Tuning Manager インストールガイド
LinuxでTuning Manager serverを新規インストールする手順について説明します。この手順はTuning Manager serverの前提製品のインストールが完了したあとに実施してください。
- 注意
- インストール前に,Tuning Manager serverが使用するポート番号をファイアウォールに例外登録してください。例外登録には,テキストモードセットアップユーティリティを使用します。例外登録が必要なポート番号については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」のTuning Manager serverの使用ポートについて説明している個所を参照してください。
- インストール先のディレクトリ属性は,製品ごとに決められた属性に変更される場合があります。
- Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリにシンボリックリンクまたはハードリンクを張った環境で,Tuning Manager serverをインストールしないでください。
- データベースファイルの格納先にシンボリックリンクまたはハードリンクを張った環境で,Tuning Manager serverをインストールしないでください。
- Tuning Manager serverをインストールしたあと,インストール先ディレクトリおよびデータベースファイルの格納先を,シンボリックリンクまたはハードリンクを張った環境へ変更できません。
- インストーラーは,絶対パスを指定して起動してください。
- インストールを開始する前に,カーネルパラメーターに適切な値を設定してください。カーネルパラメーターの設定内容については,「A.5 カーネルパラメーターおよびシェル制限の設定方法(Linuxの場合)」を参照してください。
- インストールを開始する前に,必要なディスク容量を確保してください。必要なディスク容量については,「1.2.1 インストール時のシステム要件」を参照してください。
- Tuning Manager serverのインストール中,Windowsイベントログまたはsyslogにエラーメッセージが出力されることがあります。しかし,Tuning Manager serverのインストールが正常に終了していれば,出力されたエラーメッセージへの対処は不要です。
- rootユーザーでホストにログインします。またはsuコマンドを使用してrootユーザーに切り替えます。
- インストール済みのHitachi Command Suite製品のサービスをすべて停止します。
次に示すコマンドを実行します。<共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmds64srv -stop- Hitachi Command Suite製品のサービスがすべて停止したことを確認します。
次に示すコマンドを実行します。<共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmds64srv -statusall起動中のサービスが存在する場合は,手順2を再実行してください。- インストール済みのPerformance Managementのサービスをすべて停止します。
次に示すコマンドを実行します。/opt/jp1pc/tools/jpcspm stop -key all(/opt/jp1pc/tools/jpcstop all)- Performance Managementのサービスがすべて停止したことを確認します。
次に示すコマンドを実行します。/opt/jp1pc/tools/jpctool service list -id "*" -host <ホスト名>(/opt/jp1pc/tools/jpcctrl list "*" host=<ホスト名>)起動中のサービスが存在する場合は,手順4を再実行してください。- Hitachi Command Suite製品の統合インストールメディアを挿入します。
自動でマウントされない場合は,手動でマウントしてください。- Tuning Manager serverのインストールスクリプトを起動します。
次に示すコマンドを実行します。<DVD-ROMのマウントディレクトリ>/HTNM_SERVER/REDHAT/install.sh新規インストールの開始を通知するメッセージが表示されます。
- 注意
- 手順7以降,[Ctrl]+[C]を使用してインストールを中断しないでください。
- 表示されたメッセージに従って,必要な情報を指定します。
表示されたメッセージに従ってインストールするときに,入力する項目の入力規則を次の表に示します。表3-2 新規インストール(Linux)時に入力する項目の入力規則
新規インストールが完了すると,次に示すメッセージが表示されます。
入力項目
(画面メッセージ)説明 Hitachi Command Suite製品のバックアップ先ディレクトリの指定
(Specify the location for backing up Hitachi Command Suite products.)
- 空のディレクトリを90バイト以下の絶対パスで指定します。
- ディレクトリパスは次に示すASCII文字で指定します。
A~Z a~z 0~9 . _
このほかにパスの区切り文字としてスラント(/)を指定できます。Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリの指定
(Specify the installation directory.)
