を遮断する設定にしている場合は,user_httpsd.confファイルのServerNameプロパティに指定したホスト名を,hostsファイルで127.0.0.1に定義したあと,hostオプションにそのホスト名を指定して実行してください。
    hostsファイルの編集例を次に示します。
    127.0.0.1 localhost hcmdsprmsetコマンドで指定するホスト名

    port
    HBase 64 Storage Mgmt Web Serviceへの接続ポート番号を指定します。非SSL通信用のポート番号のデフォルトは22015です。
  2. Compute Systems Managerを再起動します。
  3. 32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品を再起動します。

関連項目

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