Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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14.1 ストレージリソースの監視の流れ

ストレージリソースの割り当てやグルーピングなどが済んだら,システム全体が問題なく稼働しているか,ストレージリソースの運用状態を確認します。

必要に応じて,ホスト,論理グループ,検索結果などの単位で,構成や容量の情報(レポート)をファイルに出力します。確認した結果,問題が生じていた場合には,データマイグレーションやDPプールボリュームの追加などによって,ストレージリソースの最適化を図ります。

Tiered Storage Managerのライセンスがある場合には,[モビリティ]タブでストレージリソースの運用状況を把握し,データ配置の最適化を図る操作を一元的に実施できます。

Tuning Managerのライセンスがある場合には,[分析]タブでストレージシステムの性能情報を確認します。性能問題の原因がストレージシステムにあるかどうかを特定したり,ストレージリソースを適切に使用できているかどうかを定期的に分析したりできます。

Replication Managerのライセンスがある場合には,[レプリケーション]タブで,レプリケーション構成の状態や性能情報を定期的に確認します。

Replication ManagerおよびTuning Managerのライセンスがある場合には,[レプリケーション]タブで,Universal Replicatorのコピーグループの書き込み遅延時間(C/Tデルタ)の性能情報を確認します。C/Tデルタの推移を確認したり,C/Tデルタの悪化要因を分析したりできます。

ストレージリソースの運用状態を確認する流れの例を示します。

関連項目

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