Replication Manager ユーザーズガイド
コピーペア構成定義の管理について説明します。
- この項の構成
- (1) 既存のコピーペアを管理するための前提条件(オープン系システム)
- (2) コピーペア構成変更の前提条件(メインフレーム系システム)
- (3) コピーペアの追加(完了ワークフロー)
- (4) 新規ペアグループの関連付けによるコピーグループまたはスナップショットグループの編集
- (5) 新規コピーペアの関連付けによるコピーグループまたはスナップショットグループの編集
- (6) コピー種別の設定によるコピーグループの編集(オープン系システム)
- (7) コピーグループ名の編集(オープン系システム)
- (8) パスグループIDの編集(オープン系システム)
- (9) コピーグループ設定の編集(メインフレーム系システム)
- (10) コピーグループまたはスナップショットグループの削除
- (11) コピーグループのノードの追加と削除(オープン系システム)
- (12) コピーグループまたはスナップショットグループからのコピーペアの削除
- (13) 既存の構成定義ファイルのインポート
- (14) インポートした構成定義ファイルの変更
(1) 既存のコピーペアを管理するための前提条件(オープン系システム)
既存のコピーペアを管理するために,構成定義ファイルで定義されているコピーグループまたはコピーペアなどの指定要素に関する前提条件を次に示します。
- 1つのボリュームに対して複数のコピーペアを設定している(マルチターゲット構成またはカスケード構成を使用している)場合,コピーグループ名とコピーペア名の組み合わせが,それぞれ一意であること。
- 構成定義ファイルで定義されているコピーグループ名とコピーペア名が,正副ボリュームで一致していること。
- ペア管理サーバで複数のコピーペアを管理している場合,ポート番号,コピーグループ名,およびコピーペア名の組み合わせがそれぞれ,ペア管理サーバ内で一意であること。
構成定義ファイルの格納場所および形式に関する条件については,「5.2.4 構成定義ファイルの生成と適用」を参照してください。
(2) コピーペア構成変更の前提条件(メインフレーム系システム)
メインフレーム系システムでコピーペア構成を変更するための前提条件を次に示します。
- データセットがBusiness Continuity Managerのディスク構成定義ファイルおよびコピーグループ定義ファイルに割り当てられていること。
- リモートコマンドデバイスの使用時にルートリストが設定されていること。
- Business Continuity Manager初期設定パラメーター(Gen'ed DADID,Non Gen'ed DADID,リモートDADID,および各DADIDに対応するプレフィックス)が設定されていること。
- Business Continuity Manager初期設定パラメーターの開始モード値を「EDIT」に設定すること(デフォルト値は「MONITOR」)。開始モード値が「MONITOR」の場合に構成定義を更新またはコピーペア状態を変更すると,Business Continuity Managerでエラーが発生します。
重要
- Business Continuity Managerを使用して,Universal Replicatorのコピーペア同士のカスケード構成でコピーペアを管理している場合にコピーペアを削除するときは,カスケード構成で連結されている両方のUniversal Replicatorのコピーグループに含まれるコピーペアをすべてsuspend状態にしたあとで,コピーペアを削除してください。
重要
- Replication ManagerとBusiness Continuity Managerとの間でIPv6接続またはSSL通信を使用したい場合は,IHSを設定する必要があります。IHSの設定については,Hitachi Business Continuity Managerのマニュアルを参照してください。
初期ペアの構成定義の完了後,コピーペアをペア構成定義に追加できます。コピーペアは,関連タスクがすべて実行可能状態である場合に追加できます。コピーペア構成定義ウィザードの完了時に,作成された完了ワークフローを編集できます。
コピーペアを完了ワークフローに追加する手順を次に示します。
- [エクスプローラ]メニューで,[タスク]-[タスク]を選択します。
