Tuning Manager - Agents

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4.1.2 インストール前の確認事項

HTM - Agent for RAIDをインストールする前に確認しておくことを説明します。

この項の構成
(1) 前提OS
(2) インストールする環境の状態について
(3) 監視対象ストレージシステム
(4) ネットワークの環境設定
(5) ポート番号の使用状況について
(6) インストールに必要なOSユーザー権限について
(7) 前提プログラム
(8) クラスタシステムでのインストールとセットアップについて
(9) 仮想化システムでのインストールとセットアップについて
(10) インストール済みのHTM - Agent for RAIDのバージョンを確認する
(11) セキュリティ関連プログラムの有無を確認する

(1) 前提OS

HTM - Agent for RAIDの前提OSについては,「ソフトウェア添付資料」の適用OSについて説明している個所を参照してください。

(2) インストールする環境の状態について

HTM - Agent for RAIDをインストールするホストに,Tuning Manager serverおよびほかのHTM - Agents製品がインストールされている場合は,それらすべての製品のバージョンがv8.5以降であることを確認してください。v8.5より前の製品がインストールされている場合は,v8.5以降にアップグレードしてください。

(3) 監視対象ストレージシステム

HTM - Agent for RAIDの監視対象ストレージシステムを次の表に示します。それぞれの監視対象ストレージシステムの前提マイクロコードバージョンについては,「ソフトウェア添付資料」のシステム内前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。なお,前提マイクロコードよりも古いバージョンのストレージシステムを監視対象とする場合は,マイクロコードのアップデートが必要です。

表4-1 監視対象ストレージシステム(UNIXの場合(HTM - Agent for RAID))

製品名称 接続方法
Hitachi AMSシリーズ
  • Hitachi AMS200
  • Hitachi AMS500
TCP/IP
Hitachi AMS1000
BR150
Hitachi WMSシリーズ Hitachi WMS100 TCP/IP
BR50
Hitachi AMS2000シリーズ
  • Hitachi AMS2100(H/W Rev. 0100)
  • Hitachi AMS2300(H/W Rev. 0100)
  • BR1600
TCP/IP
Hitachi AMS2500(H/W Rev. 0100)
  • Hitachi AMS2100(H/W Rev. 0200)
  • Hitachi AMS2300(H/W Rev. 0200)
  • Hitachi AMS2500(H/W Rev. 0200)
  • BR1600S
  • BR1600E
Hitachi AMS2010
Hitachi SMSシリーズ Hitachi SMS100 TCP/IP
HUS100シリーズ
  • HUS150
  • HUS130
  • HUS110
TCP/IP
  • BR1650E
  • BR1650S
Hitachi USP※1,※2
  • Hitachi USP100
  • Hitachi USP600
  • Hitachi USP1100
Fibre Channel※3
Hitachi NSC55
SANRISE Hシリーズ※1,※2 H12000 Fibre Channel※3
H10000
Universal Storage Platform V/VMシリーズ※1,※2
  • USP V
  • USP VM
  • H24000
  • H20000
Fibre Channel※3
Virtual Storage Platformシリーズ※1,※2
  • VSP
  • VP9500
  • Fibre Channel※3
  • FCoE※3,※4
  • TCP/IP※5
VSP 5000シリーズ※1,※2
  • VSP 5100
  • VSP 5500
  • VSP 5100H
  • VSP 5500H
  • Fibre Channel※3
  • iSCSI※3
  • TCP/IP※5
VSP G1000※1,※2
  • VSP G1000
  • VX7
  • Fibre Channel※3
  • iSCSI※3
  • FCoE※3,※4
  • TCP/IP※5
VSP G1500※1,※2,※6
  • Fibre Channel※3
  • iSCSI※3
  • FCoE※3,※4
  • TCP/IP※5
VSP F1500※1,※2
  • Fibre Channel※3
  • iSCSI※3
  • FCoE※3,※4
  • TCP/IP※5
HUS VM※1,※2
  • Fibre Channel※3
  • TCP/IP※5
VSP E990※1,※2
  • Fibre Channel※3
  • iSCSI※3
  • TCP/IP※5
VSP Gx00モデル※1,※2
  • VSP G900
  • VSP G800
  • VSP G700
  • VSP G600
  • VSP G400
  • VSP G370
  • VSP G350
  • VSP G200
  • VSP G150
  • VSP G100
  • Fibre Channel※3
  • iSCSI※3
  • TCP/IP※5
VSP Fx00モデル※1,※2
  • VSP F900
  • VSP F800
  • VSP F700
  • VSP F600
  • VSP F400
  • VSP F370
  • VSP F350
  • Fibre Channel※3
  • iSCSI※3
  • TCP/IP※5

