Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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1.19 高可用性システムの構築

Device Managerでは,2台のストレージシステム上でglobal-active deviceの機能を利用し,両方のストレージシステムでI/Oを受け付けられるようにすることで,可用性の高いシステムを構築できます。

global-active deviceの機能はVSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルで利用できます。

正側のストレージシステムと副側のストレージシステムの組み合わせによる混在の可否を,次の表に示します。

表1-9 正側および副側のストレージシステムの組み合わせによる混在の可否

正側のストレージシステム 副側のストレージシステム
VSP 5000シリーズ VSP G1000(マイクロコードのバージョン:80-04-2X-XX/XX以降),
VSP G1500,
VSP F1500
VSP G1000(マイクロコードのバージョン:80-04-2X-XX/XXより前) VSP G100,VSP G200,VSP G400,VSP G600,VSP G800(マイクロコードのバージョン:83-01-2X-XX/XX以降) VSP F400,VSP F600,VSP F800(マイクロコードのバージョン:83-04-0X-XX/XX以降) VSP G150,VSP G350,VSP G370,VSP G700,VSP G900,VSP F350,VSP F370,VSP F700,VSP F900 VSP E990
VSP 5000シリーズ Y -- -- -- -- -- --
VSP G1000(マイクロコードのバージョン:80-04-2X-XX/XX以降),
VSP G1500,
VSP F1500
-- Y Y -- -- -- --
VSP G1000(マイクロコードのバージョン:80-04-2X-XX/XXより前) -- Y Y -- -- -- --
VSP G100,VSP G200,VSP G400,VSP G600,VSP G800(マイクロコードのバージョン:83-01-2X-XX/XX以降) -- -- -- Y Y -- --
VSP F400,VSP F600,VSP F800(マイクロコードのバージョン:83-04-0X-XX/XX以降) -- -- -- Y Y -- --
VSP G150,VSP G350,VSP G370,VSP G700,VSP G900,VSP F350,VSP F370,VSP F700,VSP F900 -- -- -- -- -- Y --
VSP E990 -- -- -- -- -- -- Y

(凡例)
Y:混在できる
--:混在できない
参考
[レプリケーション]タブを使用すると,1つのサイトだけではなく複数のサイトにわたる高可用性システムの構成も管理できます。

関連概念

この節の構成
1.19.1 高可用性システムを構築するための構成例
1.19.2 高可用性システムを構築するための要件(VSP 5000シリーズの場合)
1.19.3 高可用性システムを構築するための要件(VSP G1000,G1500またはVSP F1500の場合)
1.19.4 高可用性システムを構築するための要件(VSP G100,G200,G400,G600,G800およびVSP F400,F600,F800の場合)
1.19.5 高可用性システムを構築するための要件(VSP G150,G350,G370,G700,G900およびVSP F350,F370,F700,F900の場合)

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