タスクサブウィンドウにタスク一覧が表示されます。- 編集したいペア構成に関連付けられているタスクを選択します。
- [タスクキャンセル]ボタンをクリックします。
- タスクキャンセルダイアログでキャンセルするタスクを確認し,操作を実行します。
タスクサブウィンドウで,対象のタスクがキャンセル状態になります。- キャンセルしたタスクを選択し,[タスク削除]ボタンをクリックします。
- タスク削除ダイアログで削除するタスクを確認し,操作を実行します。
- [エクスプローラ]メニューで,[タスク]-[ワークフロー]を選択します。
ワークフローサブウィンドウにワークフロー一覧が表示されます。- 編集したいペア構成に関連付けられているワークフローを選択します。
- [ワークフロー編集]ボタンをクリックします。
コピーペア構成定義ウィザードが起動します。選択したワークフローが保存されている画面が表示されます。- [戻る]をクリックして,[2. コピーペアの関連付け]画面を表示します。
- 新規のコピーペアを定義して,ペア構成定義を完了します。
(4) 新規ペアグループの関連付けによるコピーグループまたはスナップショットグループの編集
新規ペアグループの関連付けによる既存コピーグループまたはスナップショットグループの編集手順を次に示します。
- 既存のコピーグループを編集する場合,ホストビュー,ストレージシステムビューまたはコピーペア構成定義ビューで,コピーグループの情報を表示します。
既存のスナップショットグループを編集する場合,ホストビューまたはストレージシステムビューでスナップショットグループの情報を表示します。
ホストビュー,ストレージシステムビュー,およびコピーペア構成定義ビューについては,次を参照してください。
- 表示されたサブウィンドウで,コピーグループ,スナップショットグループを選択します。または,コピーグループ情報,スナップショットグループ情報が表示されていることを確認してから,[コピーペア管理]ボタンをクリックします。
コピーペア構成定義ウィザードが起動し,[1. はじめに]画面が表示されます。- ウィザードの画面に目を通し,[次へ]ボタンをクリックします。
[2. コピーペアの関連付け]画面が表示されます。コピーグループまたはスナップショットグループが属するコピートポロジー(関連コピーグループまたはスナップショットグループの構成)が[コピートポロジー]ペインに表示されます。- [コピートポロジー]ペインでペアグループを作成します。
- [ボリューム選択]ペインで正副ボリュームを選択することで,ペアグループに追加するコピーペアの一覧を定義します。コピーペアの定義方法については,「(2) コピーペアおよびペアグループの作成」を参照してください。
定義されたコピーペアが[コピーペア一覧]ペインに表示されます。- さらにペアグループを作成する場合は,手順4と5を繰り返します。
アイコンまたは
アイコンをクリックすると,[ボリューム選択]および[コピーペア一覧]の表示領域をそれぞれ拡大できます。
- [次へ]ボタンをクリックします。
[3. グループ管理]画面が表示されます。- 編集するコピーグループまたはスナップショットグループとコピーグループまたはスナップショットグループに関連付けるペアグループを選択し,[適用]ボタンをクリックします。
[2. コピーペアの関連付け]画面で登録したペアグループが該当コピーグループまたはスナップショットグループに割り当てられます。- [次へ]ボタンをクリックします。
これまでの手順で指定した設定項目が,コピーグループまたはスナップショットグループに対応するタスクとして[4. タスク管理]画面に一覧で表示されます。- [次へ]ボタンをクリックします。
[5. 確認]画面が表示されます。- 設定したコピーペアの構成定義およびタスクを確認し,[確認]ボタンをクリックします。
[6. 完了]画面が表示されます。- [完了]ボタンをクリックします。
ウィザードで指定した設定項目がタスクおよびワークフローとして登録されます。ウィザードの途中でワークフローを保存していた場合には,そのワークフローに上書きされます。- タスク一覧を参照するには,[エクスプローラ]メニューから[タスク]-[タスク]を選択してください。タスクの一覧がタスクサブウィンドウに表示されます。
(5) 新規コピーペアの関連付けによるコピーグループまたはスナップショットグループの編集
