Compute Systems Manager 導入・設定ガイド
32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品と,Compute Systems Managerを同じホストで運用する場合は,両方の製品でユーザーアカウントを共有するかどうかを検討します。
ユーザーアカウントの共有には,次に示す特徴があります。これらの特徴を考慮して,ユーザーアカウントを共有するかどうかをインストール前に検討してください。
- Compute Systems Managerと同じユーザーアカウントで,32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品にもログインできます。
- 32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品のユーザーアカウントは,Compute Systems Managerが使用するHitachi Command Suite共通コンポーネントで管理されます。
重要
- ユーザーアカウントの共有を無効にできるのは,Compute Systems Managerを含むHitachi Command Suite製品をインストールした直後だけです。ユーザーアカウントの共有を有効にして運用を開始すると,運用の途中で共有を無効にできません。
製品のインストール環境,およびユーザーアカウントの共有の有無に応じたインストール手順の概要を次に示します。32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品のインストール手順については,各製品のマニュアルを参照してください。
32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品,およびCompute Systems Managerの両方をインストールする場合
- ユーザーアカウントの共有を無効にして運用する場合は,次の手順でインストールしてください。
- Compute Systems Managerをインストールします。
- 32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品をインストールします。
- ユーザーアカウントの共有を有効にして運用する場合は,上記の手順を逆の順序でインストールしてください。
すでに32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品がインストールされているホストに,Compute Systems Managerをインストールする場合
- ユーザーアカウントの共有を無効にして運用する場合は,次の手順でインストールしてください。
- Compute Systems Managerをインストールします。
- Hitachi Command Suite製品によるシステムの運用を開始する前に,hcmdsprmsetコマンドを実行します。
- ユーザーアカウントの共有を有効にして運用する場合は,そのままCompute Systems Managerをインストールしてください。自動的にユーザーアカウントの共有が有効になります。
すでにCompute Systems Managerがインストールされているホストに,32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品をインストールする場合
- ユーザーアカウントの共有を無効にして運用する場合は,そのまま32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品をインストールしてください。ユーザーアカウントの共有は無効のままとなります。
- ユーザーアカウントの共有を有効にして運用する場合は,次の手順でインストールしてください。
- 32ビットのHitachi Command Suite共通コンポーネントを使用する製品をインストールします。
- hcmdsprmsetコマンドを実行します。
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