Hitachi Command Suite システム構成ガイド
管理サーバのIPアドレスまたはホスト名を変更した場合に,運用環境によってはDevice Manager,Tiered Storage ManagerおよびReplication Managerの設定を見直す必要があります。
- server.http.hostプロパティに変更前のホスト名またはIPアドレスを設定している場合
変更後のホスト名またはIPアドレスに設定し直したあと,Hitachi Command Suite製品のサービスを再起動する必要があります。- Device Managerエージェントを使用している場合
hdvmagt_settingコマンドを実行して,Device Managerサーバの情報の設定を変更する必要があります。- Replication Managerを使用している場合
情報取得元として登録していたIPアドレスまたはホスト名を変更した場合は,情報取得元を登録し直してください。
Replication Manager 情報取得元の登録方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager ユーザーズガイド 」を参照してください。- Element Managerを使用して,Hitachi AMS/WMSを操作する場合
launchapptoolを使用して,Storage Navigator Modular 2のURLを変更する必要があります。- RADIUSサーバを利用してアカウントを認証している場合
exauth.propertiesファイルの設定を見直してください。- Device ManagerサーバとTuning Managerサーバがリモート接続している場合
次の条件をすべて満たすときには,リポジトリーの所在登録を変更してください。リポジトリーの所在登録を変更する方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager 運用管理ガイド」を参照してください。
- Device ManagerサーバがインストールされているマシンのIPアドレスを変更した
- Device ManagerサーバがインストールされているマシンのIPアドレスをTuning Managerサーバがインストールされているマシンのhsso.confファイルに設定している
- Tuning Managerから性能情報を取得している場合
config.xmlファイルおよびconfigforclient.xmlファイルのownHostパラメーターの設定を見直してください。- ファイルサーバのSNMPトラップを受信している場合
ファイルサーバのSNMP トラップ通知先の変更方法については,ファイルサーバのマニュアルを参照してください。
- NAS Platformの場合は,SNMP トラップの通知先(SNMP マネージャー)のホスト名またはIPアドレスをSMU,NAS Manager,またはNAS Platform CLIで変更してください。
設定するIPアドレスの形式(IPv6 またはIPv4)は,次の形式に合わせてください。表2-24 設定する管理サーバのIPアドレスの形式(NAS PlatformのSNMPトラップの設定)
条件 IPアドレスの形式(IPv6 またはIPv4) Admin services EVSからSNMPトラップを送信するように,NAS Platform CLIで設定している Admin services EVSのIPアドレスの形式に合わせる Admin services EVSからSNMPトラップを送信しないように,NAS Platform CLIで設定している ファイルシステムをマウントするEVSがある ファイルシステムをマウントするEVSのIPアドレスの形式に合わせる ファイルシステムをマウントするEVSがない ファイルサーバ(ノード)のIPアドレスの形式に合わせる - Hitachi Virtual File PlatformおよびHitachi Capacity Optimizationの場合は,SNMP トラップの通知先(SNMP マネージャー)のホスト名またはIPアドレスをHitachi File Services Managerで変更してください。
- VSP 5000シリーズを操作する場合
Device Manager GUI の[ストレージシステム編集]画面で,ユーザーアカウント認証を設定し直してください。- VSP G1000,G1500またはVSP F1500で,RAID ManagerおよびSVPへのログイン時にHitachi Command Suiteでユーザーアカウントを認証している場合
Device Managerに同梱されたデフォルトの証明書以外を使用してDevice Managerとストレージシステム間でセキュリティ通信をしているときは,Device Manager GUI の[ストレージシステム編集]画面で,ユーザーアカウント認証を設定し直してください。- VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルを操作する場合
Device Managerに同梱されたデフォルトの証明書以外を使用してDevice Managerとストレージシステム間でセキュリティ通信をしているときは,Device Manager GUI の[ストレージシステム編集]画面で,ユーザーアカウント認証を設定し直してください。- JP1/IMと連携している場合
JP1/IMの統合機能メニュー画面から,Hitachi Command Suite製品のGUIを呼び出せるように設定している場合は,JP1/IM - Viewの統合機能メニュー定義ファイルを変更する必要があります。そのほかにIPアドレスやホスト名が設定されているスクリプトファイルやバッチファイルなどがあれば設定を見直してください。
Device Manager,Tiered Storage ManagerおよびReplication Manager以外で必要になる設定については,各Hitachi Command Suite製品のマニュアルを参照してください。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.