新規コピーペアの関連付けによる既存コピーグループの編集手順を次に示します。
- 既存のコピーグループを編集する場合,ホストビュー,ストレージシステムビューまたはコピーペア定義構成ビューで,コピーグループの情報を表示します。
既存のスナップショットグループを編集する場合,ホストビューまたはストレージシステムビューでスナップショットグループの情報を表示します。
ホストビュー,ストレージシステムビュー,およびコピーペア定義構成ビューについては,次を参照してください。
- 表示されたサブウィンドウから,コピーグループ,スナップショットグループを選択します。または,コピーグループ情報,スナップショットグループ情報の表示を確認してから,[コピーペア管理]ボタンをクリックします。
コピーペア構成定義ウィザードが起動し,[1. はじめに]画面が表示されます。- ウィザードの画面に目を通し,[次へ]ボタンをクリックします。
[2. コピーペアの関連付け]画面が表示されます。選択したコピーグループまたはスナップショットグループが属するコピートポロジー(関連コピーグループまたはスナップショットグループの構成)が[コピートポロジー]ペインに表示されます。- [2. コピーペアの関連付け]画面で,[ボリューム選択]ペインの正副ボリュームを選択することでボリュームペアを定義します。コピーペアの定義方法については,「(2) コピーペアおよびペアグループの作成」を参照してください。
アイコンまたは
アイコンをクリックすると,[ボリューム選択]および[コピーペア一覧]の表示領域をそれぞれ拡大できます。
- [追加]ボタンをクリックします。
新規ボリュームペアがコピーグループまたはスナップショットグループに割り当てられ,[コピーペア一覧]ペインに表示されます。- [次へ]ボタンをクリックします。
[3. グループ管理]画面が表示されます。作成したコピーペアが[3. グループ管理]画面に表示されます。- [次へ]ボタンをクリックします。
選択したコピーグループまたはスナップショットグループに対応する新規タスクが,[4. タスク管理]画面に表示されます。関連付けられたタスクの[コピーペア操作]に,状態「modify file + create」が表示されます。- [次へ]ボタンをクリックします。
[5. 確認]画面が表示されます。- 指定したコピーペアの構成定義およびタスクを確認してから,[確認]ボタンをクリックします。
[6. 完了]画面が表示されます。- [完了]ボタンをクリックします。
このウィザードで指定した設定がタスクおよびワークフローとして登録されます。作業途中で一時保存したワークフローは上書きされます。- [エクスプローラ]メニューの[タスク]-[タスク]を選択すると,タスクがタスクサブウィンドウに一覧で表示されます。
(6) コピー種別の設定によるコピーグループの編集(オープン系システム)
オープン系システムでコピーグループの場合,simplex状態のコピーグループに対してコピー種別を指定できます。simplex状態のコピーグループの場合,構成定義ファイルが定義されていてもペアが存在しません。したがって,そのようなコピーグループの場合,コピー種別とコピー方向は不明です。既存の構成定義ファイルを使用してコピーペア構成定義ウィザードでペアを作成するには,コピー種別を割り当てる必要があります。
- ホストビューまたはコピーペア構成定義ビューで,コピー種別を編集したいコピーグループの情報を表示します。
コピーグループの情報を表示する方法については,次を参照してください。
- simplex状態のコピーペアを含むコピーグループを選択します。
- [コピーペア管理]ボタンをクリックして,コピーペア構成定義ウィザードを起動します。
- [2.コピーペアの関連付け]画面に移動します。
- [コピートポロジー]ペインで,コピー種別のリンク(コピー種別の値が「Unknown」のもの)をクリックします。
コピーグループ編集ダイアログが表示されます。- [コピー種別]ドロップダウンリストからコピー種別を選択します。
注意
- 指定したコピー種別がペア構成定義ファイルを作成するときに使用したコピー種別と異なる場合,ペアの構成は失敗するおそれがあります。コピー種別には,ペア構成定義ファイルを作成するときに使用したものを指定する必要があります。
- [OK]ボタンをクリックします。
コピーグループに割り当てたコピー種別が[コピートポロジー]ペインに表示されます。