- ディレクトリを60バイト以下の絶対パスで指定します。
- ディレクトリパスは次に示すASCII文字で指定します。
A~Z a~z 0~9 _
このほかにパスの区切り文字としてスラント(/)を指定できます。- PFM - Managerのインストール先ディレクトリは指定できません。
- ルートディレクトリは指定できません。
Tuning Manager serverのデータベースファイルの格納先ディレクトリの指定
(Specify the directory for storing Tuning Manager server database files.)
- 空のディレクトリを90バイト以下の絶対パスで指定します。
- ディレクトリパスは次に示すASCII文字で指定します。
A~Z a~z 0~9 . _
このほかにパスの区切り文字としてスラント(/)を指定できます。- PFM - Managerのインストール先ディレクトリは指定できません。
Tuning Manager serverのインストール先ホストのIPアドレスまたはホスト名の入力
(Enter the IP address or host name of the server that the client accesses from a web browser. )ホスト名が32バイトを超えているときはIPアドレスを入力してください。
- IPアドレスの入力規則
- IPv4アドレスを入力します。
- ホスト名の入力規則
- ・名前解決後のIPアドレスがIPv4アドレスであるホスト名を入力します。
- ・ホスト名は1バイト以上32バイト以下の半角英数字で入力します。
- ・空白文字は入力できません。
- ・FQDN形式のホスト名は使用できません。ドメイン名を除いたホスト名を入力してください。
Tuning Manager serverをインストールするホストの共通コンポーネントが使用するポート番号の入力
(Enter the port number of the server that the client accesses from a web browser)入力できる値は1から65535までの数値です。
HBase 64 Storage Mgmt Web Serviceのポート番号は,クライアントからTuning Manager serverをインストールするホストにアクセスするために必要です。
デフォルトで表示される22015は,共通コンポーネントがインストール時にデフォルトで設定する値です。接続先のDevice ManagerをインストールするホストのIPアドレスまたはホスト名の入力
(Enter the IP address or host name of the host in whom connection-target Device Manager is installed.)ホスト名が128バイトを超えているときはIPアドレスを入力してください。
- IPアドレスの入力規則
- IPv4アドレスを入力します。Device Managerをクラスタ構成で運用する場合は,論理IPアドレスを入力してください。
- ホスト名の入力規則
- ・名前解決後のIPアドレスがIPv4アドレスであるホスト名を入力します。
- ・ホスト名は1バイト以上128バイト以下の半角英数字で入力します。
- ・空白文字は入力できません。
- ・Device Managerをクラスタ構成で運用する場合は,論理ホスト名を入力してください。
接続先のDevice Managerをインストールするホストの共通コンポーネントが使用するポート番号の入力
(Enter the port number of the Device Manager that manages users.)入力できる値は1から65535までの数値です。
デフォルトで表示される22015は,共通コンポーネントがインストール時にデフォルトで設定する値です。Device ManagerがTuning Manager serverとリモート接続するためのポート番号の入力
(Enter the service port number of Device Manager.)入力できる値は5001から65535までの数値です。
デフォルトで表示される24230は,Device ManagerがTuning Manager serverとのリモート接続を有効にするときにデフォルトで設定する値です。ウィルス検出プログラムを使用する場合,一部のディレクトリをスキャン対象から除外する必要があります。詳細については,「3.7 ウィルス検出プログラムを使用する場合に必要な設定」を参照してください。
Tuning Manager server was successfully installed. The following file was output: Installation log: /var/<Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/logs/HTM_INST_LOG_MM-DD-YYYY_HH_MM_SS.log
- 注意
- インストール先ディレクトリ,およびインストール先ディレクトリ以下にあるファイルやディレクトリについては,インストール後にアクセス権を変更しないでください。
- Tuning Manager serverとDevice Managerを同じホストで運用する構成から,Tuning Manager serverを別のホストで運用する構成に変更(Tuning Manager serverを別のホストに新規インストール)する場合,Device Managerと同じホストで運用していたときに登録したライセンス情報をTuning Manager serverの画面を使って再登録する必要があります。
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