注※1
HTM - Agent for RAIDが監視をサポートしているメインフレームストレージ環境は,IBM社製メインフレームが接続された環境だけです。

注※2
メインフレームが接続されたストレージシステムを監視する場合,HTM - Agent for RAIDが使用するコマンドデバイスとしてオープンシステム用のエミュレーションタイプの論理デバイスをストレージシステムに準備する必要があります。

注※3
各ストレージシステム内の1つの論理ユニットをコマンドデバイスに割り当てる必要があります。ただし,次のいずれかの条件の場合,HTM - Agent for RAIDでは,パフォーマンスデータを取得できません。
  • リモートコマンドデバイスを使用している場合
  • 仮想コマンドデバイスを使用している場合
  • VMware Fault Toleranceを使用している場合

注※4
FCoEで接続する場合の前提OSについては,「ソフトウェア添付資料」のホストとストレージシステムの接続方法について説明している個所を参照してください。

注※5
HTM - Agent for RAIDをインストールしているホストとストレージシステムをTCP/IP接続して,一部のパフォーマンスデータを収集できます。TCP/IP接続を使用してパフォーマンスデータを収集するために必要な設定については「5.1 HTM - Agent for RAIDのセットアップ」を,収集できるパフォーマンスデータの詳細については「17.8 HTM - Agent for RAIDのレコード(TCP/IP接続を使用しての収集)」を参照してください。

注※6
ストレージシステムをVSP G1000からVSP G1500に上げた場合,Tuning Manager APIのアラート機能やPerformance Reporterのレポートを使用しているときは設定を見直す必要があります。見直す設定については,Hybrid Storeで運用している場合は「11.1.8 HTM - Agent for RAID稼働中にVSP G1000をVSP G1500に上げる場合の注意事項」を,Storeデータベースで運用している場合は「11.2.7 HTM - Agent for RAID稼働中にVSP G1000をVSP G1500に上げる場合の注意事項」を参照してください。

HUS100シリーズおよびHitachi AMS2000/AMS/WMS/SMSシリーズで使用する場合の注意事項

HTM - Agent for RAID とほかのプログラムを同時に使用する場合の注意事項
「パスワードプロテクション制御機能」を有効にしている場合,次に示すプログラムからストレージシステムにログインしている間は,別のホスト上のHTM - Agent for RAIDはデータ収集に失敗してKAVF18616-Wメッセージが出力されます。
  • Storage Navigator Modular
  • ディスクアレイユティリティ,ディスクアレイユティリティ for Web
  • Device Manager
KAVF18616-Wメッセージの詳細については,「19.4 HTM - Agent for RAIDのメッセージ」を参照してください。

ストレージシステムが使用するポート番号について
HTM - Agent for RAIDは,HUS100シリーズおよびHitachi AMS2000/AMS/WMS/SMSシリーズのストレージシステムとTCP/IPで通信します。これらのストレージシステムが通信に使うポート番号を,デフォルト値から別の番号に変更した場合,HTM - Agent for RAIDをインストールしたマシンのservicesファイル(TCP/IPポート番号を設定するOSのファイル)に変更後のポート番号を設定する必要があります。servicesファイルの設定を変更しないでHTM - Agent for RAIDを起動すると,データの収集に失敗します。
ポート番号のデフォルト値を次に示します。

HTM - Agent for RAIDとHUS100シリーズ,Hitachi AMS2000シリーズおよびHitachi SMSシリーズの間でセキュア通信を使用する場合:
28355

それ以外の場合:
2000
なお,HUS100シリーズおよびHitachi AMS2000/AMS/WMS/SMSシリーズと管理サーバ(HTM - Agent for RAID,またはDevice Managerがインストールされているホスト)間の通信は,通信するプ ロトコル(SSLまたは非SSL)ごとに使用するポート番号を統一してください。
HTM - Agent for RAIDをインストールしたマシンで実施するservicesファイルの設定手順の概要を,次に示します。
  1. HTM - Agent for RAIDのサービスを停止する。
  2. 必要に応じて,servicesファイルをバックアップする。
  3. servicesファイルを開き,ストレージシステムのポート番号を追加し,上書き保存する。
    追加するポート番号は,通常ポート番号(サービス名:df-damp-snm)とセキュアポート番号(サービス名:df-damp-snm-ssl)を,個々に対応して設定します。
    なお,最後の行に追加する場合には,ファイルの末尾には改行が必要です。
  4. HTM - Agent for RAIDのサービスを起動する。
ストレージシステムが使用するポート番号の確認方法,servicesファイルの設定方法およびポート番号を変更する場合の注意事項など詳細については,ご使用のストレージシステムのマニュアル(Storage Navigator Modularのユーザーズガイドなど)を参照してください。

VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,VSP E990,HUS VM,VSP 5000シリーズ,VSP G1000(VX7以外),G1500,VSP F1500,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHitachi USPで使用する場合の注意事項

HTM - Agent for RAIDをインストールするマシンには,RAID Manager LIBもインストールする必要があります。

VX7,VP9500,H24000/H20000およびSANRISE Hシリーズで使用する場合の注意事項

HTM - Agent for RAIDをインストールするマシンには,RAID Manager LIB XP もインストールする必要があります。必要なRAID Manager LIB XPについては,「ソフトウェア添付資料」の同一装置内前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。

(4) ネットワークの環境設定

Performance Managementが動作するためのネットワーク環境について説明します。

IPアドレスの設定

PFM - Agentのホストは,ホスト名でIPアドレスが解決できる環境を設定してください。IPアドレスを解決できない環境では,PFM - Agentは起動できません。

監視ホスト名(Performance Managementシステムのホスト名として使用する名前)には,実ホスト名またはエイリアス名を使用できます。

監視ホスト名の設定については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。

ホスト名とIPアドレスは,次のどれかの方法で設定してください。

注意
  • 監視ホスト名は,ドメイン名を除いて指定してください。Performance Management は,DNS環境でも運用できますが,FQDN形式のホスト名には対応していません。
  • HP-UXで,Node and Host Name Expansion機能を有効にした場合でも,PFM - Agentで使用できるホスト名の長さは最大8バイトです。このためuname -nコマンドで取得できるホスト名は8バイト以内に設定して運用してください。
  • Performance Managementは,DHCPによる動的なIPアドレスが割り振られているホスト上では運用できません。Performance Managementを導入するすべてのホストに,固定のIPアドレスを設定してください。
  • Tuning Manager serverとDevice Managerを別のホストにインストールしている環境で,アラート機能を使用する場合,Device Managerホストから,PFM - Agentをインストールしているホストの実ホスト名を名前解決できるようにしてください。
  • 複数のLAN環境で使用する場合は,jpchostsファイルでIPアドレスを設定してください。詳細は,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
  • jpchostsファイルで名前解決していて,かつTuning Manager APIの利用を有効化している場合,Tuning Manager serverのユーザープロパティファイル(user.properties)の次のプロパティにエージェントの情報を指定してください。
    ・rest.discovery.agent.host.HostName.host
    ・rest.discovery.agent.host.HostName.protocol
    ・rest.discovery.agent.host.HostName.port
    ユーザープロパティファイル(user.properties)については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager運用管理ガイド」を参照してください。
  • 名前解決を実施するホスト名のIPアドレスにループバックアドレスは設定できません。
  • hostsファイルにlocalhostとしてループバックアドレスの設定が必要です。
  • HTM - Agent for RAIDとHUS100シリーズ,Hitachi AMS2000シリーズおよびHitachi SMSシリーズの間でIPv6通信を使用する場合,HTM - Agent for RAIDのインストール先ホストにはIPv4アドレスとIPv6アドレスを設定しておく必要があります。また,IPv4とIPv6の両方で通信できるようにOSを設定してください。
    ただし,AIXにインストールされたHTM - Agent for RAIDとHUS100シリーズ,Hitachi AMS2000シリーズおよびHitachi SMSシリーズ間のIPv6通信はサポートしていません。
  • Performance Managementシステム上では,サーバのホスト名または監視ホスト名設定機能で設定したエイリアス名をユニークにしてください。 なお,サーバのホスト名は監視ホスト名の取得方法設定によって次に示すように異なります。
    ・ 監視ホスト名の取得方法がhostnameの場合:hostnameの結果
    ・ 監視ホスト名の取得方法がunameの場合:uname -nの結果

Performance Managementでは,ネットワーク構成がIPv4環境だけでなくIPv6環境にも対応しています。そのため,IPv4環境とIPv6環境が混在するネットワーク構成でも,Performance Managementを運用できます。なお,Tuning Managerシリーズは,IPv6環境だけのネットワーク構成では運用できません。

IPv4環境とIPv6環境が混在するネットワーク構成でのPerformance Managementの運用については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,ネットワークの構成について説明している個所,およびインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。