重要
- コピー種別を割り当てたあとに,そのコピーグループのコピー種別を編集することはできません。
既存のコピーグループ名をコピーペア構成定義ウィザードの[3. グループ管理]画面で編集できます。
- ホストビューまたはコピーペア構成定義ビューで,名称を変更したいコピーグループの情報を表示します。
- コピーグループ情報の表示を確認してから,[コピーペア管理]ボタンをクリックします。
コピーペア構成定義ウィザードが起動し,[1. はじめに]画面が表示されます。- ウィザードの画面に目を通し,[次へ]ボタンをクリックします。
[2. コピーペアの関連付け]画面が表示されます。
参考
- Simplex状態のコピーグループの場合,[2. コピーペアの関連付け]画面でコピー種別を選択してください。
- [次へ]ボタンをクリックします。
[3. グループ管理]画面が表示されます。- [3. グループ管理]画面で,名称を変更するコピーグループを選択します。
- [グループ編集]ボタンをクリックします。
グループ編集ダイアログが表示されます。- グループ編集ダイアログで,変更後のコピーグループ名を指定します。
- [OK]ボタンをクリックします。
- [次へ]ボタンをクリックし,[5. 確認]画面まで進みます。
指定したコピーグループ名が[コピーグループ一覧]に表示されます。- 変更後のコピーグループ名を確認し,[確認]ボタンをクリックします。
[6. 完了]画面が表示されます。- [完了]ボタンをクリックします。
重要
- 名称を変更しようとしているコピーグループを対象とした別のタスクが,コピーグループ名を変更するタスクと同時に実行される場合,エラーが発生します。
- コピーグループ名を変更すると,Device Managerの[レプリケーション]タブで使用するコピートポロジー名が変更されるおそれがあります。
既存のパスグループIDをコピーペア構成定義ウィザードの[3. グループ管理]画面で編集できます。
- ホストビューまたはコピーペア構成定義ビューで,パスグループIDを変更したいコピーグループの情報を表示します。
- コピーグループ情報の表示を確認してから,[コピーペア管理]ボタンをクリックします。
コピーペア構成定義ウィザードが起動し,[1. はじめに]画面が表示されます。- ウィザードの画面に目を通し,[次へ]ボタンをクリックします。
[2. コピーペアの関連付け]画面が表示されます。- [次へ]ボタンをクリックします。
[3. グループ管理]画面が表示されます。- [3. グループ管理]画面で,パスグループIDを変更するコピーグループを選択します。
- [グループ編集]ボタンをクリックします。
グループ編集ダイアログが表示されます。- グループ編集ダイアログで,変更後の正側,副側のパスグループIDを指定します。
参考
- パスグループIDは,正側と副側で同じ値を設定することをお勧めします。
- [OK]ボタンをクリックします。
- [次へ]ボタンをクリックし,[5. 確認]画面まで進みます。
指定したパスグループIDが[コピーグループ一覧]に表示されます。- 変更後のパスグループIDを確認し,[確認]ボタンをクリックします。
[6. 完了]画面が表示されます。- [完了]ボタンをクリックします。
参考
- 実体ペアのパスグループIDに新しく設定したコピーグループのパスグループIDを適用するには,コピーペアをいったん削除して再作成する必要があります。
(9) コピーグループ設定の編集(メインフレーム系システム)
コピーグループ定義ファイルをReplication Managerで編集する場合,Business Continuity ManagerやMainframe Agentで指定した構成オプションはReplication Managerに引き継がれます。コピーペア構成定義ウィザードを使用してコピーグループの設定オプションを編集する場合,コピーグループ定義ファイルで使用していた設定が引き継がれた状態で,グループ編集ダイアログに表示されます。コピーグループ定義ファイルを使用してコピーグループを作成するときにコピーグループの設定を編集しない場合にも,引き継がれたオプションはコピーグループ構成に使用されます。
ただし,コピー種別がUniversal Replicatorの場合,コンテナでないコピーグループに,EXCTG ID,スーパバイザDKC,または調停コマンドデバイスのオプションが指定されても,使用されません。指定された場合は,ペアの追加,削除,または編集時にオプションが変更されるときに,オプションの設定が解除されます。
- コピーペア構成定義ウィザードの[3. グループ管理]画面でペアグループを関連付けてから,[グループ編集]ボタンをクリックします。
参考
- コピーグループ設定を編集しない場合は,Replication Managerはコピーグループ設定のデフォルト値を使用します。
- グループ編集ダイアログで,コピーグループ定義ファイルのパラメーターを編集します。
- コピーグループ定義ファイルを管理しているメインフレーム系ホスト
- コピーグループを管理する代替ホスト
- コピー種別に依存するコピーグループ設定オプション
- コピーグループ定義ファイル作成時に配布するオプション
コピーグループ定義ファイル配布オプションは,デフォルトで選択された状態になります。
重要
- Replication Managerを使用する場合は,ストレージシステム設定時にジャーナルグループIDおよびコンシステンシーグループIDが割り当て済みであることが前提です。
- [OK]をクリックします。
(10) コピーグループまたはスナップショットグループの削除
コピーペア構成定義ウィザードを使用して,既存のコピーグループまたはスナップショットグループを削除できます。
コピーグループまたはスナップショットグループの削除手順を次に示します。
- 既存のコピーグループを編集する場合,ホストビュー,ストレージシステムビューまたはコピーペア構成定義ビューで,コピーグループの情報を表示します。
既存のスナップショットグループを編集する場合,ホストビューまたはストレージシステムビューでスナップショットグループの情報を表示します。
ホストビュー,ストレージシステムビュー,およびコピーペア構成定義ビューについては,次を参照してください。
- 表示されたサブウィンドウで,コピーグループ,スナップショットグループを選択するか,削除対象のコピーグループ,スナップショットグループに属する1つ以上のボリュームを選択します。または,コピーグループ情報,スナップショットグループ情報が表示されていることを確認し,[コピーペア管理]ボタンをクリックします。
コピーペア構成定義ウィザードが起動し,[1. はじめに]画面が表示されます。- ウィザードの画面に目を通し,[次へ]ボタンをクリックします。
[2. コピーペアの関連付け]画面が表示されます。コピーグループまたはスナップショットグループが属するコピートポロジー(関連コピーグループまたはスナップショットグループの構成)が[コピートポロジー]ペインに表示されます。- コピーグループまたはスナップショットグループを削除するには,[コピートポロジー]ペインの[グループ削除]ボタンをクリックします。削除を確認するダイアログが表示されます。
- [次へ]ボタンをクリックします。
[3. グループ管理]画面が表示されます。削除したコピーペアが[コピーペア一覧]に表示されます。- [次へ]ボタンをクリックします。
[4. タスク管理]画面が表示されます。[タスク一覧]で,削除したコピーグループまたはスナップショットグループの[コピーペア操作]に,次のどちらかの値が表示されます。
- オープン系システムの場合,「modify file + delete」が表示されます。
- メインフレーム系システムの場合,「modify file(delete)」が表示されます。
- [次へ]ボタンをクリックします。
[5. 確認]画面が表示されます。- 削除したコピーグループまたはスナップショットグループのタスクを確認し,[確認]ボタンをクリックします。
[6. 完了]画面が表示されます。- [完了]ボタンをクリックします。
削除したコピーグループまたはスナップショットグループのタスクを確認するには,[エクスプローラ]メニューの[タスク]-[タスク]をクリックします。該当タスクがタスクサブウィンドウに表示されます。
注意
- 削除対象のコピーグループに関連するHORCMインスタンスが,データベースサーバまたはバックアップサーバのApplication Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログの[サーバオプション]タブに登録されている場合,KAVN02521-E(RPM-00527)が出力されて,タスクが失敗するおそれがあります。タスクが失敗した場合,削除対象のコピーグループに関連するHORCMインスタンスをデータベースサーバおよびバックアップサーバのApplication Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログの[サーバオプション]タブから削除してください。