ポート番号の設定

Performance Managementプログラムのサービスは,デフォルトで次の表に示すポート番号が割り当てられています。これ以外のサービスまたはプログラムに対しては,サービスを起動するたびに,そのときシステムで使用されていないポート番号が自動的に割り当てられます。また,ファイアウォール環境で,Performance Managementを使用するときは,ポート番号を固定してください。ポート番号の固定の手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。

表4-2 デフォルトのポート番号とPerformance Managementプログラムのサービス(UNIXの場合(HTM - Agent for RAID))

機能 サービス名 パラメーター ポート番号 備考
サービス構成情報管理機能 Name Server jp1pcnsvr 22285 PFM - ManagerのName Serverサービスで使用されるポート番号。
Performance Managementのすべてのホストで設定される。
サービス状態管理機能 Status Server jp1pcstatsvr 22350 PFM - ManagerおよびPFM - BaseのStatus Serverサービスで使用されるポート番号。
PFM - ManagerおよびPFM - Baseがインストールされているホストで設定される。

これらのPFM - Agentが使用するポート番号で通信できるように,ネットワークを設定してください。

(5) ポート番号の使用状況について

インストールする前に,Tuning Manager Agent REST APIコンポーネントがデフォルトで使用するポート番号の使用状況を確認してください。

デフォルトで使用するポート番号が,ほかのプログラムと重複しないように調整する必要があります。重複する場合は,そのプログラムの設定を変更してください。

デフォルトで使用するポート番号の詳細については,「7.1.4 ポート番号の変更について説明と手順」を参照してください。

(6) インストールに必要なOSユーザー権限について

HTM - Agent for RAIDをインストールするときは,必ず,rootユーザー権限を持つアカウントで実行してください。

(7) 前提プログラム

HTM - Agent for RAIDを管理するためのプログラムおよびストレージシステムにインストールされている必要があるプログラムについては,「ソフトウェア添付資料」の同一装置内前提ソフトウェアまたはシステム内前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。また,仮想化システムで運用する場合に必要な製品については,「ソフトウェア添付資料」の機能別/条件付前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。

(8) クラスタシステムでのインストールとセットアップについて

クラスタシステムでのインストールとセットアップは,前提となるネットワーク環境やプログラム構成が,通常の構成のセットアップとは異なります。また,実行系ノードと待機系ノードでの作業が必要になります。詳細については,「6. クラスタシステムでの運用」を参照してください。

(9) 仮想化システムでのインストールとセットアップについて

仮想化システムでのHTM - Agent for RAIDのインストール手順およびセットアップ手順は,非仮想化システムの場合と同じです。インストール手順については「4.1.4 インストール手順」を,セットアップ手順については「5.1 HTM - Agent for RAIDのセットアップ」を参照してください。

(10) インストール済みのHTM - Agent for RAIDのバージョンを確認する

インストール済みのHTM - Agent for RAIDのバージョンを確認する方法について説明します。バージョンの確認には,jpctminfoコマンドを使います。jpctminfoコマンドは,実行ホストにインストールされたHTM - Agent for RAIDの製品情報を表示するコマンドです。このコマンドを使用すると,バージョンおよび修正パッチ履歴情報を確認できます。

コマンドの格納先ディレクトリを次に示します。

   /opt/jp1pc/tools/

HTM - Agent for RAIDのバージョンを確認したい場合,次のように指定してコマンドを実行します。

   jpctminfo agtd

コマンドを実行すると,次の例のように,製品のバージョンが表示されます。

(例)

   PRODUCT  Hitachi Tuning Manager - Agent for RAID
   VERSION  8.0.0-00(08-00-00)

また,修正パッチ履歴情報を付加して製品情報を表示したい場合,次のように-pオプションを指定してコマンドを実行します。

   jpctminfo agtd -p

修正パッチがインストールされている場合,-pオプションを指定してコマンドを実行すると,次の例のように,修正パッチのバージョンとインストール日が表示されます。

(例)

   PRODUCT  Hitachi Tuning Manager - Agent for RAID
   VERSION  8.0.0-02(08-00-02)
   PATCH    DATE
   080001   2014/05/31
   080002   2014/06/30

修正パッチがインストールされていない場合,-pオプションを指定してコマンドを実行すると,次の例のように,修正パッチのインストール履歴がないことを示すメッセージが表示されます。

(例)

   PRODUCT  Hitachi Tuning Manager - Agent for RAID
   VERSION  8.0.0-00(08-00-00)
   KAVF24903-I 修正パッチの履歴情報はありません

(11) セキュリティ関連プログラムの有無を確認する

次に示すプログラムがインストールされていないかどうか確認してください。インストールされている場合,次の説明に従って対処してください。

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