(11) コピーグループのノードの追加と削除(オープン系システム)
コピーペア構成定義ウィザードを使用して,既存のコピーグループにノードを追加または削除できます。
ペア管理サーバを冗長化した構成では,この手順で,作成済みのコピーグループに設定されているペア管理サーバの正側ノードおよび副側ノードの組み合わせを編集します。
コピーグループのノード追加および削除の手順を次に示します。
- ホストビュー,ストレージシステムビュー,またはコピーペア構成定義ビューで,コピーペアの構成定義を編集するコピーグループの情報を表示します。
ホストビュー,ストレージシステムビュー,およびコピーペア構成定義ビューについては,次を参照してください。
- 表示されたサブウィンドウで,コピーグループを選択するか,対象のコピーグループに属する1つ以上のボリュームを選択します。または,コピーグループ情報が表示されていることを確認し,[コピーペア管理]ボタンをクリックします。
コピーペア構成定義ウィザードが起動し,[1. はじめに]画面が表示されます。- ウィザードの画面に目を通し,[次へ]ボタンをクリックします。
[2. コピーペアの関連付け]画面が表示されます。コピーグループが属するコピートポロジー(関連コピーグループの構成)が[コピートポロジー]ペインに表示されます。- [次へ]ボタンをクリックします。
[3. グループ管理]画面が表示されます。- [ペアグループ]で,ノードを追加または削除する,割り当て済み状態のペアグループを選択し,[ノード追加]ボタンまたは[ノード削除]ボタンをクリックします。
ノード追加ダイアログまたはノード削除ダイアログが表示されます。- ダイアログ内でペア管理サーバのノードの組み合わせを編集し,[OK]ボタンをクリックします。
[3. グループ管理]画面に戻ります。- [次へ]ボタンをクリックします。
[4. タスク管理]画面が表示されます。[タスク一覧]で,ノードを追加または削除したコピーグループの[コピーペア操作]に,次のどちらかの値が表示されます。
- ノードを追加した場合,「modify file(add node)」が表示されます。
- ノードを削除した場合,「modify file(delete node)」が表示されます。
- [次へ]ボタンをクリックします。
[5. 確認]画面が表示されます。- ノードを追加または削除したコピーグループのタスクを確認し,[確認]ボタンをクリックします。
[6. 完了]画面が表示されます。- [完了]ボタンをクリックします。
ノードを追加または削除したコピーグループのタスクを確認するには,[エクスプローラ]メニューの[タスク]-[タスク]をクリックします。該当タスクがタスクサブウィンドウに表示されます。
(12) コピーグループまたはスナップショットグループからのコピーペアの削除
コピーペア構成定義ウィザードを使用して,既存のコピーグループまたはスナップショットグループからコピーペアを削除できます。
コピーグループまたはスナップショットグループからのコピーペアの削除手順を次に示します。
- 既存のコピーグループを編集する場合,ホストビュー,ストレージシステムビューまたはコピーペア構成定義ビューで,コピーグループの情報を表示します。
既存のスナップショットグループを編集する場合,ホストビューまたはストレージシステムビューでスナップショットグループの情報を表示します。
ホストビュー,ストレージシステムビュー,およびコピーペア構成定義ビューについては,次を参照してください。
- 表示されたサブウィンドウで,コピーグループ,スナップショットグループを選択します。または,コピーグループ情報,スナップショットグループ情報の表示を確認してから,[コピーペア管理]ボタンをクリックします。
コピーペア構成定義ウィザードが起動し,[1. はじめに]画面が表示されます。- ウィザードの画面に目を通し,[次へ]ボタンをクリックします。
[2. コピーペアの関連付け]画面が表示されます。[コピートポロジー]ペインには,選択したコピーグループまたはスナップショットグループが属するコピートポロジー(関連するコピーグループまたはスナップショットグループの構成)が表示されます。- コピーペアを削除するには,削除するコピーペアを選択してから,[削除]ボタンをクリックします(コピーペアおよび正ボリュームの場合)。削除を確認するダイアログが表示されます。
- [次へ]ボタンをクリックします。
[3. グループ管理]画面が表示されます。[コピーペア一覧]に,削除したコピーペアが表示されます。- [次へ]ボタンをクリックします。
[4. タスク管理]画面が表示されます。[タスク一覧]で,削除したコピーグループまたはスナップショットグループの[コピーペア操作]に,次のどちらかの値が表示されます。
- オープン系システムの場合,「modify file + delete」が表示されます。
- メインフレーム系システムの場合,「modify file(delete)」が表示されます。
- [次へ]ボタンをクリックします。
[5. 確認]画面が表示されます。- 削除したコピーグループまたはスナップショットグループのタスクを確認してから,[確認]ボタンをクリックします。
[6. 完了]画面が表示されます。- [完了]ボタンをクリックします。
削除したコピーグループまたはスナップショットグループのタスクを確認するには,[エクスプローラ]メニューの[タスク]-[タスク]をクリックします。「modify file + delete」タスクがタスクサブウィンドウに表示されます。
既存のコピーペア構成定義ファイルをインポートする手順を次に示します。
- 構成定義ファイルの記述形式がDevice Managerエージェントでサポートされているか,また,構成定義ファイル内のパラメーターが設定条件を満たしているかを確認します。
Device Managerエージェントがサポートしている構成定義ファイルの形式,および構成定義ファイル内のパラメーターの設定条件については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。- インポートする構成定義ファイルを,規定のディレクトリに保存します。
構成定義ファイルの格納場所については,「5.2.4 構成定義ファイルの生成と適用」を参照してください。- ストレージシステム情報を更新して,構成定義ファイルをDevice ManagerおよびReplication Managerにインポートします。
正ボリュームと副ボリュームの両方に関連付けられられているすべてのストレージシステム情報を更新してください。次のどちらかの方法でストレージシステムの情報を更新できます。
- Replication Managerで,ストレージシステムの情報を更新する。
- Device Managerでストレージシステム情報を更新してから,Replication Managerで構成情報を更新する。
ローカルDevice Managerが管理するストレージシステムの場合は,Device Managerでストレージシステム情報を更新するだけで,Replication Managerの構成情報が自動的に更新されます。
重要
- Replication Managerを使用しないで構成定義ファイルを更新した場合は,そのたびにストレージシステム情報を更新してください。
- 構成定義ファイルをインポートしても,Replication Managerがコピーペアを認識できない場合,障害への対処手順に従って対処します。
対処方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager システム構成ガイド」を参照してください。
次のどれかの方法で,インポートした構成定義ファイルを変更できます。
- 既存のコピーグループにコピーペアを追加する。
詳細については,「(4) 新規ペアグループの関連付けによるコピーグループまたはスナップショットグループの編集」を参照してください。- 既存のコピーグループからコピーペアを削除する。
詳細については,「(12) コピーグループまたはスナップショットグループからのコピーペアの削除」を参照してください。- 既存の構成定義ファイルを使用して新規コピーグループを作成する。
詳細については,「(4) コピーグループまたはスナップショットグループの作成(オープン系システム)」を参照してください。
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